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妊娠中の食事の質とマルチビタミン摂取と2歳児の神経発達との相互作用

2025年6月18日 by office-k

妊娠と産後2年間を含む生後1000日間は、子孫の脳が急速に形成・発達し、生涯にわたる神経発達の基盤を築く時期。この重要な時期にはニューロンの増殖、遊走、凝集、ミエリン化が脳の構造を形成し、後の認知、運動、言語機能の基礎を提供する。特に妊娠第3期を通じて、脳の構造は滑らかな二葉型から成人脳に似た脳回と溝を持つより複雑なものへと変化する。
神経発達の初期は個人レベルでの将来の教育達成と行動、および集団レベルでの全体的な発達と経済成長にとって大きな機会と脆弱性を持つ時期であることを意味している。

妊娠中の適切な栄養は発達中の脳の基本的な構成要素を提供する。
脳の成長を支えるための必要な栄養素が不足している場合は損傷を受けやすく、胎内で栄養欠乏に曝露された子孫は後の人生で脳容量の減少と灌流の低下を示すことがわかっている。
エネルギーと多量栄養素に加えて、亜鉛、鉄、コリン、ビタミンB群、ヨウ素を含む微量栄養素も脳の成長に不可欠である。食事からの栄養摂取が実質的に不可能である場合はサプリメントも代替手段として考慮すべきである。

近年、妊娠中の食事の質と子どもの神経発達の関連性への関心が高まっているが、現在までこの関連性を直接定量化した研究はほとんどない。米国のコホート研究では、妊娠中の地中海食スコア(6-9)が高いと、低スコア(0-3)と比較して児童期の知能向上とメタ認知問題の減少と関連していることが示されている。フランスの縦断コホート研究では、高栄養摂取スコアが1歳から3.5歳の子どもの全体的な発達の向上と相関することが報告されている。ノルウェーの研究では、母体の妊娠中の食事の質と8歳児の注意欠陥多動性障害の診断との間に逆相関が観察されている。

リンクの研究は、妊娠中の食事の質とマルチビタミン摂取、およびそれらの相互作用が子どもの神経発達アウトカムとどのように関連するかを評価したもの。

カナダのコホート研究における母子ペアが対象。20〜24週の妊娠期間中に3日間の食事記録を完了した1535人の女性からデータを収集。カナダ版Healthy Eating Index (HEI-C) 2010を用いて食事の質を評価。食事の質は中央値で低品質と高品質に二分。

【結果】
食事の質とマルチビタミン摂取の間に、子どもの認知および言語発達アウトカムに関する統計的有意な相互作用が検出された。
最も低い認知および言語スコアは、マルチビタミンを摂取せず、かつ高品質な食事も維持しなかった女性のグループで観察された。
マルチビタミンを摂取していない女性では、高品質な食事は子どもの認知および言語スコアの改善と関連していた。しかしマルチビタミンを摂取している女性では、そのような関連は見られなかった。
低品質な食事の女性では、マルチビタミン摂取が認知複合スコアの3.0ポイント増加と関連していた。

【結論】
妊娠中の食事の質とマルチビタミン摂取の間には、2歳児の認知および言語発達との関連において統計的有意な相互作用がある。
栄養介入を通じて子どもの神経発達アウトカムを改善する取り組みは、特に食事の質が悪く、マルチビタミンを摂取していない女性を対象とすべき。

Maternal Diet Quality and Multivitamin Intake During Pregnancy Interact in the Association with Offspring Neurodevelopment at 2 Years of Age

・妊娠中の高い食事の質は、マルチビタミンを摂取しなかった女性の子どもにおいてより良い認知および言語発達と関連していた。マルチビタミンを摂取した女性ではそのような関連は見られなかった。同様に、妊娠中のマルチビタミン摂取は食事の質が低い女性の子どもにおいて、より良い認知発達と関連していた。食事の質が高い女性ではそのような関連は見られなかった。最も低い認知および言語発達の結果は、母親が妊娠中に質の低い食事をとり、マルチビタミンを摂取しなかった子どもたちのグループで観察された。

・食習慣が悪い女性はより大きなベースラインの栄養欠乏を示す可能性があり、マルチビタミンが認知アウトカムの改善により大きな影響を与える。栄養的に十分なサポートを受けている女性の場合、マルチビタミンはおそらく追加的な認知機能向上の直接的な推進力というよりも、「栄養の保険」として機能する。

・高い食事の質は他の保護的なライフスタイル行動と頻繁に関連しており、そのことがこのサブグループにおけるマルチビタミンの効果を減衰させる可能性がある。この発見は食事の質とマルチビタミン使用の相互作用がベースラインの栄養状態、発達領域全体にわたる栄養素特異的な要件、および栄養状態の良い集団におけるサプリメント摂取の潜在的天井効果によって形成されることを強調している。

・質の高い食事と栄養は脳の成長と発達の基本的構成要素として機能する栄養素を直接提供する(「直接効果」)。動物研究では微量栄養素が不足した母体の食事が、海馬の学習障害を引き起こす可能性があり、それがいくつかの能力(人間の場合、認知と言語を含む)に悪影響を及ぼす可能性があることが示されている。

・妊娠中の栄養の質と子どもの神経発達との関係は、出生体重、早産、または子どもの食事によって媒介される可能性がある(「間接効果」)。妊娠中の微量栄養素補給は、早産、在胎期間に対する低出生体重児、および低出生体重児の割合のわずかな減少と関連している。

・本研究の結果は、妊娠中の食事の質とマルチビタミン摂取が2歳児の認知および言語発達との関連において有意な相互作用があるが、運動発達とはないことを示している。胎児期は脳発達が著しく急増する時期であり、妊娠第2期および第3期にニューロンの増殖とシナプス形成がピークに達し、認知機能の基礎を確立する。対照的に運動協調中枢、特に小脳のミエリン化は主に生後6〜12ヶ月以内に起こる。この明確な発達のタイムラインは、胎児の脳がその急速な成長期に栄養素の利用可能性に非常に敏感であるため、出生前栄養が認知発達に「プログラミング効果」を及ぼすことを示唆している。逆に運動発達は、出生後の運動スキルの洗練に重要な役割を果たす栄養摂取や身体活動レベルなどの出生後の要因により影響を受けるようだ。

・・・食事や栄養素に関する情報は氾濫していますが、では実際に「質」にこだわって栄養戦略を設計している方はどのくらいいるでしょうか?「AIがいいと言ってたから」は設計に入りませんよ。

ビタミン以外にも妊娠中摂取すべき栄養素、組み合わせる栄養素はたくさんあり、個人の体質とヒストリーによって異なります。
より具体的な栄養戦略をお探しの方は、当院の栄養マニュアルのご利用を是非ご検討ください。

産後ダイエット、体質管理にも非常に有益な内容になっています。

当院に直接お越しいただくか、またはLineまたはメールによるカウンセリングに基づき、皆様の症状や体質に合わせて摂取カロリー数の計算や、食事デザイン、サプリメントの選択、排除すべき食材などを最新データを元にパッケージでデザインし、ご提案いたします。

お気軽にお問い合わせください(お電話、LINE、インスタグラムのメッセージまたは連絡先をご利用いただけます)

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Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 妊娠中栄養学

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