• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / トリプルネガティブ乳がんの肺転移における代謝クロストーク:共培養システムにおけるビタミンDおよびEの異なる影響

トリプルネガティブ乳がんの肺転移における代謝クロストーク:共培養システムにおけるビタミンDおよびEの異なる影響

2026年1月20日 by office-k

乳がん(BrCa)は関連死の90%は転移に関連しているというデータがある。
なかでもトリプルネガティブ乳がん(TNBC)は全浸潤性乳がんの約15%を占めて最も高い転移能を示す。

肺はTNBCの主要転移部位とされており、肺の腫瘍微小環境(TME)内ではがん細胞が可溶性因子を分泌し、周囲のストローマ細胞の表現型を著しく変化させる。この因子は肺線維芽細胞を、腫瘍の増殖、血管新生、および免疫抑制を駆動する上で極めて重要な役割を果たすがん関連線維芽細胞(CAF)へ形質転換するなど、親腫瘍的なプロセスを促進する。

TNBCは肺転移に対して強い親和性を示し、肺関連線維芽細胞が主要ストローマ成分として転移微小環境に能動的に寄与する。肺微小環境は酸素の利用能が高く、栄養交換が活発であるため代謝的に異なっており、これが転移性TNBC細胞における酸化代謝やグルタミンを介した代謝に特に有利に働く可能性がある。
代謝再プログラミングはがんの特徴の一つで、がん細胞は酸素や栄養が枯渇した環境での生存を可能にするために代謝経路を組み替える。この代謝経路を構築するために、がん細胞は好気的解糖を強化してより多くのピルビン酸と乳酸を産生し、それらをトリカルボン酸(TCA)サイクルから逸らして、細胞分裂に必要なバイオマスやヌクレオチドの産生に使用する。TCAサイクルはエネルギー代謝と酸化還元バランスの代謝ハブであるため、がん細胞は酸化的リン酸化(OXPHOS)を維持するための機構も適応させる。そのために、がん細胞はTCAサイクルの中間体を補充するためにグルタミンに依存的になる。
体内で最も豊富なアミノ酸であるグルタミンはがん細胞に取り込まれ、グルタミノリシス(グルタミン分解)と呼ばれるプロセスを経てTCA中間体であるα-ケトグルタル酸(α-KG)に変換される。がん細胞はTMEから大量のグルタミンを取り込めるよう、グルタミノリシスに関与する酵素の発現を増加させ、グルタミントランスポーターをアップレギュレートする。

近年の研究で、ビタミンD(VD)やビタミンE(VE)が乳がんの代謝に影響を与え、TMEを調節する可能性があることが示されている。
VD欠乏は乳がんリスク増加と関連し、VD補充はHIF-1の転写活性を抑制し、転移リスクを低下させ、CAFの活性化を阻害する。また、VDはGLUT1、HKII、LDHA、SLC1A5といった解糖やグルタミノリシスに関与する重要な酵素をダウンレギュレートすることで、乳がんにおける主要な代謝経路を阻害することも判明している。
ビタミンE、特に脂溶性抗酸化剤であるα-トコフェロールは、酸化ストレスと乳がん代謝の調節において重要な役割を果たし、特にHKIIやSDHBといった主要酵素をダウンレギュレートする。したがって、両ビタミンは転移ニッチ内の代謝活性に影響を与える可能性を秘めている。

リンクの研究は、MDA-MB-231TNBC細胞とMRC-5肺線維芽細胞を共培養し、肺転移微小環境のモデル内における代謝相互作用を調査したもの。

【結果】
α-SMAおよびFAPの発現増加に裏付けられるように、線維芽細胞のがん関連線維芽細胞(CAF)への活性化が誘導された。
代謝プロファイリングにより、共培養下のがん細胞は酸化的リン酸化(OXPHOS)およびグルタミン代謝関連酵素の発現増加を示した一方で、線維芽細胞は解糖および乳酸代謝と一致する代謝プロファイルを示した。
ビタミンDは線維芽細胞における乳酸代謝とHIF-1αの発現を阻害し、同時にがん細胞におけるTCAサイクルの活性を抑制した。これは腫瘍形成性の代謝クロストークを阻害する可能性を示唆している。
逆に、ビタミンE処理は線維芽細胞の解糖に有意な影響を与えることなく、乳がん細胞におけるTCAサイクルおよび酸化代謝関連マーカーの発現増加と関連していた。

【結論】
研究結果は、転移性TNBC患者に対するビタミンDおよびEの補給の可能性について重要な示唆を与えるものであり、さらなる分析を行う正当性を裏付けている。
乳がん細胞と肺線維芽細胞の間の代謝クロストークが、転移を促進する環境を形成する役割を果たしている可能性を示唆している。
特筆すべき点として、ビタミンD(VD)は乳がん細胞とがん関連線維芽細胞(CAF)の間の腫瘍形成性な代謝相互作用を抑制するように見られ、腫瘍支持的な細胞間コミュニケーションを阻害する潜在的効果が示された。
一方で、ビタミンE(VE)は同様の形での介入効果を示さず、むしろ両方の細胞タイプにおいて代謝酵素発現の協調的な変化をもたらした。これは、共培養システム内において代謝的な相互作用が継続していることを示唆している。

Metabolic Crosstalk in Triple-Negative Breast Cancer Lung Metastasis: Differential Effects of Vitamin D and E in a Co-Culture System

