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プロバイオティクスとアスリートパフォーマンス

2025年4月16日 by office-k

健康のためのエクササイズと異なって、長時間の激しい運動は消化管(GI)にストレスを与え、GI機能と身体パフォーマンスを低下させる可能性を高める。

運動中、血流は筋肉や関連する器官(肺や心臓など)に分配されるため腸への血液灌流は減少し、腸管上皮細胞の完全性に影響を与える。腸管タイトジャンクションの破壊は傍細胞透過を引き起こして抗原の通過を招き、炎症や酸化ストレス(酸化物質と抗酸化物質のレベルの不均衡)につながる。
また、激しいトレーニングとそれに伴う酸素消費量の増加に曝露する選手は、多くの活性酸素種(ROS)の産生にさらされる。ROSはタンパク質を酸化させることでその構造を変化させて機能を損ない、反復収縮中の筋力発揮の低下を招く。近年普及している高強度インターバルトレーニングは内臓血液灌流を減少させることが観察されている。さらに、長時間運動(1時間以上)およびより短い時間(30分)のレジスタンス運動は、腸管細胞損傷バイオマーカーであるIFABP循環を増加させる。

このような、高負荷環境で負担を受けているヒトにおいてプロバイオティクス摂取などの食事戦略は、上記の負の影響を軽減する上で重要な役割を果たす可能性がある。

運動中にプロバイオティクスがGI機能に及ぼす影響のメカニズムとして、腸管バリア機能の維持、粘膜接着による免疫系の調節、短鎖脂肪酸(SCFAs)の産生、および栄養素吸収の促進が挙げられる。しかし、激しい運動後の腸管損傷と酸化ストレスに対するプロバイオティクスの影響に関する研究はまだ無い。

リンクの研究は、ラクトバチルス・プランタルムがスポーツパフォーマンス、腸管損傷および酸化ストレスバイオマーカーに及ぼす影響を調査したもの。

22名(女性9名、男性13名)が、この無作為化二重盲検プラセボ対照並行研究に参加。参加者は激しい運動を実施し、直後に主観的運動強度、腸管損傷(IFABP:腸管脂肪酸結合タンパク質)および酸化ストレス(PC:タンパク質カルボニル、TAC:総抗酸化能、総タンパク質、GSSG:酸化型グルタチオン、GSH:還元型グルタチオン、カタラーゼ)のバイオマーカーを評価するために血液サンプルを採取。24時間後、参加者の回復状態を評価し、様々なスポーツパフォーマンス試験(CMJ:カウンタームーブメントジャンプ、RAST:ランニングベースド無酸素スプリント、YOYO IR1:YOYO間欠的回復テストレベル1)を完了。4週間参加者は100億CFUラクトバチルス・プランタルムを含むプロバイオティクスカプセルまたはプラセボカプセル(ブドウ糖)を1日1個摂取した。

【結果】プロバイオティクス群ではYOYO IR1テストで有意に良好な結果が示された一方、プラセボ群ではTACレベルの有意な低下が観察された。

【結論】
4週間の100億CFUのラクトバチルス・プランタルムの投与は、YOYO IR1テストで参加者のスポーツパフォーマンススコアを向上させ、TACレベルの低下を抑制する。

Lactobacillus plantarum Supplementation on Sport Performance, Biomarkers of Intestinal Damage, and Oxidative Stress in Recreational Athletes

・試験に参加した被験者はいずれもプロバイオティクス摂取後に副作用を報告しなかった。TACレベルの群内分析ではプラセボ群で有意な低下が見られた。一方で、プロバイオティクス群の値は有意な低下は観察されなかった。

・プロバイオティクスはSCFA産生と腸内細菌叢の修飾を通じて、体重減少に影響を与える特定の作用機序に関与している可能性がある。SCFAが脂肪酸酸化を活性化し、デノボ合成と脂肪分解を阻害する結果、体重が減少する可能性がある。しかしこの試験では、体脂肪率と筋肉量に差は見られなかった。

・プロバイオティクスの筋力とパワーへの影響を評価した過去のレビューとメタ解析では、ラクトバチルス・プランタルムPS128補給後に有意に良好な結果が示されている。その試験では、公式トライアスロン競技が対象だった。プロバイオティクス群は補給前後のパフォーマンスを維持し、この菌株が運動誘発性炎症と酸化を調節する可能性が高いと示唆された。

・プロバイオティクスはSCFA産生を増加させて炎症性サイトカイン産生を阻害し、抗酸化酵素を上方制御して炎症と酸化ストレス状態を改善する可能性がある。さらに抗酸化分子の放出、抗酸化酵素の分泌、および抗酸化物質の吸収とその利用能の向上に関与している可能性がある。

・過去の研究では、ハーフマラソン後74時間および96時間でスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)バイオマーカーに関して、プロバイオティクス群で抗酸化機能が有意に高く、運動能力の向上に対するプロバイオティクスの影響はプロバイオティクスの抗炎症作用と抗酸化作用に関連していた。
またシステマティックレビューとメタ解析では、マロンジアルデヒド(MDA)の有意な減少とTACレベルの有意な増加が観察され、対照的にGSHレベルでは差は観察されなかった。この研究では、プロバイオティクス補給は体の酸化還元状態のバイオマーカーであるTAC値の有意な低下を防ぎ、高強度の運動によって生じる酸化ストレスの軽減に役立つ可能性が示唆された。

・・・最近は良質なプロバイオティクスがすぐに他に入るので便利な時代になった。
上記のラクトバチルス・プランタルムを含んだ商品が普通に薬局にあるかもしれないのでアスリート、とくに胃腸問題を抱えるかたはDIGってみてはいかがでしょうか?

プロバイオティクスをより機能的に体内で作用・増殖するための栄養戦略に興味がある方は当院にお越しの際にご質問ください。

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Filed Under: Chiropractic, health, nutrition, Sports & Athletes, training Tagged With: スポーツ栄養学, 腸内細菌叢

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