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You are here: Home / Woman's Health / 高濃度乳房における食事介入

高濃度乳房における食事介入

2022年12月14日 by office-k

乳がん(BC)は、女性の間で最も死亡率の高い悪性腫瘍。
BCリスクを調節する因子の多くは内因性ホルモンへの曝露や遺伝的素因に関連するため一次予防の対象とすることは容易ではないが、修正可能なリスク因子もいくつか確認されている。
それらの修正可能因子うち、乳房全体に占める膠原病性乳房組織の割合として定義される高濃度乳腺はBC発症の確立した強力かつ独立した修正可能リスクマーカーのひとつ。
現在、高濃度乳腺の女性は、濃度の低い女性に比べてBC発症リスクが高いという説得力のある証拠が存在する。

長年にわたり多くの研究が高濃度乳腺やBCリスクと関連する個人的特徴に焦点を当てた結果、閉経前および閉経後女性で、低BMI、若年、未婚、初産年齢が遅いことがMBDと直接関連しており、閉経後女性ではホルモン補充療法が関連していることが明らかになっている。
閉経前女性では喫煙と教育が高濃度乳腺と逆相関していた。

予防の側面では、身体活動はBC予防因子としてよく知られている。
高濃度乳腺と身体活動の関連性エビデンスは今のところ一貫していないが、ベースラインで高MBDの閉経後女性226名を対象に行われた24ヶ月間介入研究では、食事介入群と身体活動介入群の両方で、対照群と比較して高濃度乳腺が減少することが示されている。

食事に関しては、11研究のメタ分析で高濃度乳腺とアルコール摂取との間に直接的な関連があることが示されている。
アルコール摂取はBCの確立された危険因子でもある。

しかし、単一の食品や食品群を対象とした研究は存在するものの、食事全体(無作為化比較試験(RCT)または食事パターンによる観察研究)と高濃度乳腺の関連を検討した研究はほとんどない。
リンクのデータは、食事全体と高濃度乳腺の関連性に関する最新のエビデンスのシステマティックレビュー。

2021年12月31日までに発表された、食事パターンまたは食事介入と高濃度乳腺の関連について報告した研究をレビュー。

結果
高濃度乳腺は、「地中海食」、「WCRF/AICRガイドライン」、「フルーツ-野菜-シリアル」パターン、「サラダ-ソース-パスタ/穀物」パターン食、「植物性食品の大量消費と肉、動物性脂肪、アルコールの低消費」食パターン遵守と逆相関があった。


結論
健康的な食事(主に野菜、果物、穀類、豆類をベースとし、動物性食品、飽和脂肪、アルコールが少ない食事)は高濃度乳腺と逆相関していた。

Dietary Patterns, Dietary Interventions, and Mammographic Breast Density: A Systematic Literature Review

・このレビューは、BC予防のための食事介入の可能性をより深く理解することを最終目的とし、食事スタイルと高濃度乳腺との関連に焦点を当てた。特に、特定の食品ではなく、個人が消費する食事全体に注目した。合計12件の研究がレビューに含まれた。

・高濃度乳腺と逆相関のある食事パターンには、穀類、野菜、果物、植物油の摂取量が多く、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、赤肉、加工食品、アルコールの摂取量が少ないなどの類似点があった。
赤身肉、高脂肪乳製品、甘い食品・飲料、アルコール摂取量が多い食事は、高濃度乳腺が高い傾向にあった。これらのデータは、単一の食品成分と高濃度乳腺との関連に関するエビデンスとも一致している。

・イタリアの大規模縦断研究、米国とスペインで実施された2つの横断研究において、野菜やオリーブオイル(一価不飽和脂肪を多く含む)の摂取量が多いほど、高濃度乳腺が低いという独立した関連があることが明らかにされた。

・カナダで乳がん検診のマンモグラフィーを受けた女性1546人を対象に行われた最近の横断研究では、特に閉経前の女性において、高脂肪乳製品の摂取量が多いと高濃度乳腺が増加し、低脂肪乳製品の摂取量が多いと高濃度乳腺の減少に関連することが示された。

・思春期の動物性脂肪の摂取(主に赤身の肉、牛乳・乳製品、鶏肉)と閉経前高濃度乳腺との間に有意な正の相関を見いだした研究もある。この結果は、中国系移民女性のグループで測定した思春期の赤身肉消費と成人におけるMBDとの有意な直接的関連性を強調した他の研究ともと一致する。

・甘い食べ物や砂糖入り飲料の消費の増加は、研究グループ全体と閉経後の女性でそれぞれ高濃度乳腺と関連していることが示されている。
今回のレビューに含まれるいくつかの研究でも脂肪と糖分を多く含む食事パターンが高濃度乳腺と直接関連していることが判明したことと一致する。

・いくつかの研究で、地中海食パターンがBCリスクに関して保護効果を発揮することが強調されている。2017年の17の研究の系統的レビューとメタ解析では、地中海食のアドヒアランススコアが最も高いとBCリスクと逆相関すると結論づけている。その後、イタリアの6地域とスイスで実施された研究でもこの結果が確認された。

・地中海食(および他の食事パターン)の構成要素として議論を呼んでいるのがアルコールで、IARCによってヒトにおけるクラスI発がん物質とみなされており、低レベルの摂取であってもBCの強力かつ修正可能な危険因子と認識されている(アルコールに関してはこちらを参照)。
アルコールに関する問題は、生涯総量、乳房組織の発達に関連した摂取時期(例えば,乳房組織が最も増殖しやすい初経から閉経までの間や妊娠中)、一般的なアルコール摂取のパターンに関係すると考えられている。

・アルコール摂取と高濃度乳腺の関連を調べた研究はいくつかあり、ほとんどが正の相関を報告している。
地中海食(したがって地中海食スコア)には、少量のアルコール摂取(1日5gから25g)が含まれており、赤ワインの形で摂取されているという事実は考察に値する。
植物性食品と抗酸化物質を豊富に含む多様な食事が、乳房組織に対するアルコールの有害な影響を、少なくともある程度は打ち消すことを示唆しているのかもしれない。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 乳がん, 栄養学

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