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食道扁平上皮癌:食事性抗酸化物質と術後QOL

2023年6月27日 by office-k

食道癌は消化器の癌の中でも進行性の高い癌のひとつで、食道扁平上皮癌(ESCC)と腺癌が主な組織型となっている。
医療技術の発展に伴い、手術と術後補助療法は食道癌患者の生存率を大きく改善したが、一方で逆流や嚥下困難などの副作用を引き起こすなどその侵襲性の高さから患者のQOLに悪影響を及ぼす可能性があることから、ESCC患者の術後のQOL向上は研究者の間で関心が高いテーマになっている。

食事因子は食道扁平上皮癌の発症と進行に密接に関係している。
果物や野菜には強い抗酸化活性を示す様々な天然化合物が含まれており、ESCCの発生と負の相関があることがわかっている。
以前の研究では食事性抗酸化物質が癌の予後に与える影響は摂取タイミングと密接に関係している可能性があることがわかっており、発症前の摂取は予後に良い影響を与えることが示唆されている。
食事性抗酸化物質の代表には、カテキン、フラボノイド、アントシアニン、スチルベン、カロテノイド、マンガン、亜鉛、セレン、ビタミンA、C、Eが含まれ、これらの抗酸化物質を指数化した食事性抗酸化指数(DAI)の高い食事は、胃がん、乳がん、肺がんリスクの間に負の相関関係があることが判明している。

一方で、過去の研究はリスク評価の関するものばかりでがん患者の予後に関する同様の研究はまだ行われていない。

リンクの研究は、ESCC患者における術前の食事性抗酸化物質の摂取と術後のQOLとの潜在的関連性を検討した先駆的研究。
ESCCと診断された中国人376人が対象。

結果
全身の健康状態、認知機能、口渇、言語障害が悪化するまでの時間は高DAI群で有意に遅延することが示された。
単変量および多変量Cox回帰分析の結果、高DAI群では全身の健康状態、認知機能、口渇、言語障害が改善することが示された。
外科的介入を受けるESCC患者における術前高DAIの予後的価値は有意だった。

高DAIは患者の術後QOLと正の相関があり、術後の身体機能や症状の悪化を遅らせ、改善させることができると結論。

Association between the Preoperative Dietary Antioxidant Index and Postoperative Quality of Life in Patients with Esophageal Squamous Cell Carcinoma: A Prospective Study Based on the TTD Model

・この研究は術後約7年間の追跡調査を行い、ESCC患者における術前の食事性抗酸化物質の摂取が、全身の健康状態、認知機能、ドライマウス、言語障害など、術後の健康関連QOLの悪化を遅延・改善できることを明らかにした。
患者は手術前に果物や野菜の毎日の摂取など、食事性抗酸化物質の摂取を増やすことが推奨される。

・地中海食(MD)とヒトの健康との関連性は証明されている。地中海食は典型的な高食事性抗酸化食であり、抗炎症成分や抗酸化成分が豊富で、生殖機能の健康を改善し、神経変性疾患リスクを低減し、うつ病や心理社会的障害などの疾患を予防することが報告されている。
診断確定前に抗酸化作用の高い食事を摂取することで乳がん患者のQOLを改善できることが中国の研究で明らかになっている。
一般的にがんは致命的な疾患と認識されており、ほとんどの患者はがんと診断された後に深刻な不安や抑うつを経験する可能性がある。

・食道癌患者、特にESCCの術後は認知機能障害が観察されることがある。この研究では、確定診断前に食事性抗酸化物質の摂取を増やすことで、ESCC手術後の認知機能を改善できることがわかった。
ある研究では、ブルーベリーサプリメントは炎症と酸化ストレスマーカーを減少させて認知機能を改善することにより、ヒトと動物の神経新生、神経可塑性、脳由来神経栄養因子メカニズムをアップレギュレートし、脳領域を保護することができるとが指摘されている。
また、カロテノイドの抗酸化作用と抗炎症作用が認知機能低下や神経変性疾患を予防することが指摘されている。

・食道切除術を受けた患者は逆流や摂食障害が長期間持続することが多い。ある研究では、ビタミン摂取量と食道逆流との間に負の相関関係があることが報告されている。この研究では逆流症状に対する効果は認められなかったが、逆流関連症状(口渇)は改善できることがわかり、これは他の研究とも一致している。

・抗酸化物質は患者の正常体重を維持し、身体の抵抗力を強化して感染症リスクを軽減し、治療成功率の向上など、がん治療において重要な役割を果たしている。
食事には、果物、野菜、ナッツ類の栄養素を豊富に含む食品を取り入れるべきである。

・食事性抗酸化物質は腸内細菌叢の組成と機能を調節し、宿主の免疫系と炎症反応を制御する。食事による腸内細菌叢の調整はがん治療に役立つ可能性がある。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: 抗酸化物質, 食道癌

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