• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / 妊娠中の炭水化物摂取が新生児の出生時体重に与える影響

妊娠中の炭水化物摂取が新生児の出生時体重に与える影響

2023年3月30日 by office-k

当院のブログで何度かテーマに挙げたDOHaD(健康と病気の起源)理論は、受精、胚、胎児、新生児の段階における遺伝子と環境の相互関係によって、新生児の誕生後の人生でいくつかの病気が形成されることを提案している。
この概念では、栄養不良、感染症、化学物質、代謝物やホルモンの乱れなどによる環境の変化が、環境に適応するための胎児の成長や代謝が不適応な状態となり、後世に病気を引き起こす可能性があるとされている。

現在、各疾患に対する子宮内成長のプログラミング効果を評価する研究では、子宮内成長の基準として出生体重が利用されている。したがって、新生児出生体重に関連する修正可能な因子を特定することは極めて重要と考えられる。

グルコースは胎児の成長に不可欠であり、胎盤を通して運ばれ、母体と胎児の濃度勾配に依存している。胎児期にはグルコネーシス(糖新生)はほとんど行われないため、胎児はグルコースのすべてを母親の循環から得ている。
にもかかわらず、母親の炭水化物摂取が新生児出生体重に及ぼす影響について十分に検討されておらず、体系的なレビューも行われていない。

リンクのレビューは、妊娠中の炭水化物摂取が新生児の出生体重に影響を与えるかどうかを判断することを目的としたもの。

対象となった17件の研究のうち、母親の炭水化物またはその下位成分の摂取量と新生児出生体重の間に有意な関係があることが6件の研究で報告された。
そのうち、1つの研究では妊娠初期の炭水化物摂取量の多さが出生体重の低さと関連すると報告された。
他の2つの研究では、第1期と第2期の摂取量について、母親の炭水化物摂取量と新生児出生体重の間に正の相関があると報告された。

母親の炭水化物摂取量は出生体重に影響を与える可能性があるが、全体的なレビューでは炭水化物摂取量と新生児出生体重の関係に関して矛盾した知見が示されている。

Is Maternal Carbohydrate Intake Having an Impact on Newborn Birth Weight? A Systematic Review


・妊娠中の炭水化物摂取量と新生児出生体重の関係を体系的に検討するために、発表された研究を照合した初の研究。
86,461組の母体と新生児、先進国13カ国(76.5%)と発展途上国4カ国からの包括的な文献が対象。

・含まれる研究の64.7%で炭水化物摂取量と新生児出生体重の間に関係がないことを発見した。しかしいくつかの研究は、新生児出生体重と炭水化物摂取量、炭水化物摂取によるエネルギーの割合、および炭水化物摂取のサブコンポーネントとの関係を報告している。

・英国の研究では矛盾した結果が報告されている。
妊娠初期の母親の炭水化物摂取量と新生児出生体重の間に逆相関があることが示唆された一方、その研究から約20年後に英国で行われた研究では、妊娠第1期の母親の炭水化物摂取量と新生児出生体重、妊娠第2期のブドウ糖や乳糖の摂取量と新生児出生体重に正の相関があることが報告された。この2つの研究の結果が異なるのは採用した方法が異なることに起因すると考えられる。

・スリランカで実施された研究では、第2期の母親の炭水化物摂取量と新生児出生体重の間に正の相関があることが判明した。
日本の研究では、妊娠第1期から第2期にかけてのショ糖摂取量の変化がより広範囲に及ぶと、LGA(large forgestational age)の新生児の出産と関連することが明らかにされた。
いずれの研究も、妊娠後期の炭水化物摂取量と新生児出生体重との間に関連は認められなかった。

・考えられる説明として、胎盤形成が確立され、胎児の成長が妊娠初期にプログラムされることが挙げられる。胎児発達と栄養ニーズは時間とともに構造化されるため、胎児への栄養効果が妊娠時期によって異なる可能性がある。

・研究結果の違いは、すべての炭水化物が血糖値に同様の影響を与えるわけではないことを示している。GI値が低い炭水化物は分解が早く、血糖値を徐々に上昇させるが、GI値が高いものは吸収が早く、血糖値を急激に上昇させる。そのため妊娠糖尿病患者の母親には、胎児の巨大化などの妊娠悪阻のリスクを低減する低GI食が推奨されている。

結論
炭水化物は母親の主要なグルコース源で、成長期の胎児にエネルギーと栄養を供給する。
今回のシステマティックレビューでは、炭水化物の摂取量と新生児出生体重の関係について、矛盾する結果が示された。
グルコース反応が炭水化物の種類と量の両方に依存するのに対し、レビューに含まれる研究が摂取した炭水化物の種類または量のどちらかに焦点を当てたためであると考えられる。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 妊娠中栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

乳がん治療中の女性における砂糖摂取とうつ病の関係

2025年7月13日 By office-k

乳がん治療中のうつ病が深刻な問題となっている。 複数の研究では、砂糖摂取がストレス誘発性うつ病を軽減するための対処戦略として使われているが、一方で砂糖の過剰摂取は腸内細菌叢異常、酸化ストレス、炎症、インスリン抵抗性、およ […]

パワーリフターの上腕二頭筋腱亜脱臼

2025年7月9日 By office-k

肩の前部の鋭い痛みでお悩みのパワーリフターが来院された。症状は肩関節内旋動作時における肩前部に鋭い痛みを伴う衝突感と上腕への放散痛。 一般に鑑別診断ではSLAP損傷、ローテータカフ断裂、インピンジメント症候群、神経血管症 […]

妊娠中の地中海食遵守は幼児期のアトピー性皮膚炎の発症に対して予防的

2025年7月8日 By office-k

アトピー性疾患は世界的に増加している健康問題で、特にアトピー性皮膚炎(AD)は世界の小児の約20%、成人の約10%に影響を及ぼしている。 ADは乳児期に発症することが多く、特に早期に症状が持続するタイプの場合は他のアレル […]

葉酸受容体アルファ自己抗体を持つ女性における妊娠中のフォリン酸補給:自閉スペクトラム症の潜在的予防

2025年7月3日 By office-k

自閉スペクトラム症(ASD)有病率が近年著しく上昇している。最近の推定では約36人に1人の子どもが罹患しているとされている。 遺伝的要因だけでなく、胎児の発育期における免疫介在性のメカニズムがASDの病因に関与していると […]

腫瘍学におけるモジュレーターとしてのカフェイン

2025年6月30日 By office-k

世界中で最も広く消費されている生物活性化合物の一つであるカフェイン(CAF)。近年では、一般に知られている神経学的および代謝的効果に加えて、潜在的な抗がん作用が認識されてきている。 カフェインの持つ抗がん作用のメカニズム […]

©2018 Office-k All rights reserved