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高脂肪食が眼の健康に与える影響

2025年10月18日 by office-k

世界的な高脂肪食(HFD)の急激な蔓延は代謝性疾患および変性疾患の急増とリンクしているが、HFDの眼への影響は十分に認識されていないのが現状。

網膜および網膜色素上皮(RPE)は、高い脂質含有量と持続的な酸化的ストレスに曝されている組織で、食事による過剰な脂質に対して特に脆弱。
HFDは正常食と比較して網膜、RPE、肝臓、および血清においてコレステロールレベルの有意な上昇をもたらし、これら組織におけるコレステロール代謝関連遺伝子発現の著しい低下を伴う。

脂肪酸は脂質(脂肪)の構成要素で、飽和脂肪酸(SFA)と不飽和脂肪酸(UFA)に分類される。不飽和脂肪酸のうちオメガ-6には、リノール酸、ガンマ-リノレン酸、ジホモ-ガンマ-リノレン酸、およびアラキドン酸が含まれる。オメガ-3脂肪酸ファミリーには、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸、およびドコサヘキサエン酸(DHA)が含まれ、網膜構造における炎症調節、および眼内圧調節など、眼の生理学的および病理学的プロセスに機能的に関与している。
また、オメガ-3由来エポキシエイコサノイドは、心臓保護作用、血管拡張作用、抗炎症作用、および抗アレルギー作用を示し、心血管疾患、気管支障害、眼内新生血管、アレルギー性腸炎、炎症性疼痛など、広範な病態における n-3長鎖多価不飽和脂肪酸(LC-PUFAs)の健康効果の根底なす。

高脂肪食摂取が眼に及ぼす影響を定義することは治療標的を特定するために不可欠だが、いまだに定義は曖昧のまま。過去のエビデンスは、高脂肪食摂取後の眼組織における脂質蓄積と代謝機能不全を明確に示しているものの、多くのデータはヒトの栄養摂取を代表しない極端な食事条件を用いた動物モデルに由来であり、長期的なヒトのアウトカムについては依然として不確実性が残っている。

リンクのレビューは、HFD誘発性の網膜およびRPE損傷に関する現在のエビデンスを統合し、視力喪失の病態形成における脂質代謝、炎症、および神経変性の相互作用に焦点を当てたもの。
2025年までのシステマティック・レビューを実施。

【結果】
高脂肪食は、網膜、網膜色素上皮、および眼の血管におけるコレステロール蓄積と脂質代謝の攪乱を誘発する。コレステロール蓄積と脂質代謝は炎症性および酸化的ストレス経路を活性化し、結果的に構造的かつ機能的な損傷を引き起こす。
オメガ-3欠乏は炎症を増悪させる一方、その補給は涙液膜の安定性、角膜上皮機能、眼内圧調節を改善し、神経保護作用を発揮する。

【結論】
高脂肪食パターンは脂質代謝障害、慢性炎症、酸化的ストレス、およびミトコンドリア機能不全が関わる重複したメカニズムを通じて眼の健康に悪影響を及ぼす。
過剰な飽和脂肪酸の摂取は、網膜変性、ドライアイ、および白内障と一貫して関連している。
一方で、不飽和脂肪酸および多価不飽和脂肪酸の役割は微妙、オメガ-3脂肪酸(EPAとDHA)は網膜の完全性、涙液膜の安定性、および眼圧調節に対する潜在的利益を示しているが、研究全体の結果は不均一なまま。

The Impact of a High-Fat Diet on Eye Health

近視と脂質

・飽和脂肪酸とコレステロール摂取量増加が、眼軸長増加と正の関連を示している。5歳から12歳の子供を対象とした研究では、近視の子供は正視や遠視の子供と比較して、1日あたりの脂肪、オメガ-3脂肪酸およびレチノールの平均摂取量が有意に低かった。
食事からのオメガ-3PUFA摂取量減少が近視および眼軸長伸長の増大と有意に結びついており、オメガ-3PUFAが子供の近視発症に対して潜在的防御効果を持つことを示唆する研究もある。

・マウス研究では、オメガ-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)が近視進行を遅らせることが示された。また、オメガ-3PUFAは、形態剥奪(FD)によって誘発される脈絡膜構造、脈管構造、および強膜のHIF1αタンパク質レベルの変化にも拮抗した。この作用は強膜の筋線維芽細胞への形質転換を阻止し、正常な細胞外マトリックスのリモデリングを維持することで近視発症に対する重要な防御的役割を果たしている可能性がある。

・オメガ-3脂肪酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、DHAの総脂肪酸に対する比率、多価不飽和脂肪酸(PUFA)の総脂肪酸に対する比率、PUFAの単価不飽和脂肪酸に対する比率、および不飽和度の全体的な高さは、脈絡膜厚の増大と名目上正の関連を示す。
また、DHAとEPAのレベルが高いほど強度近視リスクが減少する可能性があること示されている。

