玉ねぎに含まれるケセルチンが加齢と共に低下する認知機能の維持に資することがわかった。
The effect of 24-week continuous intake of quercetin-rich onion on age-related cognitive decline in healthy elderly people: a randomized, double-blind, placebo-controlled, parallel-group comparative clinical trial
60~80歳の健康な男女70人を対象にケセルチンを含む玉ねぎパウダーと含まないパウダーを24週間摂取してもらい、ミニメンタルステートを実施した。
その結果、ケセルチンを含むパウダーを摂取した群は検査点数が増加することが確認された。
また、認知機能と関連する抑うつ状態に関しても、ケセルチンを含む玉ねぎを摂取した群は脳機能評価の点数が優位に低かった。
玉ねぎの摂取は加齢に伴う認知機能低下と気分の落ち込みの改善に役立つ。
一般に白タマネギよりも黄色玉ねぎの方がケセルチンの含有量は多い。
先日書いたブログ「CLAと認知症」もご参考までに。