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学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

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トレーニングと脳

2021年2月6日 by office-k

昨年末くらいから、自粛生活のストレスやコロナへの恐怖心からくる精神疾患が疑われる方が私の周り(主に患者さん)で増えてきた。
アルコール依存、双極性障害、鬱・・・
長い付き合いだった患者さんの豹変ぶりには驚きを隠せないのが正直なところ。

しかし同じ環境下でも変わらず元気溌溂の方々もいる。
当院にお越しになっている方々の範囲でいえば、両者の違いを明確にする要因の一つがトレー二ングをするかしないかにある。
パーソナルでお越しになっている方々は季節性の風邪ひとつひいていなし、定期的な健康診断も異状ない。
一方、運動は全くせず、調子が悪くなったら数か月に一度カイロの調整に来るような方々はコロナ禍では調子が悪そうだ。
肉体的な問題とトレーニングのリンクは想像しやすいけど、精神面となると?どんな関係が?という方もいるかもしれないが、こんなデータがある。

Systematic analysis of brain lactate and pH levels in 65 animal models related to neuropsychiatric conditions

Protein lactylation induced by neural excitation

脳のpHが有意に上昇または低下した双極性障害、統合失調症、社会的敗北ストレス曝露マウス、コルチコステロン処理マウスストレプトゾトシン誘導糖尿病マウスの24例では、乳酸値の変化が認められた。
メタ解析の結果、脳のpHと乳酸値の間に有意な負の相関が認められ、乳酸値の上昇が脳のpH低下を引き起こしていることが示唆された。

社会的敗北を経験したマウスの脳でその乳酸増加プロセスのブロッカーを投与するとマウスの鬱様行動が亢進したという。

可能性として、脳内の乳酸値増加は鬱に関連する神経細胞の過活動に(うつ症状の亢進)に抑制効果があるかもしれないと。

意図的に体内の乳酸値を高めて脳に送り込める方法と言えばトレーニングなどの身体活動。
身体を動かすと気分的にスッキリするのも乳酸値が高まっているからではないか?

軽度の症状で体が動かせるステージの方は積極的に投薬治療にトレーニングをくわえてみてもいいと思う(あと栄養管理も)。


おまけにこんな記事も

Can Exercise Make You More Creative?

・頻繁に運動をしている人は、より創造的になる可能性が高い
・活動的な人は、比較的座り仕事をしている人よりも発明性のテスト中により多くの良いアイデアを思いついている
・人や動物を対象とした多くの研究では、運動をすると脳が身体活動に反応して変化する
・動くことがイノベーションに拍車をかける

タレブがAntifragileかSkin in the gameの中で革新的なアイデアは散歩の途中で生まれると書いていたのを思い出した。
彼は歩くときヘッドホンで音楽など聴かずなるべくゆっくりと歩くそうだ。


Filed Under: health Tagged With: トレーニング, メンタルヘルス, 学芸大学整体院

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