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妊娠糖尿病後の耐糖能異常と関連する食事パターン

2023年7月2日 by office-k

妊娠糖尿病(GDM)は母子の健康に短期的・長期的に多くの影響を及ぼす。
多くのGDM症例は分娩後に消失するが、高血糖は20-60%の女性で継続し、分娩後5年以内にT2Dを発症する。
GDMは糖尿病前症および2型糖尿病(T2D)を含む耐糖能異常(AGT)の独立した予測因子で、GDMとAGTはともに心血管疾患(CVD)のリスクも高める。
したがって、GDM歴のある女性におけるAGTの危険因子を特定することは、高リスクグループにおける予防戦略を促進するために極めて重要だろう。

食事療法を含む生活習慣への介入は、GDM歴のある女性におけるAGTリスクを修正することが証明されている。
最近の栄養疫学研究の焦点は単一栄養素または特定の食品群摂取の代わりに、食事パターンのより全体的な分析にシフトしている。現実にヒトは食物や栄養素を単独で摂取しているわけではなく、摂取される食品と栄養素の組み合わせの頻度と量、栄養素ごとの相乗的相互作用、食事全体のより包括的な分析が必要である。

食品と栄養素消費を食事パターンとして分析することで、疾患リスクをより正確に予測できる可能性があるが、アジア人集団におけるエビデンスは乏しい。GDM歴女性の食事パターンを評価した過去の研究は、代替地中海食(aMED)、高血圧食事療法(DASH)、代替健康食指標(aHEI)を含む食事の質指標または健康的食事ガイドラインの遵守を評価した研究が多いが、ほとんどが白人女性を対象としたものであり、その食事の質、栄養素摂取量、食品源はアジア人女性と比較して異なることが報告されている。

今回ご紹介するデータの対象地マレーシアも、アジアにおけるT2D流行の真っただ中にある。マレーシアはマレー系、中国系、インド系を中心とした多民族で構成されている。
多様な食事パターンの分析は多民族集団において個々に合った食事戦略を計画するのに役立つだろう。

リンクの研究は、GDM歴女性における食事パターンとAGTとの関連を明らかにすることを目的としたもの。
マレーシアのGDM歴女性157人(平均年齢34.8歳)が対象。
食物摂取量は2014年マレーシア成人栄養調査食物摂取頻度調査票を用いて評価。
主成分分析を用いて
「不健康」
「魚卵-果物-野菜」
「穀類-菓子類」
「豆類-乳製品」
「肉類-砂糖-甘味飲料」
という5つの食事パターンが導き出された。
社会人口統計学的特徴および総エネルギー摂取量で調整した後、「穀類-菓子類」食パターンはAGTと有意な相関を示した。

AGTおよびその合併症リスクを減少させるために、GDM歴女性に対して的を絞った食事介入が正当化されると結論。

Dietary Patterns Associated with Abnormal Glucose Tolerance following Gestational Diabetes Mellitus: The MyNutritype Study

・本研究におけるAGT有病率は36.3%でありアジア人女性のGDM後AGT有病率と一致した。AGTに罹患したGDM歴女性は、世帯人数が多く、分娩数と妊娠率、GDM再発率、妊娠前BMI、現在のBMI、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径、空腹時インスリン値が高かった。
AGT群では総コレステロール値、トリグリセリド値、LDLコレステロール値、非HDLコレステロール値、総コレステロール値/HDLコレステロール値が高く、HDLコレステロール値は低かった。

・共変量で調整後、「穀類-菓子類」食パターンはAGTのオッズ上昇と有意な相関を示した。
この食事パターンは総炭水化物摂取量と正の有意な相関があった。
この食事パターンに寄与した主な食品源は、白米、白パン、玄米、風味米、地元のクイだった。マレーシアでは白米は主食であり、約89.8%のマレーシア人が1日2回(約2.5皿、250g/日)白米を摂取していた。

・アジア数カ国の報告では、白米摂取量が多い人ほどT2Dの発症率が高く、そのリスクは女性で高かった。白米または全粒穀物を50g/日摂取するごとに、直線的な用量反応関係があるようだ。一方、玄米摂取量が50g/日増えるごとにT2Dのリスクは13%減少した。

・白米、白パン、玄米、フレーバーライス、ローカルクイはグリセミック指数値が中程度か高い傾向にある。特に白米、白パン、地元のクイ(春巻きなど)は、それぞれ90、82、78と高いグリセミック指数(GI値)を示す。GI値やグリセミック負荷(GL)の高い食事は食後グルコースやインスリン反応を上昇させ、インスリン抵抗性や高血糖を引き起こすという仮説がある。

・「砂糖入り飲料(SSB)」食パターンはマレーシアの多民族健康成人における心代謝リスク増加と関連していた。さらにシンガポール系中国人の成人では、点心、肉・加工肉、糖質・甘味食品、揚げ物摂取量が多い食事パターンはT2Dリスクの上昇と関連していた。

・AGT群では脂肪(TEIに占める割合)と飽和脂肪の摂取量が少なかったが、現在のエビデンスでは摂取する脂肪の総量ではなく、その種類がT2Dを含む慢性疾患のリスクを変化させる可能性が示されている。脂肪の質を考慮せずに高炭水化物・低脂肪食を実践することは、精製炭水化物の過剰摂取につながり心代謝性疾患リスクを高める可能性がある。

・高GI食パターンであることに加え、ビスケットと地元産のクイもマレーシアで最も消費されている食品である。これらは、白砂糖、小麦粉、もち米、ココナッツミルクで作られるのが一般的で油で揚げる傾向がある。

ぱっと読むと炭水化物や砂糖が原因であるかのような文脈がいくつかあるが、安易に低炭水化物ダイエットは始めない方が良いだろう。
炭水化物や穀類を問題視する前に、耐糖能を向上させる戦略を実行すべきだ。

具体的に実践したい方(GDM歴がある方)は一度当院にご相談ください。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 妊娠中栄養学, 妊娠糖尿病

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