初回外傷性膝蓋骨脱臼患者79名を2つのグループに無作為に割り付け。
Aグループは、膝蓋骨を安定させ、動きを制限する膝装具(膝可動域[ROM]0°~30°を可能にするヒンジ付き)。
Bグループは、ネオプレン製ノンヒンジ膝装具(膝運動を一切制限しない)。
結果
再脱臼率はA群で34.4%、B群で37.5%。
4週間後(それぞれ90° vs115°)と3ヵ月後(それぞれ125° vs 133°)の膝関節ROMは、A群の患者はB群の患者よりも小さかった。
A群の患者はB群の患者よりも4週間後および3ヵ月後に大腿四頭筋の萎縮がみられた。
6ヵ月後、B群の患者はA群の患者よりも機能的転帰が良好であったが、3年後には臨床的に関連する差異はみられなかった。
A Randomized Controlled Trial Comparing a Patella-Stabilizing, Motion-Restricting Knee Brace Versus a Neoprene Nonhinged Knee Brace After a First-Time Traumatic Patellar Dislocation