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プレシーズンと競技中の除脂肪体重、筋肉構造とパワーリフティングパフォーマンス

2024年5月25日 by office-k

今回のブログは、パワーリフティングのパフォーマンス向上に役立ちそうなデータをまとめてみます。
熟練競技者の方は確認の意味で、競技をスタートしたばかりの方は効率性の良いトレーニングルーティン構築のために役立てていただければ幸いです。
どうぞ最後までお付き合いください。


パワーリフティングは、スクワット(SQ)、ベンチプレス(BP)、デッドリフト(DL)を競技として行うダイナミックなスポーツで、生体力学、筋構造、神経的要因に加えて、主に筋量によって決定される最大筋力がパワーリフティングパフォーマンスを決定する主要パラメーターと考えられている。
パワーリフティング選手は体重カテゴリーで競技を行うため、体重の重い選手は、体重の軽い選手に比べ、筋肉量が多く、一般的に強いと予想される。実際に、パワーリフティングパフォーマンスと筋量の様々な指標との間に強い相関関係があることが過去のデータで報告されている。
例えば熟練のパワーリフティング選手では、超音波検査で測定された身体各部位の筋厚は、SQ、BP、DLのパフォーマンスと高い相関が観察されている。
また、パワーリフティング選手20名を超音波検査で除脂肪体重と筋肉量を推定したケースでも同様の結果が報告されている。
最近の研究では二重X線吸収測定法(DXA)による除脂肪体重(LBM)測定が採用され、パワーリフターにおけるSQ、BP、DLパフォーマンスと総LBMとの間に非常に強い相関関係が報告された。
パワーリフティング選手の最大筋力と筋肉量の間に強い相関があることから、トレーニングによる筋量増加が最大筋力増加につながり、競技においても最大筋力増加につながることが示唆される。

しかし、競技会準備中のパワーリフティング選手におけるパフォーマンスとLBMの変化の関連性はまだしっかりと調査されておらず、トレーニング誘発性のLBMの変化が、パワーリフティング選手のパフォーマンスの変化を予測しうるかどうかは依然として不明。もし明らかになれば、競技において筋力増加を誘発するLBMの変化を目指すことができるため、選手やコーチにとって価値があるものになるだろう。
パワーリフティングに特化したトレーニングが筋構造に及ぼす影響や、それらの適応とパワーリフティングパフォーマンスとの関連性について明らかになることは非常に興味深い。

リンクの研究は、トレーニング誘発性LBMおよび筋構造の変化と、競技会に向けて十分にトレーニングされたパワーリフティング選手のパフォーマンスの変化との関係を調べたもの。

男子パワーリフティング選手8名と女子パワーリフティング選手3名が参加し、選手たちは全国大会に向けて最大限のパフォーマンスを発揮することを目標に、個別化された期間別トレーニングプログラムに12週間従った。
スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの最大筋力(1-RM)、身体組成、握力、無酸素性パワー、大腿四頭筋断面積、外側広筋の筋構造をトレーニング期間前後に測定。

【結果】
トレーニング期間終了後、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトにおいて有意なパフォーマンス増加が認められ、トレーニング期間前後の1-RMとLBMの間に有意な相関が認められた。
トレーニング介入後の1-RMの変化は、総LBMの変化と相関していた。
この結果は、競技のための系統的なレジスタンス・トレーニングによるLBMの変化が、パワーリフターの1-RM筋力の増加を規定する可能性を示唆している。

【結論】
十分なトレーニングを受けたパワーリフティング選手において、競技大会前12週間のトレーニング後のLBMの変化とパフォーマンスとの間に高い相関関係があることが明らかになった。

Lean Body Mass, Muscle Architecture and Powerlifting Performance during Preseason and in Competition


・いくつかの研究で確認された筋量測定値とパワーリフティングパフォーマンスとの間の密接な相関関係が本研究でも確認された。この相関関係は研究に参加したアスリートの体重カテゴリーに影響され、すなわち、競技者の体重カテゴリーが増加するにつれて筋肉量が増加し、筋力もほぼ比例して増加すると予想される。

・SQパフォーマンスの向上は下肢および体幹のLBM増加と強い相関があり、対照的に、SQの向上と上肢LBMとの間には有意な相関はみられなかった。さらに、SQパフォーマンスの向上と大腿四頭筋の筋断面積(CSA)増加との有意な相関は、超音波検査で測定された大腿四頭筋CSAが、パワーリフティング選手のSQパフォーマンスの変化を推定するのに有用である可能性も示唆している。

・BPパフォーマンスの向上は総LBM増加と相関していたが、腕の除脂肪体重は相関していなかった。よく訓練されたパワーリフターでは、トレーニングによる変化という点では腕の筋組織に比べて、胴体と体幹の筋組織がより重要のようだ。

・デッドリフトのパフォーマンス向上は、下肢および体幹のLBMの増加と相関していた。興味深いのは、トレーニング期間後に体重が2.2±3.7%増加したことで、この増加はパワーリフティングのパフォーマンスの変化と強く相関していた。この結果は、大会を控えた栄養状態の良いパワーリフティング選手において、体重増加を測定することがパフォーマンス変化を予測するのに容易な方法であることを示唆している。

・12週間の準備期間の前後でSQとDLのパフォーマンスは、大腿四頭筋の全体のCSAおよび外側広筋(VL)の厚さと有意な相関があった。

・パワーリフティング選手の骨密度はスポーツ界で最も高いことが報告されている。この研究でも、高いBMDとBMC値が観察された。これまでの研究でレジスタンストレーニングによってBMDとBMCが統計学的有意に増加することが明らかにされている。

・外側広筋の筋膜長はパワーリフティングパフォーマンスとは相関しなかった。外側広筋の筋膜長はトレーニングによって変化しなかった(非常に興味深い)ことから、パワーリフティングの高度なトレーニングによるこのパラメータへの適応は限定的であることが示唆された。

熟練のトレーニーは経験知としてわかっていたことも、こうして改めてデータとして知識を更新することでオフシーズンのトレーニングルーティンを自信を持って構築できる、またルーティンの枝葉を広げていく良い機会になるのではないでしょうか?

Filed Under: nutrition, Sports & Athletes, training Tagged With: パワーリフティング, 筋肉量

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