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緑茶抽出物が閉経後肥満女性の脂肪組織に与える影響

2022年12月9日 by office-k

閉経移行期〜閉経後に体脂肪が落ちなくなったというご相談が非常に多い。

閉経移行期から性ホルモンに加えて様々なホルモンレベルが変化することでアディポネクチンレベルが低下し、脂肪組織増加および体脂肪再分配に変化が起こり、内臓脂肪・腹部脂肪が著しく増加する。
内臓脂肪は炎症性アディポサイトカインを分泌する内分泌器官として働き、更年期女性における心血管疾患や2型糖尿病といった代謝異常リスクを高める。
最近では、肝インスリン抵抗性の発現増強の可能性も指摘されている。

近年、閉経後肥満マネジメントにおける栄養管理で注目されているのが緑茶抽出物。
緑茶乾燥重量の35%までフラバノール、フラボン、フラバン-3-オールといったポリフェノールを含み、エピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)がに最も多く含まれている。
EGCGは最も生理活性の高い成分で、全カテキン含有量の50-80%を占めている。

カフェイン、テアルビジン、テアニン、テアフラビン、ケルセチン、その他没食子酸、クロロゲン酸などのフェノール類、その他のマイナーカテキン(エピカテキン-3-ガレート222(ECG)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキン、カテキン)も緑茶に含まれている。

緑茶カテキン(GTC)は、体脂肪減少につながるエネルギーやホルモンバランスに多面的に影響を与える可能性があり、肥満に対する有益な効果をもたらすと考えられており、過去のメタアナリシスでは、300mg/日の低用量EGCG摂取でも安静時エネルギー消費(REE)が適度に促進され、呼吸商(RQ)が減少することが明らかになっている。
RQ減少は低用量GTC100mg/日でも観察されている。
これは、EGCGが脂肪酸化を増加させる可能性と緑茶の抗肥満効果があることを示唆している。

GTCが体組成に影響を与えるメカニズム仮説では、GTCが交感神経系(SNS)の活動に影響を与えることでエネルギー消費を増加させ、脂肪の酸化を促進するというものが現在有力。
また、栄養吸収の低下、食欲の抑制、肝脂肪酸化に関与する酵素のアップレギュレーションなども挙げられる。

リンクの研究は、閉経後の過体重またはクラスI肥満の座りがちなライフスタイルの女性を対象にCamellia sinensis葉エキスサプリメントを60日間補給し、脂肪組織機能障害に対する効果を評価したもの。

経時的なグループ間の差(β)に関して、サプリメント摂取群とプラセボ摂取群の間で、統計的に有意な差が観察された。
RQ、脂肪酸化率、インスリン、HOMA、ウエスト周囲径、REE、CRPにおいて、サプリメント群とプラセボ群との間に統計的な有意差が認められた。
60日間の緑茶抽出物補給は閉経後過体重およびクラスI肥満女性の脂肪組織機能不全に対抗することを実証した。
リン脂質配合緑茶エキスを補給した被験者において、脂肪分解経路の有益な変化、特に体重と体脂肪の減少を実証した。

A 60-Day Green Tea Extract Supplementation Counteracts the Dysfunction of Adipose Tissue in Overweight Post-Menopausal and Class I Obese Women

・過体重男性を対象とした先行研究では、すでに緑茶抽出物の投与による脂肪酸化率の有意な向上が報告されている。

・脂質異化作用の促進は、ノルエピネフリンの有意な増加に起因している可能性がある。
他の研究では、緑茶のポリフェノールがエネルギー消費を増加させ、脂肪酸化を促進することにと報告されている。

・炭水化物と脂質酸化を反映するRQはサプリメント摂取群のみ有意に減少した。

・過去20年にわたる広範な研究に基づき、肥満は炎症性疾患であると考えられている。CRPやVATなどの炎症性バイオマーカーがサプリメント摂取群のみ有意に減少した今回の結果は、緑茶に含まれる最も豊富で強力なフラボノイドの1つであるエピガロカテキンガレートが強い抗炎症特性を持つことを示す。

・参加したすべての患者はベースライン時のHOMA indexの値からインスリン抵抗性が確認された。サプリ群にのみ見られた統計的に有意なHOMA指数低下にはEGCGおよびその自己酸化産物がレニン-アンジオテンシン系(RAS)調節を介してインスリン感受性に影響を及ぼしていると考えられる。この結果は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者や動物モデル研究など、異なる特徴を持つ被験者で行われた他の臨床研究と一致する。

・DXAで評価した身体組成では、サプリ群はVATと脂肪量が統計的に有意に減少したが、FFMは変化しなかった。したがって、60日間の緑茶抽出物の補給は身体組成に肯定的な効果を引き起こす可能性がある。緑茶は無脂肪体重の減少を伴わない内臓脂肪量と脂肪量の減少によって、脂肪組織の再分配を誘導することが分かっている。

・サプリ群のアディポネクチンおよびアディポネクチン/レプチン比が統計的に有意に増加した。アディポネクチンは脂肪細胞由来ホルモンで、インスリンを感作し、組織のエネルギー代謝を改善し、過剰な肝脂質蓄積から組織を保護し、抗炎症作用を発揮すると考えられている。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 更年期, 緑茶, 肥満

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