• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / 甲状腺機能低下症の女性におけるビタミンDと産後の甲状腺機能

甲状腺機能低下症の女性におけるビタミンDと産後の甲状腺機能

2022年10月10日 by office-k

妊娠中や産後は、甲状腺機能および自己免疫反応の変化が伴うことが知られている。

甲状腺機能低下症は妊娠適齢期の女性に最も多くみられ、顕性甲状腺機能低下症(OH)と潜在性甲状腺機能低下症(SCH)に分類される。
原因は自己免疫性甲状腺疾患(橋本甲状腺炎)が最も多い。

母体の甲状腺機能低下は乳量や乳質の低下を招き、乳児のエネルギーやヨウ素不足、成長・発達に影響を及ぼすことが懸念される。
出産後に母親の甲状腺機能低下症が慢性化すると、疲労、便秘、月経障害、記憶力の低下、脂質異常症、動脈硬化、心機能障害リスクの増加など有害な転帰につながる。

リンクの研究は、妊娠中および産後1年間のOH/SCHの女性の臨床データを収集・記録したもの。
妊娠初期のビタミンD状態、甲状腺機能、甲状腺自己抗体の測定は、甲状腺機能低下症の女性の産後の甲状腺機能を予測するために非常に重要であり、妊娠中および産後のビタミンD状態の早期管理と維持が産後の甲状腺機能の改善に寄与すると結論。

Vitamin D categories and postpartum thyroid function in women with hypothyroidism

・この研究は、妊娠中および産後の血清25OHD値の潜在的カテゴリーを構築することを試みた初めての研究。T1におけるビタミンD充足度だけでなく、妊娠中および産後における高レベルの25OHDが産後の甲状腺機能の改善と甲状腺機能障害発症リスクの低減を予測することが証明された。

・妊娠中に新たにSCHと診断された女性では、高齢、甲状腺疾患の家族歴、甲状腺自己抗体陽性が産後OHのリスク因子と考えられてきた。
最近の研究では、妊娠中と産後6週間のTPOAb陽性が出産後の持続性甲状腺機能低下症の高リスク因子であることがわかっている。
今回の研究では、妊娠中と産後のTPOAb陽性、TgAb陽性、ビタミンD充足度が、甲状腺機能低下症女性の産後甲状腺機能と相関していた。

・妊娠中の相対的な免疫抑制の寛解に伴い、出産後に免疫系のリバウンドが起こる。
TPOAb陽性者は、産後の女性において甲状腺機能障害を発症する頻度が高いことが示された。
産後の甲状腺機能、特に甲状腺機能障害には自己免疫が重要な役割を担っている。
ビタミンDは免疫細胞の分化と成熟を制御し、サイトカインの発現を調節することでAITDの進行に影響を与えることが明らかになった。
メタアナリシスではビタミンD摂取が、AITD患者の血清TPOAbおよびTgAb力価を著しく低下させることが示された。

・今回の研究では、産後に発症した甲状腺機能障害に対するビタミンD摂取の保護効果は、TPOAb陽性の被験者においてのみ観察された。
この保護効果はビタミンDの免疫調節作用に起因すると考えられる。

・内分泌学会の臨床ガイドラインによると、妊娠中および授乳中の女性は少なくとも600IU/日のビタミンDを必要とし、血中25OHD値を75nmol/L以上に維持するためには少なくとも1,500-2,00IU/日のビタミンDが必要。

・アメリカで行われた試験では、ビタミンD補給(コレカルシフェロール、2,000IU/日)を5年間続けると、自己免疫疾患の発症を25〜30%抑制できると報告されている。
別の研究では、血清25OHDレベルが125nmol/L以上だと甲状腺機能低下症のリスクが低く、抗甲状腺抗体価も低下すると報告されている。

・利用可能なデータでは、妊娠中および授乳中の女性に対するビタミンDの耐容上限摂取量は、妊娠中および授乳中でない女性のそれと異なることは示されなかった。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: ビタミンD, 甲状腺機能低下症

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

パワーリフターの上腕二頭筋腱亜脱臼

2025年7月9日 By office-k

肩の前部の鋭い痛みでお悩みのパワーリフターが来院された。症状は肩関節内旋動作時における肩前部に鋭い痛みを伴う衝突感と上腕への放散痛。 一般に鑑別診断ではSLAP損傷、ローテータカフ断裂、インピンジメント症候群、神経血管症 […]

妊娠中の地中海食遵守は幼児期のアトピー性皮膚炎の発症に対して予防的

2025年7月8日 By office-k

アトピー性疾患は世界的に増加している健康問題で、特にアトピー性皮膚炎(AD)は世界の小児の約20%、成人の約10%に影響を及ぼしている。 ADは乳児期に発症することが多く、特に早期に症状が持続するタイプの場合は他のアレル […]

葉酸受容体アルファ自己抗体を持つ女性における妊娠中のフォリン酸補給:自閉スペクトラム症の潜在的予防

2025年7月3日 By office-k

自閉スペクトラム症(ASD)有病率が近年著しく上昇している。最近の推定では約36人に1人の子どもが罹患しているとされている。 遺伝的要因だけでなく、胎児の発育期における免疫介在性のメカニズムがASDの病因に関与していると […]

腫瘍学におけるモジュレーターとしてのカフェイン

2025年6月30日 By office-k

世界中で最も広く消費されている生物活性化合物の一つであるカフェイン(CAF)。近年では、一般に知られている神経学的および代謝的効果に加えて、潜在的な抗がん作用が認識されてきている。 カフェインの持つ抗がん作用のメカニズム […]

灼熱環境下のアスリートにおけるサプリ摂取が持久力パフォーマンスと主観的知覚に与える影響

2025年6月28日 By office-k

屋外の持久系アスリートが対象だが、炎天下の屋外での仕事に従事している方にも参考になりそうな興味深いデータをまとめてみたい。 高温環境(27℃以上)はアスリートの生理機能、特に持久力パフォーマンスと主観的知覚に大きな課題を […]

©2018 Office-k All rights reserved