• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / 妊娠中の甲状腺機能に対するビスフェノールとヨウ素の複合的影響

妊娠中の甲状腺機能に対するビスフェノールとヨウ素の複合的影響

2023年8月7日 by office-k

”ビスフェノール(BP)”は人工物質の一種で内分泌かく乱物質として知られ、ビスフェノールA(BPA)の代替物質にも内分泌かく乱作用があることを示す研究が増えている。

近年、女性のビスフェノールA(BPA)および代替物質への暴露が増加傾向にあり、お隣中国では女性の血清検体から10種類のBPsが検出されたことが報告されている。
韓国とスウェーデンでは妊婦の尿検体からBPA、ビスフェノールF(BPF)、ビスフェノールS(BPS)が高率で検出されたことが報告されている。

人工化学物質への暴露は、化学物質への感受性が弱い時期である妊娠中や小児期においてより有害な影響を及ぼす可能性がある。
近年、妊娠中のBP曝露による健康への影響は懸念されており、中でも胎児の成長、脳の発達、代謝に重要な働きをする甲状腺ホルモンへの影響が懸念されている。

甲状腺ホルモンはヨウ素を重要な成分とし、甲状腺疾患の発症リスクはヨウ素の過剰と欠乏の両方によって高まる。
妊娠中のヨウ素栄養状態は甲状腺ホルモンに対するBPs曝露の影響を修飾する可能性があるが、ヨード栄養状態を考慮した上で妊娠中の甲状腺に対するBPsの影響全体に焦点を当てた研究はほとんどない。

リンクの研究は、妊娠中の甲状腺に対するビスフェノール類とヨウ素曝露の複合影響について研究したもの。
上海コホート162人の妊婦を対象にビスフェノールA、ビスフェノールB(BPB)、ビスフェノールC(BPC)、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフェノールAF(BPAF)の尿中濃度を調査。
ベイズカーネル機械回帰(BKMR)および分位g計算モデルが用いられた。
尿中のBPA、BPB、BPC、BPF、BPS、BPAF、ΣBPs濃度の幾何平均は、それぞれ3.03、0.24、2.66、0.36、0.26、0.72、7.55μg/g・Crだった。
血清トリヨードサイロニン(FT3)と遊離サイロキシン(FT4)に対するBPsとヨウ素の累積効果には正の傾向が認められ、尿中ヨウ素濃度が低い女性ではBPsとサイロペルオキシダーゼ自己抗体陽性の発生確率との間にU字型の用量反応関係が認められた。
さらに、BPFとBPB、BPCとBPAFの間に甲状腺自己抗体陽性の発生率に対する相乗効果が観察された。

BPsとヨウ素への共曝露後、甲状腺の健康への悪影響が見られた。
BPs曝露がより低レベルだったとしたとしても、妊婦さんがヨウ素欠乏症だと甲状腺自己免疫疾患の発症確率が高いままだった。

The Joint Effects of Bisphenols and Iodine Exposure on Thyroid during Pregnancy


・FT4およびFT3に対する6種類のビスフェノール混合物の累積効果に正の傾向が示された。また低UIC女性においてBPsとTpoAbs陽性リスクとの間にU字型の用量反応関係が認められた。さらにBPFとBPB、BPCとBPAFの間に相乗効果が認められた。

・BPAは環境中に遍在し、ヒトは食事などを通じてBPに曝露する。BPAは90.36%の検体から検出され、妊婦の間で最もユビキタスなビスフェノールだった。その他のビスフェノール類も70%以上の検出率であり、チェコ、オランダの報告よりも高かった。

・BPsとヨウ素の共曝露は甲状腺に悪影響を及ぼす。BPsとヨウ素の混合濃度の増加は、血清FT4およびFT3濃度の増加と有意な相関を示した。
中国での研究では、高レベルのBPBとBPFへの暴露はヨウ素の状態に関係なく妊娠第2期のFT4濃度を上昇させる可能性があると報告されている。

・血清甲状腺ホルモンが高くなる一般的な原因は、TrAbsによる甲状腺刺激によるグレーブス病だった。今回、低UICの女性においてBPsとTpoAbs陽性リスクとの間にU字型の用量反応関係がみられた。これは、低レベルのBPs暴露でもヨード欠乏症女性は甲状腺自己免疫疾患に罹患しやすいことを意味している。

・ヨウ素の効果はBPsに影響されうるが、ヨウ素はBPs曝露による結果には影響しないということがわかった。BPsとヨウ素の混合暴露が甲状腺に及ぼす悪影響の背景には、未知の生物学的メカニズムがあると思われる。

・甲状腺ホルモン受容体(TR)の発現は、BPA、BPB、BPAFによってin vitroで有意に変化した。BPAFのみがTRの発現を有意に低下させ、BPs曝露後に逆U字型の用量効果と活性酸素種の変化が観察されたことから、酸化ストレスとホルモン受容体の障害が作用機序に関連している可能性がある。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 妊娠中栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

大気汚染がサッカー選手の健康とパフォーマンスに及ぼす影響

2025年5月31日 By office-k

大気汚染は粒子状物質(PM)—PM10(直径10 µm以下の粗大粒子)、PM2.5(2.5µm以下の微細粒子で燃焼と関連)、超微細粒子(PM0.1、0.1 µm未満)にサイズ別に分類され、一酸化窒素(NO)、二酸化窒素( […]

中年〜高齢女性における水分摂取量と食事性酸負荷

2025年5月27日 By office-k

加齢は恒常性の破綻に関連する漸進的かつ不可逆的プロセスであり、体組成の変化(除脂肪体重の減少や脂肪量の増加)を誘発する。過去の疫学研究によると過体重/肥満成人の割合は加齢とともに増加し、腹部肥満は全身性炎症、インスリン抵 […]

再ウォームアップという考え方

2025年5月24日 By office-k

皆さんは競技やトレーニング前にどんなウォームアップを取り入れているだろうか?長年、ウォームアップはアスリートのパフォーマンスを増強するための重要な要素と考えられてきた。一方で、特定のレジスタンス訓練活動における再ウォーム […]

妊娠中の地中海食遵守と6歳時の子孫の健康状態

2025年5月20日 By office-k

近年、妊娠中女性の栄養が新生児の非感染性疾患の発症に与える影響への関心が高まっている。 地中海食(MedDiet)は周産期合併症を軽減し、新生児のアレルギー性疾患および感染性疾患を予防することが多くの研究で示されている。 […]

ベンチプレス時の偏倚負荷と筋活性

2025年5月17日 By office-k

様々な局面において語られる筋肉量・筋活性・筋力の左右差やアンバランス。アスリートパフォーマンス向上のために、もしくは様々な健康状態を良好に保つためにその解決策を模索中の方も少なくないだろう。 一例としてレジスタンストレの […]

©2018 Office-k All rights reserved