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学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

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妊娠中の地中海食遵守は幼児期のアトピー性皮膚炎の発症に対して予防的

2025年7月8日 by office-k

アトピー性疾患は世界的に増加している健康問題で、特にアトピー性皮膚炎(AD)は世界の小児の約20%、成人の約10%に影響を及ぼしている。

ADは乳児期に発症することが多く、特に早期に症状が持続するタイプの場合は他のアレルギー疾患発症につながる「アトピーマーチ」の初期兆候と考えられている。
ADの原因として脂質異常を伴う表皮バリア機能不全、遺伝子変異、局所的免疫調節異常、そして炎症を媒介する微生物叢の異常がある。異常な表皮脂質組成や、アレルギー反応に関連するTh-2型に偏ったサイトカインプロファイルはADの初期症状が現れる前であっても乳児で検出できる。

近年、食事要因がアレルギーやADなどの慢性非感染性疾患の発症に重要な役割を果たすと考えられている。特に、妊娠中の母親の食事は胎児の免疫系の成熟に影響を与え、ADリスクを調節する可能性がある。そのメカニズムとして提唱されているのは、主に腸内微生物叢と垂直移行型代謝産物を介した直接的な免疫調節。ある動物研究では、妊娠中の雌豚に水溶性繊維を与えた食事介入が子孫の腸内微生物叢組成を変化させ、腸管透過性マーカーを減少させて耐性誘導性代謝産物を増加させることがわかっている。また、コペンハーゲン小児喘息研究2010(COPSAC 2010)のデータでは、食品代謝産物の出生前垂直移行が小児期ADリスクと関連していることが示されている。

過去の研究では、摂取食品の多様性が高い植物ベースの高品質な食事を母親が摂取することが、子孫のADの発症に対して保護的であることが示されている。さらに妊娠中の地中海食と抗炎症食の遵守は、良好な小児期呼吸器アレルギー転帰と関連している。
栄養素レベルでは、子孫のADリスク増加は高脂肪(高n-6:n-3脂肪酸比を含む)、ファストフード、高タンパク質食を含む出生前の母親の食事と関連付けられている。

母親の食事は修正可能であることから、アレルギー予防の有望なターゲットとなる。
一方で、母親の食事と小児期ADリスクとの関連性に関するこれまでの研究結果は一貫していない。
リンクの研究は、最適な小児の健康転帰を促進するための妊婦へのエビデンスに基づいた食事推奨に貢献することを目的として、母親の栄養摂取と食事パターンおよび子孫のADとの関連性を調査したもの。

【結論】
妊娠中に母親が地中海食パターンを守り、多様な食品を摂り、赤身肉の摂取を控えることが、子どもの早期発症型アトピー性皮膚炎(AD)の発症に対して保護的に働く可能性がある。
また、出生前の抗生物質治療も潜在的に修正可能な有害因子であることが示唆された。

Diet Diversity and Adherence to a Mediterranean Diet Pattern in Pregnancy Is Protective Against the Development of Early-Childhood Atopic Dermatitis

・妊娠中に地中海食を遵守することと食事の多様性が高いことが2歳までの子どものADリスク低減すと関連していた。個別の主要栄養素や微量栄養素はADの発症とは関連しなかった。

・妊娠中の地中海食が子孫のアトピー性疾患に与える影響は就学前後期および学齢期の子どもでも研究されており、アトピー性喘鳴の減少や気道機能の改善とは負の相関が観察されている。今回の研究ではより幼い子どものADに焦点を当てることで、地中海食パターンへの遵守がADに対して保護的に働くことを示した。

・オリーブオイル、植物性タンパク質、果物、魚の摂取量が多く、赤身肉の摂取量が少ないことを特徴とする地中海食は、特に食物繊維、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸が豊富であり、免疫応答の調節や微生物多様性の増加、食事に含まれる生物活性化合物の抗炎症作用を通じて腸内微生物叢の健康を促進することで、子どものアレルギー疾患のリスクを低減する可能性が示唆されている。

・オリーブオイルに含まれるMUFA(一価不飽和脂肪酸)はアトピー性疾患に関与する免疫応答を調節する抗炎症作用を持つ。水溶性食物繊維やβ-グルカン、イヌリンなどの長鎖多糖類は腸内微生物叢による発酵を受け、酪酸、プロピオン酸、酢酸などの短鎖脂肪酸(SCFA)を生成する。SCFAは炎症を制御し、皮膚、腸、気道のバリア機能を維持するために不可欠なメディエーターである。SCFAは皮膚においてIL-10を含む抗炎症性サイトカインや制御性T細胞(Tregs)を誘導し、表皮ケラチノサイトのミトコンドリア代謝を調節することで、上皮バリアの完全性を高める。SCFA産生菌に依存する腸内微生物叢の発達障害がADリスクを増加させることも示されている。

・多様な食品を含む妊娠中の高品質食摂取は、乳児期の食事と合わせてアレルギー発症に対する保護効果を増強する可能性がある。この研究では妊娠中に摂取された異なる食品の品目数が多いほど、子どものADとの間に負の相関が見られた。同様の結果は、妊娠第3期の食事多様性スコアを測定したスウェーデンの出生コホート研究でも示されている。食事多様性が高いほど生後18ヶ月の子孫のADに対して保護的であり、最も多様性の高い四分位群は最も低い四分位群と比較して中等度ADのリスクが43%低かった。

・脂肪分の多い母親の食事が子どもの微生物叢に悪影響を及ぼすことが示されている一方で、果物の摂取は微生物叢の健康をサポートする。母親の赤肉摂取と持続性AD表現型との間に正の相関を、主に植物性タンパク質ベースの食事には保護効果の傾向を見出した。

・妊娠中の母親のタンパク質源の潜在的な重要性が強調された。赤身肉や加工肉とは対照的に、植物性タンパク質の摂取量が多いことが、を含む早期のアトピー性疾患のリスク低減と関連する可能性が示唆された。

・・・赤身肉を減らして植物由来のタンパク質に置き換える…この選択も悪くないですが、魚に変換した方がよりAD予防に良いのではないかと思う。その理由として、果物や野菜からのポリフェノールは魚に含まれるオメガ-3脂肪酸の抗炎症作用・抗酸化相互作用を増幅することがある。
食材の置き換えは簡単にできますから、妊娠中・妊活中の方(とくにアトピーの家族歴がある方)は是非試してみて欲しい。
より詳細な食品選択、サプリの組み合わせなどの栄養戦略をお探しの方は、当院の栄養マニュアルのご利用を是非ご検討ください。

産後ダイエット、体質管理にも非常に有益な内容になっています。

当院に直接お越しいただくか、またはLineまたはメールによるカウンセリングに基づき、皆様の症状や体質に合わせて摂取カロリー数の計算や、食事デザイン、サプリメントの選択、排除すべき食材などを最新データを元にパッケージでデザインし、ご提案いたします。お気軽にお問い合わせください(お電話、LINE、インスタグラムのメッセージまたは連絡先をご利用いただけます)

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Filed Under: health, nutrition Tagged With: アトピー性皮膚炎, 栄養学

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