• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / health / ハチミツのコリンエステラーゼ阻害剤としての可能性

ハチミツのコリンエステラーゼ阻害剤としての可能性

2022年7月21日 by office-k

アルツハイマー病(AD)は、神経伝達物質(アセチルコリン)の減少、酸化ストレス、中枢神経系の炎症などを特徴とする。

ADの発症はアセチルコリンエステラーゼ(AChE)による神経伝達物質(ACh)の枯渇が原因とされている。
現在、唯一の治療法はAChE/BChE(アセチルコリンエステラーゼ/ブチリルコリンエステラーゼ)阻害剤を患者さんに投与することで、病気の後期段階で使用されている。
しかし、コリン活性の改善は3年程度しか持続せず、ADの経過にはあまり効果がないなど、薬物療法には限界がある。

現在、新しい阻害剤の供給源として検討されているのが蜂蜜。

蜂蜜に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用、抗炎症作用、抗高脂血症作用、抗菌作用をもたらす主要な化合物として様々な研究で指摘されてきた。
心血管疾患、糖尿病、神経変性疾患、癌、その他の疾患におけるポリフェノールの特異的作用は、いくつかの優れた論文で議論されている。

また、ハチミツが記憶力の向上に重要な役割を果たし、認知症の予防薬として利用できる可能性があることも明らかにされている。

リンクの研究は、19種類のはちみつについてコリンエステラーゼ阻害剤の含有量を調べることを目的としたもの。

それぞれのはちみつ試料に対するAChEおよびBChEの阻害率を、「偽陽性」効果を含めてEllmanの比色法を用いて評価。

AChE阻害能はタイム蜂蜜が最も高く(阻害率21.17%)、BChE阻害能はイヌハッカ蜂蜜が最も高い(33.89%)ことが示された。

蜂蜜はコリンエステラーゼ阻害剤の豊富な供給源となり、ADに重要な役割を果たす可能性があることが示された。

神経変性疾患の治療におけるコリンエステラーゼの役割とその活性を阻害する必要性を考えると今回の結果は貴重であり、分析したハチミツはADの治療を促進する新しい医薬品の開発に応用できる可能性がある。今回の結果は、ハチミツをコリンエステラーゼ阻害剤の供給源として検討したい方にとって適切なものであると考えられると結論。

Honeys as Possible Sources of Cholinesterase Inhibitors

蜂蜜のアセチルコリンエステラーゼ阻害作用のグラフ

・本研究で調査したどの蜂蜜においても、偽陽性効果は認められなかった。

・AChE阻害率では、タイム蜂蜜が最も高い増加率(21.17%)を示した。
No.8、No.4、No.7のハチミツにも高い阻害力が認められた。
最も低い値を示したのはソバ蜂蜜(No.5)だった。

・BChE活性阻害については、イヌハッカハチミツで33.89%(No.11)と最も高い有意な結果が得られた。最も低い阻害能はラベンダー蜂蜜-14.20%(No.3)であった。

・ハチミツの抗ChE活性の評価については、限られた論文でしか論じられてこなかった。
アカシアの木から生産された蜂蜜は1週間の摂取後、脳(大脳と小脳)およびWistarアルビノ雄ラット血清中のAChE活性を濃度依存的に有意に減少させたている。

・AChE阻害活性は、マヌカハニー(ティーツリーから生産)の場合に最も高いことが確認された。

・ハチミツの高い抗ChE阻害活性は高いポリフェノール含有量と関連付けられることを示したが、これはハチミツの高い抗AChE活性をハチミツ中の高ポリフェノール含有量と相関させることができるとした他の研究とも一致している。
複数の研究者が、ハチミツの抗AChE活性とTPCの間に、統計的に確認された非常に高い相関関係を指摘している。

・4つの地域と市中の異なる卸売業者から得たヒマワリ蜂蜜のサンプルを分析した研究では、テストされたヒマワリ蜂蜜のすべてのサンプルで抗コリンエステラーゼ活性が示された。
10mg/mLでAChEを28.33-34.86%、BChEを27.57-39.75%阻害した。
一方、卸売業者から購入したヒマワリ蜂蜜を同じ濃度で試験したところ、それぞれ14.77-21.36%、14.18-23.64%という結果だった。

・ハチミツのTPC含有量は、植物由来だけでなく、地域、保存状態、季節、環境要因等によって、世界と同様に大きな多様性を持っている。
5種類のイエメン産はちみつ、1種類のアメリカ産、スイス産、イラン産はちみつでは、TPCは56.32~246.21mgカテキン換算/100gはちみつだった。
マレーシアの2つのApis mellifera蜂蜜(GelamとCoconut)では、TPCはそれぞれ21.4 ± 1.29から15.6 ± 1.05µg/g蜂蜜の範囲だった。

・別の研究では、世界の様々な国の40の蜂蜜(単花と多花)の中で最も高いTPCはマヌカハニー(ニュージーランド)(235.50 ± 16.01 µg/g)、最も低いのは中国の蜂蜜(40.00 ± 6.01 µg/g)であることがわかった。

もし知り合いにイラン人または近所にペルシャ食材屋さんがあったらイランの天然蜂蜜を取り寄せて試してみて欲しい。
私がイランでご馳走になった蜂蜜は、過去に試したどの蜂蜜も足元に及ばない最高の味と香りだった。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: アルツハイマー, はちみつ

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

腫瘍学におけるモジュレーターとしてのカフェイン

2025年6月30日 By office-k

世界中で最も広く消費されている生物活性化合物の一つであるカフェイン(CAF)。近年では、一般に知られている神経学的および代謝的効果に加えて、潜在的な抗がん作用が認識されてきている。 カフェインの持つ抗がん作用のメカニズム […]

灼熱環境下のアスリートにおけるサプリ摂取が持久力パフォーマンスと主観的知覚に与える影響

2025年6月28日 By office-k

屋外の持久系アスリートが対象だが、炎天下の屋外での仕事に従事している方にも参考になりそうな興味深いデータをまとめてみたい。 高温環境(27℃以上)はアスリートの生理機能、特に持久力パフォーマンスと主観的知覚に大きな課題を […]

パワーリフターの坐骨滑液包炎(ischial bursitis)の一例

2025年6月23日 By office-k

先日、臀部痛を訴えるパワーリフターがお越しになった。「梨状筋症候群じゃないか?」とのご本人の訴えがあったため梨状筋症候群のテスト。しかし、どうも患者さん的にも症状とリンクしている感じがないため、鑑別診断で間違えやすい坐骨 […]

メラトニンは男性の翌日の高強度運動パフォーマンスと回復を向上させる

2025年6月21日 By office-k

激しい運動が誘発する炎症、骨格筋損傷、そして筋修復と適応プロセスには、抗酸化物質摂取による回復戦略が用いられるのが近年では一般的だ。 メラトニン(MEL)(N-アセチル-5-メトキシトリプタミン)は激しい運動後の回復を促 […]

妊娠中の食事の質とマルチビタミン摂取と2歳児の神経発達との相互作用

2025年6月18日 By office-k

妊娠と産後2年間を含む生後1000日間は、子孫の脳が急速に形成・発達し、生涯にわたる神経発達の基盤を築く時期。この重要な時期にはニューロンの増殖、遊走、凝集、ミエリン化が脳の構造を形成し、後の認知、運動、言語機能の基礎を […]

©2018 Office-k All rights reserved