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パワーリフターの坐骨滑液包炎(ischial bursitis)の一例

2025年6月23日 by office-k

先日、臀部痛を訴えるパワーリフターがお越しになった。
「梨状筋症候群じゃないか?」とのご本人の訴えがあったため梨状筋症候群のテスト。
しかし、どうも患者さん的にも症状とリンクしている感じがないため、鑑別診断で間違えやすい坐骨滑液包炎(ischial bursitis)のテスト。すると鋭い圧痛と放散痛が確認された…

坐骨滑液包炎は、坐骨結節にある滑液包が炎症を起こした状態。滑液包は骨と筋肉、腱などの組織の間にある小さな液体で満たされた袋で、関節の動きをスムーズにして摩擦を軽減し、また長時間座っているときに臀部(お尻)の骨が椅子などに直接当たるのを防ぐためのクッションのような役割を果たしている。

学芸大学整体院office-kの勝俣院長による坐骨滑液包炎の説明画像
坐骨の位置は治療家なら誰だってわかるが、実際に坐骨滑液包を触診で触知できる治療家は多くない。

坐骨滑液包炎の原因は様々で、

  • 長時間の硬い椅子に座る習慣や自転車やボートなどのサドル圧(振動が滑液包に刺激を与え、炎症を引き起こす)
  • 反復動作: ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の過度な収縮が滑液包に摩擦を生じさせる
  • 外傷: 転倒してお尻を強く打つなど、坐骨への直接的な外傷
  • 基礎疾患: 関節リウマチや痛風などの基礎疾患

などがある。

症状は以下の通り。

学芸大学整体院office-kの勝俣英明院長による坐骨滑液包炎の説明画像
痛みが出る場所を示すのにこれ以上適切な画像はない
  • 臀部の痛み: 座ったり、かがんだり、しゃがんだりする動作で悪化することが多い。硬い椅子に座ると痛みが増強
  • 圧痛: 患部を触ると痛みが増強
  • 腫れ: 滑液包が腫れ、臀部にしこりや腫脹
  • 熱感や発赤: 炎症が強い場合、患部の皮膚に熱感や赤み
  • こわばり: 股関節や患側下肢がこわばり、動かしにくく感じる
  • 放散痛: 痛みが太ももの裏や脚、足にしびれやうずきとして広がる(坐骨神経痛様症状)。
  • 睡眠障害: 股関節の不快感のために睡眠が妨げられる
  • お尻の深部痛(特に座位時)
  • 発熱: 細菌感染を伴う場合は発熱が見られる
  • 長時間歩いたり階段昇降で痛む
  • 起床時に臀部に鈍痛を感じる

鑑別診断で誤診しやすい症状として

  • ハムストリング腱炎
  • 腰椎由来坐骨神経痛
  • 梨状筋症候群
  • 椎間板ヘルニア
  • 股関節の病変(変形性股関節症など)

がある。

治療後はペインレベル10→ほぼゼロとなったが、かなりハードコアなパワーリフターなのでハムに負担がかかる種目で追い込んだときの再発を憂慮している。
ペインコントロールは可能なので、次のパワーリフティング大会後のオフシーズンでどの程度回復させられるかが重要なポイントになりそう。

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