• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Sports & Athletes / プレシーズンと競技中の除脂肪体重、筋肉構造とパワーリフティングパフォーマンス

プレシーズンと競技中の除脂肪体重、筋肉構造とパワーリフティングパフォーマンス

2024年5月25日 by office-k

今回のブログは、パワーリフティングのパフォーマンス向上に役立ちそうなデータをまとめてみます。
熟練競技者の方は確認の意味で、競技をスタートしたばかりの方は効率性の良いトレーニングルーティン構築のために役立てていただければ幸いです。
どうぞ最後までお付き合いください。


パワーリフティングは、スクワット(SQ)、ベンチプレス(BP)、デッドリフト(DL)を競技として行うダイナミックなスポーツで、生体力学、筋構造、神経的要因に加えて、主に筋量によって決定される最大筋力がパワーリフティングパフォーマンスを決定する主要パラメーターと考えられている。
パワーリフティング選手は体重カテゴリーで競技を行うため、体重の重い選手は、体重の軽い選手に比べ、筋肉量が多く、一般的に強いと予想される。実際に、パワーリフティングパフォーマンスと筋量の様々な指標との間に強い相関関係があることが過去のデータで報告されている。
例えば熟練のパワーリフティング選手では、超音波検査で測定された身体各部位の筋厚は、SQ、BP、DLのパフォーマンスと高い相関が観察されている。
また、パワーリフティング選手20名を超音波検査で除脂肪体重と筋肉量を推定したケースでも同様の結果が報告されている。
最近の研究では二重X線吸収測定法(DXA)による除脂肪体重(LBM)測定が採用され、パワーリフターにおけるSQ、BP、DLパフォーマンスと総LBMとの間に非常に強い相関関係が報告された。
パワーリフティング選手の最大筋力と筋肉量の間に強い相関があることから、トレーニングによる筋量増加が最大筋力増加につながり、競技においても最大筋力増加につながることが示唆される。

しかし、競技会準備中のパワーリフティング選手におけるパフォーマンスとLBMの変化の関連性はまだしっかりと調査されておらず、トレーニング誘発性のLBMの変化が、パワーリフティング選手のパフォーマンスの変化を予測しうるかどうかは依然として不明。もし明らかになれば、競技において筋力増加を誘発するLBMの変化を目指すことができるため、選手やコーチにとって価値があるものになるだろう。
パワーリフティングに特化したトレーニングが筋構造に及ぼす影響や、それらの適応とパワーリフティングパフォーマンスとの関連性について明らかになることは非常に興味深い。

リンクの研究は、トレーニング誘発性LBMおよび筋構造の変化と、競技会に向けて十分にトレーニングされたパワーリフティング選手のパフォーマンスの変化との関係を調べたもの。

男子パワーリフティング選手8名と女子パワーリフティング選手3名が参加し、選手たちは全国大会に向けて最大限のパフォーマンスを発揮することを目標に、個別化された期間別トレーニングプログラムに12週間従った。
スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの最大筋力(1-RM)、身体組成、握力、無酸素性パワー、大腿四頭筋断面積、外側広筋の筋構造をトレーニング期間前後に測定。

【結果】
トレーニング期間終了後、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトにおいて有意なパフォーマンス増加が認められ、トレーニング期間前後の1-RMとLBMの間に有意な相関が認められた。
トレーニング介入後の1-RMの変化は、総LBMの変化と相関していた。
この結果は、競技のための系統的なレジスタンス・トレーニングによるLBMの変化が、パワーリフターの1-RM筋力の増加を規定する可能性を示唆している。

【結論】
十分なトレーニングを受けたパワーリフティング選手において、競技大会前12週間のトレーニング後のLBMの変化とパフォーマンスとの間に高い相関関係があることが明らかになった。

Lean Body Mass, Muscle Architecture and Powerlifting Performance during Preseason and in Competition


・いくつかの研究で確認された筋量測定値とパワーリフティングパフォーマンスとの間の密接な相関関係が本研究でも確認された。この相関関係は研究に参加したアスリートの体重カテゴリーに影響され、すなわち、競技者の体重カテゴリーが増加するにつれて筋肉量が増加し、筋力もほぼ比例して増加すると予想される。

