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身体能力に対するカフェインのプラセボ効果

2024年5月8日 by office-k


近年、アスリートパフォーマンス向上を目的としてカフェイン(1,3,7-トリメチルキサンチン)を使用している選手が少なくない。運動能力に対する明確な効果があると考えられており、エルゴジェニックエイドとして世界的に広く使用されている。しかし一方で、高用量のカフェイン摂取は摂取直後または24時間後にいくつかの副作用(頻脈、神経過敏、胃腸不快感、不眠症)を引き起こす可能性があり、カフェイン用量が高いほどこうした副作用の程度や頻度が高くなる。
エナジードリンクの大量摂取で観察されるように、時には命の危険を伴う可能性さえある。

したがって、カフェインのエルゴジェニック・ベネフィットを維持しつつ、副作用をなくす戦略を見つけることはアスリートにとって非常に重要である。

カフェインのエルゴジェニック効果は、レジスタンストレーニング関連の変数(すなわち平均推進速度、パワーおよび力)についてこれまで広く研究されており、上半身と下半身の両方の運動(ベンチプレスとスクワット)における異なる負荷、異なるカフェイン用量が評価されてきた。
ベンチプレスとスクワットの低負荷時の平均速度を改善するには低用量のカフェイン(3mg/kg)で十分であり、高負荷(1RMの90%)でベンチプレスとスクワットの両方のエクササイズを改善するためにはより高いカフェイン用量(9mg/kg)が必要であることがこれまでにわかっている。
カフェインのエルゴジェニック効果は、3~9mg/kg体重の摂取で現れる可能性があり、血漿濃度がピークに達するタイミングとして、運動前60分が最適である可能性が示唆されている。

一部の研究では、(カフェインを摂取していないのに)カフェイン摂取を信じているとパフォーマンスが向上する可能性があることがわかっている。これは、サプリメント(カフェインなど)の副作用の可能性を減らしながら、アスリートのパフォーマンスを向上させるためにプラセボ効果を利用できることを示唆している。
カフェインのプラセボはベンチプレスや片脚伸展テストのパフォーマンスを向上させ、運動中の基質酸化を促進したことが示されている。

しかし、レジスタンストレーニングにおけるカフェインのプラセボ効果に関する文献は限られている。また、カフェインのプラセボ効果が心拍変動(HRV)などの生理学的パラメータに及ぼす影響に関してもまだ十分に研究されていない。

リンクの研究は、HRV、安静時心拍数HR、および上半身と下半身の筋力テストにおける高用量カフェイン(9mg/kg)が及ぼすプラセボ効果を分析したもの。
筋力トレーニングの経験者18名を対象に、2日間の試験を実施した(カフェイン摂取/プラセボ摂取(プラセボ)と非摂取(コントロール))。

【結果】
分析した筋力変数の大部分において差は認められなかった。
安静時心拍数はプラセボ群で減少し、平均心拍数は増加した。
心拍変動およびパフォーマンス知覚は条件間で同様だった。
プラセボ摂取中に、活動性や神経過敏などの副作用が報告された。

【結論】
パフォーマンス知覚はカフェインのプラセボ効果によって変化しなかったことから、急性カフェイン摂取の経験がある参加者にプラセボを大量に投与しても期待された効果は得られず、場合によっては逆効果となる。
スポーツコーチやフィジカルトレーナーは、アスリートに普段より多量のカフェインを摂取していると思わせてもパフォーマンス向上には効果がなく、パフォーマンス知覚を修正するものでもないことを考慮しなければならない。
さらに、カフェインを摂取していないにもかかわらず、カフェインを大量に摂取していると思い込むことでカフェイン摂取に伴う副作用が生じることも考慮しなくてはならない。
コーチは選手のカフェイン補給に関する過去の経験を考慮すべきである。