・MDA-MB-231TNBC細胞とMRC-5肺線維芽細胞の相互作用を調査し、転移時の腫瘍微小環境(TME)の再現を試みた。この共培養系ではMRC-5線維芽細胞におけるα-SMAおよびFAP発現増加が認められ、これらがCAF(がん関連線維芽細胞)へ形質転換したことが示された。腫瘍ストローマの重要な構成要素である肺線維芽細胞のCAFへの活性化は、がん細胞由来のエクソソームやサイトカインによって仲介される。CAFは一度活性化すると、サイトカイン、ケモカイン、代謝物、成長因子を分泌し、がんの転移に大きく寄与する。

・共培養システム内の乳がん細胞と線維芽細胞の両方において、明確な代謝変化が起こった。MDA-MB-231細胞を線維芽細胞と共培養すると、TCAサイクル関連酵素の発現が増加した。これはCAF由来の代謝物や、グルタミンの取り込みを燃料とする代謝活性の向上を示唆している。
並行して、共培養された線維芽細胞では解糖系酵素がアップレギュレートされており、乳酸産生と放出の増加が推測される。この乳酸はがん細胞のミトコンドリア代謝や同化プロセスを支える代謝クロストークに寄与している可能性がある。注目すべきは、乳酸放出増加はTMEの細胞外酸性化を招き、T細胞機能を損なわせ免疫抑制を促進すること。この知見は、がん細胞と線維芽細胞の代謝クロストークが腫瘍の進行を支えるだけでなく、TME内の免疫調節にも影響を及ぼすことを示唆している。

・特筆すべきは、共培養されたMDA-MB-231細胞でほとんどのTCAサイクル酵素がアップレギュレートされた一方で、フマラーゼ(フマル酸ヒドラターゼ)の発現が減少し、一方で共培養された線維芽細胞ではフマラーゼの発現が増加していたこと。この対照的な調節は、細胞タイプ特異的な能動的代謝再プログラミングを反映している可能性がある。
フマラーゼ活性の低下はオンコメタボライト(がん代謝物)であるフマル酸の蓄積を招き、上皮間葉転換(EMT)を促進するエピジェネティックな変化を引き起こして、最終的に腫瘍の浸潤・転移を助長する。

・共培養液へのビタミンD(VD)またはビタミンE(VE)の添加が代謝クロストークに与える影響を調べたところ顕著な違いが観察された。VDは乳がん転移の抑制において確立された役割を持ち、多くの研究でHIF-1αをダウンレギュレートする。VDは主にVDR(ビタミンD受容体)を介して作用し、ミトコンドリア機能やOXPHOS、同化経路に影響を与えて腫瘍代謝を調節する。VDRシグナルはTNBCにおいて増殖抑制、アポトーシス誘導、移動・浸潤の減少を引き起こす。共培養ががん細胞と線維芽細胞の両方でVDR発現を低下させたが、VD処理はこれを回復させた。

・先行研究では原発巣および進行した転移巣においてVDRとHIF-1αの発現に負の相関があることが示されている。本研究では、TNBC細胞においてVD処理後にVDRとHIF-1αの両方が増強された一方で、線維芽細胞ではVDRが上昇しHIF-1αが抑制された。これに伴い線維芽細胞の解糖系が減少したが、これはHIF-1αの低下によるものと考えられる。

・・・VEの結果は先行研究と一致しない面があるので判断は保留されてますが、VDが共培養下のがん関連線維芽細胞(CAF)における解糖を抑制する可能性を報告した初めての研究として非常に興味深い内容でした。
肥満気味の方で乳がん治療中の方は特にVD摂取を検討すると良いかもしれません。

前へ

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 乳がん, 栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

サッカー選手における睡眠、ストレス、回復と傷害リスク予測因子

2026年1月18日 By office-k

現代のサッカーはそのゲーム自体が進化しており、選手は年々高い高い身体的、技術的、戦術的要求が課されている。スプリント、方向転換、ジャンプ、ボールの奪い合いに加え、ドリブル、パス、シュートなどの技術的スキル、そしてパフォー […]

乳がんラットモデルにおける栄養補助が腫瘍増殖に及ぼす影響

2026年1月15日 By office-k

乳がんは世界中の女性において最も一般的な悪性腫瘍であり、がん関連死亡の主因であることから、腫瘍増殖を抑制する可能性のある戦略として、食事による栄養補給(サプリメンテーション)が調査されている。 リンクの系統的レビューおよ […]

クロノタイプと筋肉量・筋機能

2026年1月11日 By office-k

興味深いニュースがヘッドラインを賑わしています。「やせる注射」をやめた人、体重の再増加が速くなる可能性 最新研究マンジャロで体重が減った人は、失った体重を4倍の速さでリバウンドする可能性があることが新たな研究で示されたと […]

ウイルス感染とアルツハイマー病および関連認知症におけるROSの役割

2026年1月5日 By office-k

ウイルス感染とアルツハイマー病(AD)および認知症発症・進行を結びつける要因として、活性酸素種(ROS)が重要な役割を果たしていることを示すエビデンスが増えている。単純ヘルペスウイルス(HSV-1)、CMV、ジカウイルス […]

ダニ(HDM)誘発アレルギー性喘息

2025年12月29日 By office-k

メンテナンスにお越しになったイタリア出身の患者さんと、喘息治療の話になった。ヤケヒョウヒダニ(HDM)などの空中浮遊アレルゲンへの感作で発症する2型喘息でお悩みのその方は、イタリア在住時は標高1500〜2000M級の山岳 […]

©2018 Office-k All rights reserved