上記の知見は、オメガ-3脂肪酸の全身的利用能の高さや、好ましい脂肪酸組成が、脈絡膜厚の維持または増強に寄与し、眼の健康における防御的な役割を支持する可能性を示唆している。

ドライアイ症候群と高脂肪食

・韓国の臨床研究は、女性におけるドライアイと血清コレステロール値の上昇との間に関連性があることを発見。高コレステロール値グループでは、ドライアイ(DED)を発症するリスクが77%高かった。

・高脂肪食(HFD)は涙液分泌の減少、顕著な眼表面染色、および杯細胞の著しい損失といった明確な眼表面の損傷を引き起こす。また、角膜上皮のバリア機能障害や、角膜および結膜上皮における有意な扁平上皮化生も引き起こす。さらにHFDは、酸化ストレスの主要調節因子の発現を増加させ、眼表面上皮細胞における細胞アポトーシスを促進する。

・マウスモデルにおいて、HFDがドライアイ疾患を発症させることが証明されている。マイボーム腺と涙腺に有意な脂質蓄積が観察され、高脂血症の有効なモデル化が示された。HFD摂取はマイボーム腺(MG)開口部の進行性閉塞、瞼縁の色素沈着の喪失、および濃くミルク状のマイバムを引き起こすことが観察された。涙液分泌は8週間後に減少し、涙液膜安定性(TBUT)は16週間までに低下し、涙腺機能障害を示した。これらの変化は全て高脂肪食がマクロファージM1表現型への分極を促進し、それが炎症を引き起こすため発生する。

・涙液膜におけるオメガ-3の不足はドライアイ疾患における持続的な眼表面の炎症に寄与している可能性がある。オメガ-3サプリメントを摂取した患者では、涙液膜中のPUFAレベルが増加し、炎症性が低いオメガ-6:オメガ-3比が減少した。これは経口摂取されたオメガ-3サプリメントが、ヒト涙液膜における炎症性脂質プロファイルに直接影響を与えるのに十分な生物学的利用能を持つことを示している。

・必須脂肪酸と抗酸化物質の食事補給は、ドライアイのすべての特徴的症状(引っ掻かれたような痛み、刺すような痛み、充血、砂のような異物感、かすみ目など)を効果的に軽減することが示されている。追加の利益として、人工涙液への依存度の低下、結膜充血の減少、および涙液膜機能の向上もふくまれる。人工涙液による標準治療の効果が不十分な場合、オメガ-3脂肪酸を1.5g補給することでマイボーム腺機能不全(MGD)を持つ個人の涙液膜破壊時間を改善できるため、有益な補助治療となり得る。

・ある研究では、再エステル化トリグリセリド型オメガ-3補給が、合併症のない白内障手術後の非特異的ドライアイ治療に有益な効果をもたらすことが示された。経口オメガ-3は患者の自覚症状を改善し、サプリメント摂取後にオックスフォードスコアやMMP-9レベルなどの客観的な眼表面の炎症マーカーが減少している。
他の複数の研究でも同様の結果が出ており、rTGオメガ-3群は対照群と比較してTBUT、角膜フルオレセイン染色、およびストリップメニスコメトリーチューブスコアにおいて有意な改善を示した。また、重度MGD患者ではマイボーム腺の質と圧出性にも有意な改善が見られた。

・LASIK後の経口オメガ-3脂肪酸補給は涙液分泌を改善する可能性がある。シッパー(Schirmer)スコア(涙液分泌)は、3ヶ月時点でオメガ-3脂肪酸群で有意に高く、涙腺機能への潜在的な効果を示唆している。

脂質と加齢黄斑変性(AMD)

・加齢黄斑変性は高齢者の不可逆的視力喪失の主因。AMDは早期と後期に分類され、どちらも網膜の黄斑部を中心に中心視力の喪失を引き起こす。早期は網膜への軟性ドルーゼン沈着や色素変性によって定義され、後期は地図状萎縮や脈絡膜新生血管などの進行した病態によって区別される。AMD発症リスクは遺伝的感受性、環境暴露、加齢、生活習慣、および心血管系の健康の組み合わせと密接に関連している。主要因子として認識されている肥満は、代謝的、遺伝的、行動的、および環境的影響によって形成される。
また、AMD患者は高脂血症を示し、脈絡膜内のドルーゼンに脂質が蓄積することが頻繁に観察されている。