Placebo Effect of Caffeine on Physiological Parameters and Physical Performance

・主な結果は、ベンチプレスの平均速度とスクワットの筋力発揮率(RFD)に有意な変化が認められたこと。安静時HRが有意に低下し、平均RRが上昇したこと。

・副作用有病率は、神経過敏、活動性、頻脈、尿量増加で有意だったが、その他の変数では差は認められなかった。

・カフェイン摂取プラセボは、筋力テスト変数と安静時HRのいくつかの側面を改善する可能性があるが、身体パフォーマンスを改善する可能性のある他の変数に対するプラセボ効果についてはさらなる研究が必要。

・この結果は、カフェイン摂取プラセボによって最大随意筋力(膝伸筋と膝屈筋の両方を40回繰り返し収縮させた後の最大ピーク筋力と平均筋力、およびピーク筋力と平均筋力を維持する能力)の測定におけるパフォーマンスが向上しなかったことを明らかにした研究や、女性のベンチプレス運動中の筋力と筋持久力におけるカフェインのプラセボ効果を見出せなかった他の研究とも一致する。

・対照的に、被験者がカフェインプラセボでベンチプレス試験で1RM80%で失敗するまでの反復回数が増加し、片脚伸展試験では1RMの60%で失敗するまでの反復回数が増加することを発見した研究もある。したがって、既存文献には議論の余地があり、レジスタンス運動におけるプラセボ効果についてはさらなる研究が必要。

・カフェイン摂取がHRおよびHRVに及ぼす影響については議論がある。HRVに対するカフェインのプラセボ効果に関する調査は1件しかなく、その調査では変化は認められていない。
リンクの研究では、参加者がカフェインを摂取したと信じている場合、安静時HRが有意に低下することが発見された。この結果はHRはプラセボ効果の影響を受けなかったという他の結果とは対照的である。

・カフェインと信じてプラセボを摂取してもHRV変数に変化は生じなかった。この結果は、健康な成人におけるHRVに対するカフェインのプラセボ効果を研究した唯一の他の研究とも一致する。したがって、HRVはカフェインの影響を受ける可能性があるが、カフェインを摂取した(プラセボ摂取)と信じるだけでは不十分であると考えられる。

・対照試験とプラセボ試験の両方において、パフォーマンスと自覚的運動強度(RPE)を評価した結果、どの変数(パワー、持久力、筋肉痛、RPE、総合的なパフォーマンス)にも差は見られなかった。

・他の研究では、ベンチプレスなどの活動におけるRPEにおいて参加者が中等量(~3mg/kg)のカフェインを摂取したと考えたプラセボ場合に低くなったと報告している。ランニングなど他の活動においてもプラセボ効果とそのRPEが研究されているが、ほとんどの参加者は以前にカフェインを補給した経験と比較してテスト中に増強効果を感じなかったと報告している。摂取したカフェインの効果に対する期待が高すぎて、現実に合わなかったようだ。したがって、急性カフェイン摂取経験がある参加者では高用量プラセボは逆の効果を示す可能性があると結論づけることができる。

・プラセボでは神経過敏、活動性、頻脈、尿量を増加させ、活動性が最も多く報告された副作用だった。これらの副作用はカフェイン摂取後によく現れる。副作用は現れたがパフォーマンスは向上しなかったことになる。

…..面白いデータでしたね。カフェイン以外の成分に関するプラセボのデータも読んでみたいところ。
アスリートパフォーマンスに関するより具体的な栄養戦略をお探しの方は、当院の栄養マニュアルのご利用を是非ご検討ください。
特に中長期的な健康も同時に見据えた栄養戦略をお探しの方にとって非常に有益な内容になっています。運動能力だけ向上しても、うつ病などの精神疾患や心臓疾患などで寿命を削るようなことは本末転倒ですからね。

Lineまたはメールによるカウンセリングに基づき、皆様の症状や体質に合わせて摂取カロリー数の計算や、食事デザイン、サプリメントの選択、排除すべき食材などを最新データを元にパッケージでデザインし、ご提案いたします。

お気軽にお問い合わせください(お電話、LINE、インスタグラムのメッセージまたは連絡先、GOOGLEビジネスページのチャットをご利用いただけます)

Filed Under: health, nutrition, Sports & Athletes, training Tagged With: カフェイン, スポーツ栄養学

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