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1α,25-ジヒドロキシビタミンDと乳がん

2024年9月19日 by office-k

世界的に肥満人口の増加が深刻化している。
肥満は様々な様々な癌と関連しており、肥満度(BMI)が高いと乳がん患者の生存率が低下することが報告されている。
肥満はがん細胞の増殖や炎症の亢進、分化やアポトーシスの阻害、細胞間シグナルを変化させてがん細胞の挙動を変化させるといった複数のメカニズムを介して乳がんリスクを高めるとされている。
乳がんの生存率は、転移がない場合は99%だが、診断前にがんが他の臓器に転移していた場合、5年生存率は31%に低下する。従って、肥満患者における乳癌転移の予防に力を注ぐことは極めて重要といえるだろう。

ビタミンDは食事から摂取されるか体内で合成され、肝臓で循環型の25-ヒドロキシビタミンD(25(OH)D)に変換される。あるメタ解析では、血清25(OH)Dと乳癌による死亡リスクとの間に逆相関があることが示されている。25(OH)D値が低いアフリカ系アメリカ人女性は、25(OH)D値が高い女性と比較して乳癌リスクが高いこともわかっている。
さらに、ビタミンDは乳癌細胞において直接的に抗増殖およびアポトーシス作用を発揮することが報告されている。
また複数の研究によると、1,25(OH)2Dを投与すると乳癌細胞の遊走能と浸潤能が低下することもわかっている。
血清25(OH)D値は体脂肪率と反比例することが報告されており、ビタミンDは肥満乳癌患者の健康転帰を調節する重要な因子である可能性がある。

過去のエビデンスはビタミンD代謝産物が脂肪組織に対して乳癌抑制につながる効果を発揮する可能性があることを強調しているが、脂肪細胞への影響や乳がん細胞の遊走という観点から脂肪細胞と乳がん細胞の相互作用を制御する可能性のある1,25(OH)2Dの影響について調査した研究はまだない。

リンク研究は、1,25(OH)2Dが分化した脂肪細胞のアディポカイン放出を変化させ、転移性乳がん細胞の遊走の抑制に寄与するかどうかを調査したもの。

【結果】
1,25(OH)2D処理脂肪細胞のコンディショニング液は、ビヒクル処理脂肪細胞のコンディショニング液と比較して、転移性MDA-MB-231乳がん細胞の遊走を阻害した。
脂肪細胞を1,25(OH)2Dで処理すると、レプチン、アディポネクチン、IGF-1、IL-6、MCP-1のmRNA発現が減少した。

【結論】
1,25(OH)2Dは脂肪細胞のアディポカイン分泌を変化させ、乳癌の転移を予防することが示唆された。

1α,25-Dihydroxyvitamin D Downregulates Adipocyte Impact on Breast Cancer Cell Migration and Adipokine Release


・閉経後の体重増加が閉経後女性の乳癌リスクを上昇させることが報告されている。同様に、閉経前および閉経後の乳癌患者において高BMIが生存率の低下と関連することが示されている。

・血清25(OH)D値が乳癌関連死のリスクと逆相関すること、ビタミンD状態が肥満と負の相関があることを示唆するエビデンスがある。

・1,25(OH)2Dで処理した脂肪細胞調整培地が、MDA-MB-231乳がん細胞の遊走を有意に阻害することが示された。また、1,25(OH)2Dがアディポカイン放出を阻害することを確認した。また、乳がん細胞の遊走能亢進に関与する脂肪細胞からの炎症性サイトカインやケモカインを含むアディポカインの遊離を阻害することも確認された。これらの結果は、1,25(OH)2Dが乳癌細胞の遊走抑制に寄与する複数の相乗的メカニズムが存在する可能性を示唆している。

・脂肪組織はレプチンやアディポネクチンなどのアディポカインを分泌する。レプチンは脂肪細胞の大きさに比例して脂肪組織から分泌される。レプチン濃度の上昇が乳癌の進行を促進することを示唆する新たな証拠がある。あるメタ解析では、血清レプチン濃度の上昇と乳癌の進行との関連が示され、MDA-MB-231乳癌細胞を50μMのレプチンで処理すると遊走が増加し、in vivoでの乳癌細胞の原発巣と肺への転移を増加させている。
この研究では、1,25(OH)2Dは脂肪細胞からの培地中に存在するレプチン濃度を減少させている。

・脂肪組織は炎症性サイトカインを産生・放出し、肥満関連の炎症に関与している。この慢性炎症状態は、肥満者における乳癌発症リスクの高さと関連している。炎症性サイトカインIL-6は肥満で発現が上昇し、乳癌細胞の遊走を増加させる。この研究では、1,25(OH)2D投与が脂肪細胞のmRNA発現と脂肪細胞培地へのIL-6放出を減少させることが観察された。

・1,25(OH)2D投与により、成熟3T3-L1脂肪細胞からのIGF-1のmRNA発現と放出の両方が減少した。過去の研究で、IGF-1レベルの上昇と肥満との関連性、および、IGF-1と乳がん発症リスク上昇との関連性が確立されている。従って、1,25(OH)2D投与による脂肪細胞からのIGF-1の減少は、乳癌細胞の遊走を減少させる役割を果たす可能性がある。

….一口にビタミンDと言っても全く副作用がないわけではないですし、どのように摂取するか?体内での剛性を高めるにはどうすれば?など様々な課題が浮上する複雑な栄養素です。

摂取量や他の栄養素との組み合わせによるより効果的な乳がんに対する栄養戦略をお探しの方は、当院の栄養マニュアルのご利用を是非ご検討ください。乳がん治後の再発リスク低下のための肥満解消・体質改善パーソナルトレーニングとの併用が非常におすすめです。

Lineまたはメールによるカウンセリングに基づき、皆様の症状や体質に合わせて摂取カロリー数の計算や、食事デザイン、サプリメントの選択、排除すべき食材などを最新データを元にパッケージでデザインし、ご提案いたします。

お気軽にお問い合わせください(お電話、LINE、インスタグラムのメッセージまたは連絡先、GOOGLEビジネスページのチャットをご利用いただけます)

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 乳がん, 栄養学

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