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学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

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パワーリフターの上腕二頭筋腱亜脱臼

2025年7月9日 by office-k

肩の前部の鋭い痛みでお悩みのパワーリフターが来院された。
症状は肩関節内旋動作時における肩前部に鋭い痛みを伴う衝突感と上腕への放散痛。

一般に鑑別診断ではSLAP損傷、ローテータカフ断裂、インピンジメント症候群、神経血管症状、肩甲胸郭運動障害、筋断裂、骨折などと鑑別する必要があるが、旧知の仲だったので問診・検査はスムースに行うことができ、原因は上腕二頭筋腱(LHBT)の脱臼と肩鎖関節における鎖骨の上方亜脱臼と判断。

上腕二頭筋腱の亜脱臼に関する説明を行う学芸大学整体院office-kの勝俣院長
烏口上腕靱帯、肩甲下筋腱の変性または断裂による二頭筋腱亜脱臼の可能性も



LHBTは一般に肩前部痛の主因であり、腱炎、腱症、SLAP損傷、不安定性、断裂など多くの病態と関連している。
腱炎、腱症、SLAP損傷、不安定性、部分/完全断裂など多様な病態を含む多くのLHBT損傷はローテーターカフ損傷と合併しており、単独で発症するケースは少ない。多くの場合、他の肩の病態と関連して発生し、軟部組織損傷が最終的にLHBTの亜脱臼や脱臼につながる。

LHBT損傷の機序は、LHBTの反復的な牽引、摩擦、肩関節内旋で、特に二頭筋腱の腱鞘は肩関節の滑膜と連続している構造のため、上記の3要因で腱滑膜炎を起こしやすい。
また、二頭筋腱の近位1/3は豊富な交感神経支配ネットワークを持ち、神経原性炎症に関与する可能性もある。
上記の3要因でのLHBTの不安定性には、肩甲下筋(結節間溝の「屋根」と「床」を形成)、棘上筋、烏口上腕靭帯(CHL)、上腕関節上靭帯(SGHL)が重要な役割を果たしている。特にCHLとSGHLは、結節間溝近位端でLHBTを包み込み、安定性に不可欠な役割を果たしている。
今回の治療でも、CHLに対するアプローチで痛みのレベルが劇的に軽減している。

今回のパワーリフター選手はトレーニングルーティンに様々なメニューを取り入れているため、どの種目で発症したかを特定するのは困難だったが、一般的にはオーバーヘッド動作(野球など)でLHBTへの剪断力が増し、損傷リスクが高くなる。

LHBTの慢性化は滑車構造の破綻から始まり、腱の変性、粘液変性、血管増生、コラーゲン変性などに進行するため、少しでも痛みを感じているかたは早急な処置が推奨される。
LHBT疾患の組織学的重症度はMRI所見、症状の持続期間とは必ずしも相関しないことには注意が必要。MRIで確認されなくても、重度になるほど細胞の変性やコラーゲンの無秩序化が進み、周囲の腱鞘/滑膜が肥大化している可能性がある。

さて、では実際にどんな治療を行ったのか?その一端をインスタグラムで公開していますので興味がある方はご覧ください。

パワーリフティング選手の肩関節インピンジメント症候群を治療する学芸大学整体院office-kの勝俣英明院長の画像



治療後は痛みのレベル10→ほぼなしまで改善。

肩関節のモーションペインでお悩みのアスリートは慢性化する前に一度当院にご相談を。

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Filed Under: Chiropractic, Sports & Athletes, training Tagged With: スポーツ障害, 二頭筋腱脱臼

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