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レスベラトロール酪酸モノエステル摂取と高血圧および腎機能障害の改善:ラット研究

2023年1月31日 by office-k

植物由来成分が腎臓病とその合併症治療に有益であることを示す証拠が増えつつある。

中でも野菜や果物に含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールは、腎臓病治療(CKD)において有効な特性を有している可能性がある。
レスベラトロールが有する腎保護作用には、
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・窒素の生物学的利用能の回復
・プレバイオティクス効果
・レニン-アンジオテンシン系(RAS)の調整
が挙げられる。

しかし、レスベラトロールは生物学的利用能が低いため、臨床的有用性が制限され、効果が薄い。

レスベラトロールの生物学的利用能を向上させるために、短鎖脂肪酸(SCFA)を利用した研究では、レスベラトロールを酪酸でエステル化すると、レスベラトロール混合物、レスベラトロールジエステル、およびレスベラトロールモノエステルを生成でき、それらのレスベラトロール酪酸エステル混合物(RBE)が、レスベラトロールそのものよりも高い抗酸化力を持つことが実証されている。

以前の研究では、RBEはCKD誘発性の酸化的障害を効果的に減弱させ、血圧低下効果を示すことが示されたが、RBEのどの成分がどのような有益な効果をもたらすかについては不明なままだった。

リンクの研究は、RBEからレスベラトロール酪酸モノエステル(RBM)、および3-O-ブチリルレスベラトロールを精製し、CKD治療におけるRBMの低用量および高用量での有効性をレスベラトロールのそれと比較検討した研究。
RBM補給が腎機能障害および高血圧から保護することができるという仮説を、アデニン誘発CKDラットモデルを使って検証している。

ラット(n = 40)分類
group1-CN (シャムコントロール)
group2-CKD (アデニン投与ラット)
group 3-REV (50mg/Lレスベラトロールで処理したCKDラット)
group 4-MEL(25mg/LのRBMで処理したCKDラット)
group 5-MEH(50mg/LのRBMで処理したCKDラット)


結果

アデニン投与ラットは高血圧と腎機能障害を示し、それらの障害はRBMの食餌補充により減衰した。
CKDに誘発された高血圧は、一酸化窒素(NO)バイオアベイラビリティの低下、(プロ)レニン受容体およびアンジオテンシンIIタイプ1受容体の腎臓タンパク質発現の増大、酸化ストレス障害の増加と一致した。
RBMとレスベラトロールの補給は、アデニン処理したCKDラットの腸内細菌叢プロフィールを明確に形成した。
高用量RBMのポジティブな効果は、Duncaniella、Ligilactobacillus、Monoglobusの存在量の増加、EubacteriumおよびSchaedierellaの減少として確認された。
RBM補給の作用機序として、NO回復、レニン・アンジオテンシン系(RAS)リバランス、酸化ストレスの軽減、および腸内細菌叢の変化に関連している可能性がある。
RBMの補給はCKDの転帰と高血圧を改善する目的でも有望である。

Dietary Resveratrol Butyrate Monoester Supplement Improves Hypertension and Kidney Dysfunction in a Young Rat Chronic Kidney Disease Model

・若年ラットCKDモデルでRBM補給が高血圧と腎機能障害から保護することを初めて報告した。
(1)アデニン給餌若齢ラットは高血圧と腎機能障害を発症するが、RBM補給により予防できる。
(2)CKD性高血圧は、NOバイオアベイラビリティの低下、RASの異常活性、および腸内細菌叢組成の変化と一致する。
(3)レスベラトロールとRBM補給は、CKDラットにおいて異なる腸内細菌組成を形成する。
(4)高用量RBMの保護効果は、DuncaniellaとLigilactobacillus存在量の増加とEubacteriumの減少に関連している。
(5)レスベラトロールとRBMはともにMonoglobusの存在量を著しく増加させ、Schaedierellaの減少をもたらす。

・RBMの腎臓保護作用はレスベラトロールのそれと類似していることが示された。
最近のメタアナリシス研究では、レスベラトロールは有益な抗高血圧効果を有する可能性が示されました。今回の発見は、腎臓病におけるレスベラトロールとその誘導体の利点を記録した幅広い文献と一致する。
この研究では、低用量RBMとレスベラトロールが非常によく似た有益な効果をもたらした。
低用量と高用量のRBMの間に有意な差は認められなかったことから、RBMの保護作用は用量に依存しないことを提唱する。

・RBMの有益な効果はNOバイオアベイラビリティの増強とともに生み出されることを明らかにした。過去の研究では、NO欠乏がCKDおよび高血圧に関与していることが示されている。
逆説的に、NOに基づく介入はCKDおよび高血圧の治療につながる可能性があるということになる。

・高用量RBMはアデニン誘発CKDから保護し、これは血漿中のL-アルギニン濃度およびLarginineとADMAの比率の上昇と一致した。さらに、RBMはレスベラトロールが示す以上に酸化的損傷に対して優れた腎保護効果を持つことが観察された。これらの結果は、RBEsとレスベラトロールが活性酸素消去作用と抗酸化作用を示すという以前の研究と一致した。

・CKDに対するRBMの保護メカニズムは、RAS軸のリバランスに起因している可能性がある。
アデニン食CKDラットはPRRおよびAT1Rのタンパク質レベルが上昇しており、ACE-アンジオテンシンII(AngII)-AT1R軸が活性化されていることを示唆するものだった。
レニンとPRRの結合はAngII非依存的な経路を活性化し、高血圧を引き起こす可能性がある。
逆に、PRRとAT1Rの増加はRBMの補充によって回復した。
この知見は、RBMの保護的役割がRASリバランスに関連していることを明確に示している。

・RBMの保護作用は、レスベラトロールが腸内細菌叢のプレバイオティクスとして作用することにも関連する可能性が高い。植物ベースの高繊維食は、RuminococcusやLigilactobacillusなどの乳酸菌の発達を促進するが、高血圧発症はこれらの有益な微生物の減少と関連している可能性を示唆していた。
一方、RBM高用量投与では、LigilactobacillusとDuncaniellaの存在量が増加していたことから、RBMがプレバイオティクス的性質を持つ可能性を示している。

・Duncaniellaは酪酸を豊富に含む種で、抗炎症作用により大腸炎予防に寄与することが先行研究により示唆されている。

・レスベラトロールとRBMはペクチン分解菌であるMonoglobusを増加させることがわかった。
ペクチンは水溶性食物繊維で、腎臓病予防や進行抑制に推奨されている。

結論

食事によるRBM補給は、NO回復、RASリバランス、酸化ストレス抑制、および腸内細菌叢の変化などCKDに対する治療効果を発揮する。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: 腎臓病, 高血圧

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