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スポーツドリンクの健康への影響

2023年7月3日 by office-k


スポーツドリンク(SD)は激しい競技を行うアスリートにとって糖分、ミネラル、電解質を補給するのに役立つが、非アスリートにとってのSDの頻繁な摂取や過剰摂取は、過体重や肥満、心血管疾患、糖尿病、虫歯と関連することから懸念が広がっている。

SDの酸性度(pH<5.5)と糖分(フルクトース、グルコース、スクロース)は口腔内の問題の一因となり、SDに含まれるナトリウムは有害で高血圧や心血管疾患のリスクを高める可能性があることから子供や青少年はSDを毎日の飲料の選択肢とすべきではなく、たまに飲む程度にすべきと考えられる。
ほとんどの子どもや青少年にとって運動中に十分な水分補給を維持するには水で十分であり、SDを摂取するのは1時間以上激しい運動に参加する場合、または医師から特に勧められた場合にのみ飲むべきである。

SDはアスリートや激しく長時間の身体活動に従事する人の水分補給と栄養補給のニーズに応えるための特別なツールである。脱水はスポーツパフォーマンス低下につながるため、中等度から高度の身体活動中は水分補給と利用可能な炭水化物の供給源を常に維持することが求められる。
運動中に水分利用能が制限されたり、水分の損失が十分に回復されなかったりすると体液のホメオスタシスが調節されなくなることで脱水レベルが高くなり、体温上昇による心血管系ストレスが増大する。
SDの使用で運動強度を維持することができ、循環グルコースレベルを高く維持することで筋グリコーゲンの枯渇を避けられるなど、スポーツパフォーマン ス上の利点は明確に認識されている。

しかし、「アスリートパフォーマンス」と「健康」は別問題である。
SDの摂取はアスリートパフォーマンスのの向上と関連している一方で、高カロリー食品の摂取やエネルギー密度の高い食品の摂取など健康上の負の行動とも関連している(SDそのものもエネルギー密度が高い)。

非アスリートにおいても熱中症予防のためにSDが推奨される場面があるが果たして安全と言い切れるのだろうか?

リンクの研究は、SDの消費に関連する健康行動の関係を系統的に明らかにすることを目的としたシステマティック・レビュー。
約1000件のスポーツドリンク論文の記録からPICOSツール(集団、介入、比較対象、結果、研究)を用いて適格基準を設定し、15本の論文から絞り込まれたもの。

結果
非アスリートには水の摂取を強調すべきであり、スポーツドリンクには水摂取を表示して警告ラベルを付けるべきと結論。

Healthy Behavior and Sports Drinks: A Systematic Review

・SDを頻繁に摂取する影響下(定期的な身体活動、競技)では口内びらんリスクが増加する可能性など、SD摂取が口腔・歯の健康に及ぼす悪影響が報告されている。SDなどの摂取による歯牙びらんは増加しており歯科臨床では無視できない状況になっている。

・高果糖飲料(SDを含む)は栄養価に乏しく、すべての年齢層で歯科疾患の負担につながることを示した説得力のある研究結果がある。特に、スポーツドリンクやエナジードリンクのメーカーが子供たちをターゲットにしたマーケティングキャンペーンを展開し、自社製品と健康的なライフスタイル、運動能力との間に誤解を招くような関連付けを推進していることを考慮すると、子供たちのSD曝露状況は懸念される。


・「SD摂取は水と比較して利点がない」とするレビューもあるが、SDは体温上昇や発汗速度による脱水や熱中症の予防に有用である。特に激しい運動や長時間の運動では、十分な水分補給、適切な電解質補給、筋グリコーゲンの枯渇を防ぎパフォーマンスを維持するための最適なレベルの循環炭水化物を維持することは重要である(アスリートの場合)。

・アスリートパフォーマンスなどの激しい身体活動時には、消費される水分の総量を減らして適切な水分補給レベルを維持するために、炭水化物濃度が5~10%、最大で10~12%の水分を摂取することが他のレビューで推奨されている。
また、運動中の体重に対する2~3%以下の発汗には500mL/hの水分を補給することが支持されている。

・過体重・肥満状態における健康的な食行動とSD摂取との関係を明らかにした研究では、過体重、肥満、糖尿病の有病率を考慮してSDを重要なカロリー摂取源とみなし、高カロリー飲料がいかに肥満のリスクを高めるかを報告している。
カロリー含有量、栄養価、健康リスクに基づいてSDを6段階中レベル5に分類された。(6段階は、高カロリー含有で健康効果が限定的な飲料(フルーツジュース、全乳、甘味蜂蜜入りフルーツスムージー、アルコール飲料、スポーツドリンク)で構成され、レベル6が最も健康的でない)

・SDにはナトリウムが多く含まれており、高血圧や心臓病などの健康問題を引き起こす可能性がある。スポーツ選手以外、特に子供や青少年のSD摂取を制限することが推奨される。

・スポーツ飲料の表示を改善し、非アスリート集団におけるSD摂取による悪影響に対する認識を高めることが必要である。

・企業の意思決定者は,SDのマーケティング・キャンペーンではその摂取リスクを示すべきであり、SD製品の組成と栄養を改善するべき。

まとめ
アスリートや肉体労働者以外の水分補給はスポーツドリンク
非アスリートは水かお茶
特に青少年には水。青少年が1時間以上の運動を行う場合はスオーツドリンク(リスクを承知の上で)。
中東では紅茶が飲まれているし、非アスリートの熱中症予防ではお茶類が良いのかもしれない

Filed Under: health, nutrition, Sports & Athletes, training Tagged With: スポーツ栄養学

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