ACL損傷から2年および5年後のACL治癒、スポーツ/レクリエーション機能、QOL(生活の質)は、非治癒群および再建手術群よりもリハビリテーション単独で管理した群でより良いアウトカムが報告されたとするデータ。
32 Spontaneous healing of the ruptured anterior cruciate ligament: observations from the KANON trial
リハビリテーション単独管理の結果、2年後は56%、5年後のACLは58%が治癒していた。23人に1人(4%)はACL再建術(ACLR)を受ける前にACLが治癒していた。
ACLが治癒した患者は2年後に高いKOOSスコアを報告し、63~93%の患者が許容できる症状の基準を満たしたのに対し、治癒していない群や再建された群では31~61%だった。
2年後のKOOS Sport/RecとQOLスコアは、非治癒群、ACLR群で悪化していた。