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超加工食品と思春期の心理社会的機能

2022年11月16日 by office-k

様々な疾患の危険因子とみなされている超加工食品(UPF)。

ほとんどのUPFは栄養密度が低く、タンパク質、食物繊維、微量栄養素の供給源としては機能しない。同時にエネルギー密度が高く、未加工食品と比較して飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、加糖、塩分を多く含んでいる。
またUPFは、感覚的品質を追求することから添加物(甘味料、着色料、乳化剤)を含む。
最近の研究では、UPFに含まれる化学物質として、精巧な包装材(例:ビスフェノール)などの接触素材や、食品加工工程で発生する新生汚染物質が警告されている。

思春期世代のUPF消費率は最も高く、最近の研究では彼らの総エネルギー摂取量のうちUPF消費から得る割合は29%から68%(スペインのデータ)と推定されている。
UPFの消費は、微量栄養素やビタミン、タンパク質、食物繊維のレベルの低下、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、加糖、ナトリウムの摂取量の増加など特定の栄養過剰及び欠乏と関連している。

最近の研究では、UPFが精神衛生に及ぼす悪影響が明らかになり始めた。
UPF消費と心理問題、抑うつ症状、誘発性不安障害、一般的な精神疾患リスクとの間に関連性があることが研究で示されている。
上記の悪影響のいくつかは性差があることが報告されていおり、UPFの成分(いくつかの添加物に含まれるナノサイズ粒子、トランス脂肪酸、化学物質)は感情プロセスに関与する海馬や大脳皮質などのいくつかの脳領域を損傷するという。

一方、果物や野菜の摂取や身体活動などの健康的な生活習慣は、精神的な健康効果をもたらすことを示す証拠が多数存在する。
あるレビューでは、健康的な食習慣と青少年の内在化障害との関係が示されている。
別の研究では、果物や野菜の消費量の少なさは思春期を通じて精神衛生の低下と関連していた。

UPFの消費は精神的健康の悪化、特に青少年における内在化問題と関連している可能性が指摘されているが、UPF摂取が他の心理社会的領域の機能障害と関連するかどうか、またその影響が男女間で異なるかどうかについての研究は少ない。

リンクの研究は、青少年の大規模サンプルにおいて、性、年齢、果物・野菜の摂取量、身体活動を調整しながらUPF摂取と心理社会的機能領域との関連を調べたスペインの研究。性差の影響についても検討している。

結果
参加者は1日あたり7.72 UPFサービングの消費を報告し、男子は女子よりも高い消費を示した。
果物と野菜の消費量と身体活動レベルは推奨値より低かった。
心理社会的障害は、参加者の26.2%で観察された。
UPF消費量が多いことは、サンプル全体および男子青年において、抑うつ症状および内面化・外面化問題の高確率と関連していた。

UPF消費が精神問題と相互作用する可能性を示唆する先行研究を支持する結果であり、UPFの影響が内面化問題にとどまらない可能性を示唆と結論。

Ultra-Processed Foods and Drinks Consumption Is Associated with Psychosocial Functioning in Adolescents

・一般集団に属するスペイン青少年が1日あたり7.72UPFサービングの消費を報告し、男子は女子よりも高い消費を示した。50%以上の参加者が赤身肉や加工肉、クッキーの摂取を報告した。

・果物と野菜の消費量と身体活動レベルは全体的に推奨値より低かった。
果物と野菜の消費量は女子が多く、男子は週当たりの身体活動量が多かった。

・心理社会的障害は26.2%に認められ、症状は主に抑うつ症状。
女子は全体的に特に抑うつ症状、不安症状、内在化問題などの心理社会的障害をより多く報告。UPFの消費量が多いほど抑うつ症状、内在化問題および外在化問題の存在度が高かった。
性差分析では、この関連は男子において有意だった。

・被験者が消費した製品は、冷凍肉、クッキー、加工肉、チョコレート製品、様々なタイプのスナック、チョコレート飲料、ソースだった。

・UPF消費と外在化問題(行動障害や反抗挑戦性障害を示唆する行動(喧嘩やからかい、ルールを聞かない、共有することを拒否する、他人の気持ちを理解しない、他人のものを取るなど)との関連性が観察された。この知見は、思春期サンプルにおける低栄養成分(すなわち、ジャンクフード)の消費と暴力的行動との関連を示した過去の研究と一致する。

・今回、注意欠陥/多動性症状との関連は見つからなかった。
しかし、他の研究では妊娠中のUPF消費と8歳時の子供の注意欠陥/多動性症状の増加との関連性が見出されており、不健康な食事パターンの一部として超加工食品を食べることは注意欠陥/多動性症状と関連する可能性を裏付けるさらなる証拠がメタ分析から得られていることには留意。

・砂糖や人工甘味料入りの飲料(すなわち、ソフトドリンクやエナジードリンク、パック入りフルーツジュース)、加工肉などの過剰消費は、うつ病やうつ症状(例えば、無価値感)リスクと関連づけられている。また、攻撃性と同様に抑うつ症状もファーストフードの消費量が多いことと関連しており、その中には、今回のデータで男子がよく食べていたピザも含まれてい他ことが報告されている。

・この究はUPF摂取が精神衛生上の問題と相互作用する可能性を示唆する先行研究を支持する。さらに、食品加工が精神的健康に及ぼす影響が内在化の問題にとどまらず外在化問題も増加させる可能性があることを示唆する。

Filed Under: health, Mental health, nutrition Tagged With: 加工食品, 心理機能

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