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食品ベースと音楽ベースの感情調節比較

2022年1月12日 by office-k

我々人間は、自らの感情を調節するために様々な選択肢を有している。
ある人にとってはモノを食べると言う行為であったり、またある人には音楽を聴くこと、本を読むこと、運動することであったりするだろう。

それらの感情調節戦略の中でも、食べ物に基づく戦略を選択してしまう人は注意が必要だ。
周りをよく観察してみよう。
ストレスフルな人やメンタルヘルスに問題を抱えている人は、大抵の場合不健康な食物(菓子類やファーストフードなど)を(過度に)摂取している。
そしてそれらの多くの人はたいてい肥満を発症している。
不思議と健康的な食べ物を摂取することで、感情調節を行う人は少ないようだ。

逆に健康に良い影響を与え、短期的および長期的に身体的・精神的機能に利益をもたらす戦略の一つが、音楽を用いた感情調整戦略である。
過去の報告では、音楽を聴くことは感情調節(ストレスの軽減、気分の改善)に関連する多くの神経伝達物質の変化を通じて、人の情動に影響を与えることができるとされている。

我々人類は現在、コロナウイルスパンデミック下において抑圧されたストレスフルな生活を余儀なくされている。
正確な統計などは今後さらに明らかにされるだろうが、自殺率の増加などから、メンタルヘルスの問題を抱えた方はこの2年で増加したことは疑いようがないだろう。
パンデミックは抑うつ症状の「強度』を増加させたとする研究がいくつかある。
この様な社会情勢の中で、感情の調節に関連する情報を分析することは非常に有意義だと思われる。

世界中の人々が、音楽を感情の調整戦略として利用していることが判明しているが、様々な精神疾患の治療における音楽療法の有効性や音楽の単独使用(自己療法)の結果についてはいまだにデータが知識が不足している。

さらに、食品を用いた感情調節戦略vs音楽を用いた戦略の情動機能を直接比較する研究や、これらの戦略の両方が健康な食行動と不健康な食行動を区別するかどうかを確認した研究も不足している。

リンクの研究は、
(1) 食品ベース(感情過食)と音楽ベース(音楽鑑賞)の感情調整戦略に関連する異なる状態の分類
(2) 上記の異なる感情調整戦略を持つ個人における(非)健康な食事と感情状態(うつ、不安、ストレス)の深刻度を評価し比較
することを目的とした研究。

研究者は、食べ物による調節戦略が高く、音楽による調節戦略が低い参加者は、食べ物による調節戦略が低く、音楽による調節戦略が高い参加者に比べて、不健康な食行動、うつ、不安、ストレスのレベルが著しく高く、健康な食行動のレベルが著しく低くなると仮定した。

Brief Music in Mood Regulation Scale, Emotional Overeating Questionnaire, Healthy and Unhealthy Eating Behavior Scale, Depression, Anxiety and Stress Scaleおよび社会人口統計調査を行った結果、4つのクラスターが確認された。

(a) クラスター1: 低食品ベース規制戦略および高音楽ベース規制戦略
(b) クラスター2: 高食品ベース規制戦略および高音楽ベース規制戦略
(c) クラスター3: 高食品ベース規制戦略および低音楽ベース規制戦略
(d) クラスター4: 低食品ベース規制戦略および低音楽ベース規制戦略

研究者の仮説は部分的に支持され、パンデミック下では、主に食べ物で感情状態や不健康な食事を調節しているグループは、音楽で調節しているグループよりも潜在的に感情機能が悪いことが示唆された。

やけ食い、やけ酒よりも良い音楽を聴こう。


Comparison of Food-Based and Music-Based Regulatory Strategies for (Un)Healthy Eating, Depression, Anxiety and Stress

・主な結果は、食べ物による調節戦略が高く音楽による調節戦略が低い参加者(クラスター3)は、食べ物による調節戦略が低く、音楽による調節戦略が高い参加者(クラスター1)より、不健康な食行動、うつ、不安、ストレスのレベルが著しく高かった。

・この研究では、食行動と感情状態の調節方法として食品系(感情的過食)と音楽系(音楽鑑賞)の2つの戦略を用いた人を比較。その結果、COVID-19の流行時には食べ物で支配的に機能を調節する参加者(クラスター3)は、音楽で支配的に感情を調節するグループ(クラスター1)よりも、感情機能が悪く、不健康な食行動をとるという特徴を潜在的に持っていることが分かった。
これは、ある状況下で音楽を聴くことは、感情的な食事よりも否定的な感情状態への対応に有益である可能性を示唆している。

・音楽鑑賞による調整戦略によってうつ病、不安、ストレスのスコアが低くなることは、うつ病の治療とQOLの向上効果に関する研究によって確認されている。

・健康的な食生活の維持は、感情的な判断によってしばしば損なわれることを先行研究が示している。
ネガティブな感情(孤独、怒り、不安など)が不適切な食行動で軽減できることも確認されており、うつ病も食べることが媒介となって軽減される疾患の一つに数えられている。

・分析された18の戦略のうち、音楽を聴くことは、悪い気分を調整し、エネルギーを高め、緊張を緩和する2番目に効果的な方法である。過去の研究では、音楽を聴くことは抑うつ気分の変化、緊張の緩和、ストレスや不安の軽減する因子であり、音楽が自己治療の手段となりうることが示されている。

・否定的な感情の影響下で食物に手を伸ばす人々は、高カロリー食品、不健康なスナック、ファーストフードなどの快適な食物を選ぶことが多い。


・食品に基づく調節戦略が高く、音楽に基づく調節戦略が低い(クラスター3)参加者は、食品に基づく調節戦略が低く、音楽に基づく調節戦略が低い(クラスター4)参加者に比べて、不健康な食行動、抑うつ、不安、ストレスのレベルが有意に高いことが示された。

・2つの戦略を高いレベルで併用する参加者(クラスター2)は、クラスター1に比べて、抑うつ、不安、ストレスのレベルが有意に高いことが判明した。
一つの可能性として、音楽の使用に関連するポジティブな効果が、食べ物を交換的にあるいは同じように頻繁に使用することによって無効化されることが考えられる。しかし、これはあくまで推測であり今後の研究で検証する必要がある。


Filed Under: health Tagged With: うつ病, メンタルヘルス

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