・SQパフォーマンスの向上は下肢および体幹のLBM増加と強い相関があり、対照的に、SQの向上と上肢LBMとの間には有意な相関はみられなかった。さらに、SQパフォーマンスの向上と大腿四頭筋の筋断面積(CSA)増加との有意な相関は、超音波検査で測定された大腿四頭筋CSAが、パワーリフティング選手のSQパフォーマンスの変化を推定するのに有用である可能性も示唆している。

・BPパフォーマンスの向上は総LBM増加と相関していたが、腕の除脂肪体重は相関していなかった。よく訓練されたパワーリフターでは、トレーニングによる変化という点では腕の筋組織に比べて、胴体と体幹の筋組織がより重要のようだ。

・デッドリフトのパフォーマンス向上は、下肢および体幹のLBMの増加と相関していた。興味深いのは、トレーニング期間後に体重が2.2±3.7%増加したことで、この増加はパワーリフティングのパフォーマンスの変化と強く相関していた。この結果は、大会を控えた栄養状態の良いパワーリフティング選手において、体重増加を測定することがパフォーマンス変化を予測するのに容易な方法であることを示唆している。

・12週間の準備期間の前後でSQとDLのパフォーマンスは、大腿四頭筋の全体のCSAおよび外側広筋(VL)の厚さと有意な相関があった。

・パワーリフティング選手の骨密度はスポーツ界で最も高いことが報告されている。この研究でも、高いBMDとBMC値が観察された。これまでの研究でレジスタンストレーニングによってBMDとBMCが統計学的有意に増加することが明らかにされている。

・外側広筋の筋膜長はパワーリフティングパフォーマンスとは相関しなかった。外側広筋の筋膜長はトレーニングによって変化しなかった(非常に興味深い)ことから、パワーリフティングの高度なトレーニングによるこのパラメータへの適応は限定的であることが示唆された。

熟練のトレーニーは経験知としてわかっていたことも、こうして改めてデータとして知識を更新することでオフシーズンのトレーニングルーティンを自信を持って構築できる、またルーティンの枝葉を広げていく良い機会になるのではないでしょうか?

Filed Under: nutrition, Sports & Athletes, training Tagged With: パワーリフティング, 筋肉量

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

妊娠中の地中海食介入が活性酸素種レベルと総抗酸化能に及ぼす影響

2025年11月6日 By office-k

妊娠は炎症応答によって誘発される酸化ストレス(OS)に対する高い脆弱性と関連している。妊娠期間中は着床、増殖、分化、および胎盤細胞浸潤といった胎盤機能において、活性酸素種(ROS)が生成される。妊娠中のOSはミトコンドリ […]

祝

2025年11月4日 By office-k

M選手、パワーリフティング全日本大会にて自己ベスト更新して2位でした。おめでとうございます!!Bravo!!!

慢性炎症性疾患における腸内微生物叢と免疫系のクロストーク

2025年11月2日 By office-k

腸内微生物叢は消化管に生息する数兆もの微生物からなる共同体で、宿主の健康を維持し、広範囲の生理学的機能を調節する上で極めて重要な役割を果たしている。”ディスバイオーシス”と呼ばれるこの微生物共同体の破綻は上皮バリアの完全 […]

全身性疾患としてのFrozen Shoulder(四十肩)

2025年10月27日 By office-k

四十肩(Frozen Shoulder; FS)は関節包炎(adhesive capsulitis)とも呼ばれ、肩甲上腕関節における進行性の痛み、こわばり、可動域の制限を特徴とし、主に肩関節関節包の肥厚、線維化、慢性滑膜 […]

乳がん手術後の化学療法中の体組成分析と身体活動およびQOLの関連

2025年10月25日 By office-k

乳がんは世界的に女性において最も頻繁に診断される悪性腫瘍だが、予防および治療の進歩により生存率は著しく改善しており、先進国では早期発見が増加している。局所限局期乳がんにおける5年相対生存率はおよそ99%に達し、治療を完了 […]

©2018 Office-k All rights reserved