• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Sports & Athletes / アスリートとビタミンE

アスリートとビタミンE

2022年4月15日 by office-k

学芸大学整体院office-kで治療した女子サッカー選手たち

今回のブログは、酸化ストレスや炎症によって引き起こされる筋損傷を抑制するとされているビタミンEにの運動誘発性筋損傷への効果についてデータを簡単にまとめてみたい。

活性酸素過剰による酸化ストレスは内因性抗酸化酵素をアップレギュレートし、疲労に対する抵抗力を高め、結果的に酸化ストレスを軽減する。

また、運動誘発性の活性酸素が活性化する炎症反応は、損傷した骨格筋の再生を促進する遺伝子の発現を誘導する。
いくつかの研究では、運動誘発性活性酸素と炎症が内因性抗酸化防御の強化、ミトコンドリア生合成、再生反応などの筋適応をもたらすことが示されている。

一方で激しい運動中(後)の莫大な活性酸素や慢性炎症は、タンパク質、脂質、核酸など細胞成分の損傷を通じて骨格筋の回復に有害である可能性もある。

また、過度の酸化ストレスや炎症を誘発する激しい運動は、クレアチンキナーゼ(CK)や乳酸脱水素酵素(LD)の上昇によって、遅発性筋肉痛、筋硬直、筋力低下を引き起こします。

運動によって引き起こされる酸化ストレスや炎症を予防するための解決策として、抗酸化・抗炎症作用のあるビタミンEが注目されてきた。
ビタミンEは脂溶性抗酸化物質で、過酸化脂質(MDA)の連鎖反応の進行を止め、細胞膜の多価不飽和脂肪酸の完全性を維持する。

多くの研究でビタミンEが運動後のCKとMDA濃度を減少させることが報告されているが、他の研究ではビタミンE補給は運動後のCKとMDAの濃度を減少させないことが示され、研究結果にはばらつきがある。

6件の無作為化比較試験(RCT)のメタアナリシスでは、運動誘発性脂質過酸化および筋肉損傷に対するビタミンE補給の有益な効果は認められなかった。
運動誘発性筋肉損傷、酸化ストレスおよび炎症に対する食事性ビタミンE補給の全体的な抗酸化および抗炎症効果を調べるための多因子研究が必要。

リンクのメタアナリシスは、運動誘発性筋損傷、酸化ストレス、炎症に対する食事性ビタミンE補給の効果を調査することを目的としたもの。

2022年2月までのPubMed, Medline, Science Direct, Scopus, SPORTDiscuss, EBSCO, Google Scholarデータベースで実施。
合計44件のRCTを選択し,Cochrane collaboration risk of bias tool(CCRBT)に従って評価。

結果、ビタミンE補給はクレアチンキナーゼと乳酸脱水素酵素で表される筋肉の損傷に保護効果を示した。
被験者がアスリートであった場合、筋損傷はより軽減された。特に、500IU以下のビタミンE補給は運動誘発性筋損傷に対してより有益な効果を示した。


Can Low-Dose of Dietary Vitamin E Supplementation Reduce Exercise-Induced Muscle Damage and Oxidative Stress? A Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials


・この研究では運動による筋肉への有害な結果に対して、ビタミンE補給が保護的な役割を果たすことが明らかになった。
興味深いことに、筋損傷に対するビタミンE補給の有益な効果は最適な投与量に特異性を示し、また運動選手と非運動選手とで異なるパターンを示した。

・ビタミンE摂取は運動直後の運動誘発性筋損傷をより明確に減少させ、CKによって示された。
CK濃度は運動後24時間以内にピークに達することから、ビタミンEの補給はより効果的に初期の段階で筋損傷を保護することが示唆された。

・運動誘発性筋損傷に対するビタミンE補給の保護効果は、低用量(≦500IU)およびアスリートで明確であった。
非アスリートと比較するとアスリートは抗酸化防御システムが強く、酸化ストレスが低いが、ビタミンEの補給はある一定の投与量(おそらく500IU)でより効果的に働くか、あるいは十分に構築された抗酸化防御システムを推進する可能性があることを示唆している。

・対象研究数は少ないが、ビタミンEの補給はもう一つの筋肉損傷マーカーである運動誘発性LDH濃度を減少させた。

・酸化ストレスは細胞内脂質の酸化(一般に過酸化脂質と呼ばれる)を引き起こし、MDAなどの様々な酸化生成物を生成する。500IU以下のビタミンEはMDA生成物がピークに達する運動直後のMDA濃度を減少させた。

・2つの研究では、ビタミンE補給が運動誘発性のTAS濃度を減少させることが示された。
ビタミンE補給は運動前の抗酸化力を高め、運動中のフリーラジカル産生を抑制したと解釈できる。

・損傷した筋肉細胞では運動による炎症によって、IL-6やTNF-aなどの炎症性サイトカインが分泌されるが、この研究ではビタミンEの補給は運動直後の運動誘発性IL-6濃度を減少させなかった。

・以前のメタアナリシスでは、ビタミンE補給量が多いほど総死亡率が上昇すると報告されている。



Filed Under: nutrition, Sports & Athletes, training Tagged With: ビタミンE, 筋損傷

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

ケルセチン:頭頸部癌細胞における抗癌作用を持つ苦味受容体アゴニスト

2025年10月15日 By office-k

頭頸部癌(HNC)は年々罹患者数が増加傾向にあり、22年の85万件から45年には137万件に増加すると予測されている。 近年通常の癌治療に加えて、植物性フラボノイドが潜在的抗癌剤として研究されており、前臨床モデルで有望性 […]

活動的な男性の朝のメラトニン補給が高強度インターバル運動に及ぼす効果

2025年10月12日 By office-k

概日リズム調節における役割が広く認識されている神経ホルモンのメラトニン(N-acetyl-5-methoxytryptamine)。不眠症などの睡眠障害への処方に加えて、メラトニンは強力な抗酸化作用と抗炎症作用を示し、サ […]

ラクトフェリンの炎症調節と早産予防における役割

2025年10月8日 By office-k

早産は妊娠37週を前、または女性の最終月経開始日から259日未満のの出産と世界保健機関(WHO)に定義されており、2020年の世界の早産推定有病率は9.9%、これは約1,340万件の早産児の出産に相当する。多くの社会人口 […]

依存症メモ2

2025年10月4日 By office-k

”私たちのドーパミン受容体が減少し弱まり続けるにつれて、私たちは同じ効果を得るためにより多くのドーパミンを必要とする。このすべてが、私たちをより高リスクな性的活動を常に求めるように仕向ける可能性がある。例えば、より極端な […]

依存症メモ

2025年10月2日 By office-k

“性依存症の主な起源は、発達過程でのトラウマによる自律神経系(ANS)の損傷にある。同調の欠如や感情的ネグレクトといった初期の傷となる出来事は、個人の神経システムに損傷を負わせることでその人を依存症になりやす […]

©2018 Office-k All rights reserved