カカオ種子に含まれる成分「脂肪酸トリプタミド」が、生命維持に重要な酵素であるサーチュインを特異的に活性化することを東京工科大が発見したとのこと。
カカオ種子に多く含まれるサーチュインを活性化する脂肪酸トリプタミドをショウジョウバエに食べさせたところ、通常食に比べ平均寿命が4日(14%)程度増加することが確認された。
サーチュインは、細胞の維持や増殖に関与するアセチル化タンパク質のアセチル基を取り除く働きを担い、サーチュインの活性化は寿命の延長や肥満抑制につながると考えられてきた。
「脂肪酸トリプタミド」がサーチュインを活性化し、ハエの寿命延長を確認した世界で初めての研究。