・4ヶ月間高脂肪食を与えられたマウスのRPEおよび脈絡膜組織は、対照群の2倍以上の脂質レベルを持っていることがわかった。網膜イメージングでは網膜層全体に著しい脂質滴の蓄積が明らかになり、眼底検査ではAMDのドルーゼンに類似した沈着が確認された。脂質滴の蓄積は、AMDの初期兆候である有意なRPE障害を伴っていた。RPEは正常な立方体形状の喪失、多核細胞の増加、CTNNB1局在の障害、および基底膜ひだの喪失を示し、超微細構造解析では空胞、脂質顆粒、未消化の視細胞セグメント、および腫脹したミトコンドリアが明らかになった。主要RPEマーカー(RPE65、KRT18、MERTK)も著しく減少し、RPE構造と機能の障害を示してた。

・オメガ-3PUFAの摂取量が多いこと、および魚とナッツの定期的な摂取は、早期AMDを発症するリスクを減らすのに役立つ可能性がある。また、魚、ナッツ、または長鎖オメガ-3PUFAの摂取と、喫煙、オメガ-6PUFAの摂取、ベータカロテンの摂取、および血清総コレステロール対HDL-C比などの他の因子との間の相互作用が、AMDリスクに影響を与える可能性がある。DHA + EPA(特にDHA)と脂質の多い魚のより多い摂取は、視覚的に有意な中間型AMDのリスクが17%から40%減少することと関連している。

白内障と高脂肪食

・血清LDL-Cとトリグリセリド(TG)の濃度は加齢性白内障と有意な関連を示した。

・総脂肪とコレステロール摂取量の増加は、白内障全体およびそのすべてのサブタイプのリスク増加と関連していた。また、肉の摂取量と白内障発症率との間に、統計的に有意な正の相関が見られ他研究もある。

・多価不飽和脂肪酸(PUFA)の摂取は、核混濁の有病率と有意な正の関連を示した。特に関連性が高かったのはリノール酸とリノレン酸だった。

緑内障と高脂肪食

・高脂肪・高カロリー食の摂取は正常眼圧緑内障のリスク上昇と関連している。飽和脂肪とトランス脂肪を多く含む超加工食品の多量摂取は緑内障の発症リスクを高めることがわかっている。

・食事中脂質は内因性のn-6プロスタグランジン経路を介して眼圧(IOP)を調節する可能性があり、脂肪を含まない食事や非経口栄養補給がIOPの減少につながるというエビデンスがある。食事性脂肪摂取は、プロスタグランジンの前駆体であるアラキドン酸を生成する眼の酵素と競合することで眼内プロスタグランジンのレベルに影響を与え、それによってPOAGの発症リスクに影響を与え、IOPを変化させると考えられる。

・食事性n-3、n-6多価不飽和脂肪比の上昇は特に高眼圧サブタイプにおいて、POAGリスク増加と関連している。この関連性は高齢患者で特に多く観察される。しかし、食事からのn-6脂肪酸摂取の増加は、n-6プロスタグランジン(例:プロスタグランジン2)のレベルを上昇させてIOPをより害の少ないレベルに維持するのに役立ち、POAGリスクを低下させる可能性がある。

・肉、魚、および植物性脂肪の高摂取は、緑内障発症するリスクの低下と関連していた。対照的に、オメガ-3脂肪酸の主要供給源であるサケを多く含むエネルギー制限食は、血清プロスタグランジン2レベルの低下と関連していた。他の研究でも同様の知見が得られており、日本の女性の間では週当たりの肉摂取量が多いことがOAGの有病率と逆相関している。

・脂肪の多い魚やクルミの摂取量が少ないことはPOAG高リスクと関連している。これは、、オメガ-3脂肪酸がその血管保護作用および神経保護作用を通じて、POAGにおいて防御的な役割を果たす可能性があることを示している。

・オメガ-3PUFAの補給は、単独で使用された場合でも、チモロールと併用された場合でも、遺伝性緑内障のマウスモデルにおいて網膜神経節細胞を温存するのに役立つことが判明。オメガ-3PUFAとチモロールの組み合わせは、どちらか一方の治療単独よりも強力な神経保護を提供する。

・・・昨日、船舶免許の更新に行って視力検査を受けたんですが、今まであんな景色からそんなところの隅々まで丸見えだった最強視力が一気に落ちていて愕然としました。
そこで帰ってからいろいろデータを探していたところ、このデータを見つけてご紹介という運びとなったわけですが、、、いやーーー……

さて、眼科疾患では問題部位が水晶体の場合はフェニルアラニン、網膜はアスタキサンチンとオメガ-3PUFAの組み合わせといった感じで、それぞれ効果的な栄養素が変わってきます。ん膨大な数の組み合わせになってしまうんで一回の記事で全て紹介するのは無理なんですが、いつか時間に余裕ができたら公開します。
ひとまず、近視、ドライアイ、白内障、加齢黄斑変性、緑内障でお悩みの方は上記参考にしてみてください。

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Filed Under: health, nutrition Tagged With: ドライアイ, 加齢黄斑変性, 白内障, 近視

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