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母乳中に抗SARS-CoV-2 S抗体が放出

2021年7月22日 by office-k

母乳中のSARS-CoV-2抗体の存在に関連するデータは限られているため、子育て中の方々はワクチン接種に関して不安な面もあるだろう。

こんな研究がある。

COVID-19ワクチン(mRNABNT162b2)を接種した患者が得たヒト母乳サンプル中にSARS-CoV-2スパイク(S)抗体が放出されているかどうか検証した研究。

mRNABNT162b2を接種した女性の母乳中には、抗SARS-CoV-2 S抗体が放出されていることが示され、授乳中のワクチン接種はCOVID-19の感染から乳児を守るための戦略となり得ると結論づけている。

COVID-19 Vaccine mRNABNT162b2 Elicits Human Antibody Response in Milk of Breastfeeding Women

mRNABNT162b2ワクチンの1回目の接種から20日後と2回目の接種から7日後に、ボランティア10人の乳汁と血清を採取し測定した結果、1回目のサンプルではすべての血清サンプルに抗SARS-CoV-2 S抗体が検出され、2つ(40%)の乳サンプルのみに低濃度(1.2±0.3U/mL)で検出された。
2回目の投与から7日後に採取した2回目のサンプルでは、すべての血清サンプルとすべての乳サンプルに抗SARS-CoV-2 S抗体が検出された。

母乳で育った乳児に受動免疫を与える可能性がある。

・現在使用されているCOVID-19ワクチンは複製能力のあるウイルスをベースにしておらず、非複製ウイルスワクチンは授乳中でも安全であることから米国疾病対策予防センター(CDC)は授乳中の女性がワクチン接種を選択してもよいとしている。

・Academy of Breastfeeding Medicine(ABM)、American College of Obstetrics and Gynecology(ACOG)、Royal College of Obstetrics and Gynecology(RCOG)も、COVID-19ワクチンを授乳中の人に提供することを推奨している。

こういったデータも承知の上で、かかりつけの先生とよくよく相談してみてはいかがだろうか。

Filed Under: health Tagged With: covid-19, ワクチン, 母乳

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