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妊娠前の地中海食摂取と妊娠糖尿病リスク

2023年2月9日 by office-k

栄養学的マネジメントは妊婦と胎児の両者にとっての妊娠転帰に影響を及ぼすことを過去の記事で紹介してきた。
特に妊娠糖尿病の世界的な有病率の増加とその子孫への影響が深刻な問題になっていることから、研究の数も増加傾向にある。

妊娠糖尿病に関するいくつかの研究では、妊娠前または妊娠期間中の地中海食(MD)の遵守度といった栄養的側面と母体のライフスタイルがGDM発症リスクに及ぼす影響について評価されている。
それらの研究の報告として、

・妊娠前の地中海食遵守度が高いとGDM発症率が低い
・妊娠初期にエクストラバージンオリーブオイル(EVOO)とピスタチオを添加したMDパターンがGDMリスクを低減する
・妊娠前および妊娠中の身体活動がGDM発症を抑制する
・運動の開始時期が早いほど、GDMの発生予防に有利であることが示されています。
・一般集団における2型糖尿病(T2DM)の予防や治療においてMD食遵守が有益な役割を果たす

などがある。

T2DMはGDMと共通の発症メカニズムを持っている可能性があることから、MDはGDM発症に対しても保護的に作用するのではないかという仮説がある。
現行の調査方法以外にも、果物や野菜、一価不飽和脂肪酸(MUFA)といった主要なMDカテゴリーを維持しながら各国国民固有の食事摂取量やライフスタイルに対応するための修正版も作成されており、現在調査が進んでいる。
ギリシャでは地中海食ピラミッドに基づいてMedDietScoreと呼ばれる指標が開発され、
このスコアリングシステムには11食品群が含まれ、ジャガイモとオリーブオイルを含むこと、ナッツ類を含まないこと、肉と鶏肉をマイナス要因としていることがMDSと異なる点。

また、腸内細菌叢組成が糖代謝調節に関与している可能性が示唆されている。
腸内細菌叢の変化はGDM発症のハブになっている可能性がある。
これらの変化の正確な相互作用はまだ明確に特定されていないものの、腸内細菌叢組成の変化は妊娠中に発症するインスリン抵抗性とともに、腸管透過性に影響をするエネルギー恒常性に影響を与える可能性が示唆されている。
腸内細菌とGDMに関する最近のシステマティックレビューでは、GDMと診断された女性における妊娠第1期の腸内細菌群の違いが明らかにされている。GDM発症に関連する腸内細菌叢の変化が、GDM診断の10週間以上前にGDM発生に先行していたのが観察されたのは興味深い。
地中海食の高アドヒアランスは腸内細菌叢に有益な影響を与え、健康増進と関連している。

リンクの研究は、ギリシャ人妊婦コホートにおける妊娠6ヶ月前のMDおよび修正MDの遵守度とGDMリスクを評価したもの。
参加女性743人のうち、112人(15.1%)がGDMを発症。
MDSインデックスでは、5-9点(アドヒアランスが高い)がGDM発症率の低下と関連していた。
修正版MDSインデックスではどのレベルのアドヒアランスでも有意な関連は認められなかった。
妊娠前の「肉およびその派生品」「脂肪肉および加工肉」の摂取は、いずれのスコアリングシステムでもGDM高リスクと関連していた。
妊娠前のMDの遵守度が高いほど、特に肉の摂取が少ないほどGDM の発生を予防する効果がある可能性がある。

Pre-Pregnancy Adherence to Mediterranean Diet and Risk of Gestational Diabetes Mellitus: A Prospective Cohort Study in Greece

・ギリシャ人妊婦のGDM発生との関連で妊娠前MDアドヒアランスを調査した最初の研究。
主な結果

  1. 妊娠前の体重や他の既知の危険因子に関係なく、妊娠前のオリジナルMD食への高アドヒアランスはGDMリスクを減少させたが改訂版MDは影響を与えなかった。
  1. 妊娠前の「肉およびその派生物」「脂肪肉および加工肉」の摂取は、どちらのスコアリングシステムでもGDMの高リスクと関連していた。


・MDの遵守は、炎症性腸疾患(IBD)、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)、メタボリックシンドローム、がん、長寿など様々な疾患に対する多くの健康効果と関連する。
GDMを発症した妊娠は、後年メタボリックシンドロームを発症するリスクの上昇と関連している。非妊娠者における最近のシステマティックレビューとメタアナリシスでは、MDアドヒアランスがメタボリックシンドロームのすべてのパラメータに正の影響を与えることが強調されている。

・ギリシャを含む地中海沿岸10カ国からの参加者を対象とした研究では、地中海食指数(MDI)スコアが高い群はGDM発症率が低く、MDIが高い対照群は耐糖能の程度が高かった。

・栄養面、肥満、神経発達、小児の喘息への進展、環境・社会経済的要因など、多くの異なる変数が母親と子供の転帰に及ぼす影響を評価した南ヨーロッパ最大の研究では、妊娠中のMD遵守率が高いほど、小児の体脂肪率の低下と相関していることが示された。
また、母親の有機塩素系農薬への環境暴露はGDMリスク上昇と関連していた。

・妊娠前の「肉とその派生品」「脂肪肉と加工肉」の高消費はGDM高発症率と関連していた。これは、この研究と妊娠前に行われた過去の研究の知見と一致する。
肉総摂取量、特に赤身肉の摂取量が多いとGDMリスク上昇と有意に関連したと報告されている。
メタ解析の結果では、妊娠前または妊娠中に赤肉や加工肉、飽和脂肪、コレステロールの摂取量が多い人はGDM発症リスクが高いことが報告されている。
妊娠1年前と妊娠中の肉と乳製品の摂取がどのような役割を果たすかについて検討した研究では、妊娠中期に総タンパク質と動物性タンパク質の摂取量が多いとGDM発症が統計的に有意であることが報告された。
動物性タンパク質の大量摂取は膵臓β細胞のインスリン分泌のためにグルコース閾値を低下させて膵島細胞が十分な量のインスリンを分泌できなくなり、糖尿病を発症させる可能性がある。

・最近のシステマティックレビューでは、妊娠前および妊娠中の飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の大量摂取はグルコースホメオスタシスを大きく変化させGDM発症リスクを高めると報告されている。

・近年、妊娠適齢期女性の栄養過剰または栄養欠乏があることが一般的なため、妊娠中だけでなく妊娠前にも多くの栄養不均衡が存在する可能性がある。妊娠前、妊娠経過、母体年齢やBMIの高値、GDM既往、GDM家族歴、GDM発症リスクを高めるような危険因子をもつ人においてGDM発症リスクを最小限にするために、栄養介入を含む効果的なカウンセリングアプローチを行う必要がある。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 妊娠中栄養学, 妊娠糖尿病

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