• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / レッドビートと乳がん

レッドビートと乳がん

2023年4月10日 by office-k

人類が癌を克服する日は来るのだろうか?

がんに関する広範な研究、また革新的な診断・がん治療の開発が進むにもかかわらず、多くの種類のがん発症率は依然として増加している。
また、現代医学は革新的な化学療法剤を導入しても腫瘍の治療効果が十分でないという問題を抱えている。
そのため、がん細胞に有効な新しい化学療法薬の開発・合成だけでなく、がん発症のリスクを低減させることが証明されている野菜や果物を多く摂取するなど適切な食習慣の導入など、がん予防に重点を置くことが強く推奨されている。

近年、抗がん作用を持ち、正常細胞に対する細胞毒性が低い天然化合物の探索が大きな課題となっており、がん治療を非薬理学的手法でサポートする必要性から植物由来の原料、特に予防にうまく利用できる植物への関心が高まっている。

注目されている植物の1つにビート(Beta vulgaris L.)がある。

過去の研究では、成長段階にあるビートルート(Beta vulgaris L.)の新芽は、完熟した根と比較して、総タンパク質、脂肪、総ミネラル化合物の含有量が有意に高いことが確認されている。
さらに、レッドビートの若い芽は抗発癌作用を有する総ポリフェノールの豊富な供給源であり、高い抗酸化活性を示す。

リンクの研究は、ビーツの新芽果汁と完熟した根の果汁のヒト乳がん細胞および正常細胞に対する影響を比較したもの。

新芽果汁は、レッドビーツ果汁と比較して乳がん細胞株(MCF-7およびMDA-MB-231)の増殖を著しく強く阻害することが判明した。
果汁の種類にかかわらず、エストロゲン非依存性細胞(MDA-MB-231ライン)よりもエストロゲン依存性細胞(MCF-7ライン)の増殖において有意に大きな減少が示された。
分析したすべてのタイプのビーツ果汁、特に、新芽と根の果汁は癌細胞に対して抗増殖効果とアポトーシス効果を発揮した。

Young Shoots of Red Beet and the Root at Full Maturity Inhibit Proliferation and Induce Apoptosis in Breast Cancer Cell Lines


・現在、知的・身体的能力を含む健康の維持および癌などの非伝染性疾患発症リスクの低減における食事組成の役割が重視されている。現在行われている癌治療はまだ有効とは言えず、化学療法に対するがん細胞の抵抗性が急速に高まっていることも研究結果で確認されている。そのため、天然由来の新たな有効物質の探索が急務となっている。

・野菜や果物には健康に役立つ貴重な栄養素や非栄養素が含まれている。
武漢肺炎の件ですっかり信頼をなくしたWHOの勧告によると、果物と野菜の1日の摂取量は少なくとも400gであるべきとされている。
植物由来食品の有益な効果として、抗酸化作用、抗炎症作用、抗変異原性、抗発がん作用がある。

・ビーツ(Beta vulgaris L.)は、生物学的な可能性と健康増進特性が大きい野菜の一つで、
ポリフェノール、ビタミン(葉酸、ビタミンC)、ミネラル(カリウム、鉄、カルシウム)、ベタレイン(ベータニン)など多くの成分を含み、抗発がん活性など複数の活性が証明されている。

・ビーツの若芽には健康増進効果が証明された栄養素や非栄養素が多く含まれることから人気が高まっている。ビーツの新芽は完熟期のビーツの根と比較して、総タンパク質、脂肪、総ミネラル化合物の含有量が有意に高く、総ポリフェノールの豊富な供給源として高い抗酸化活性を示す。

・植物性ポリフェノールには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗変異原性、抗発癌作用があり、慢性非伝染性疾患の予防に役立つ。
ポリフェノールは化学構造によってフェノール酸、フラボノイド、リグナン、スチルベンに分類され、ビーツ新芽果汁からはフェノール酸とフラボノイドが検出されている。
フェノール酸とフラボノイド含有量は、成熟期のビーツの根果汁よりも新芽果汁で有意に高いことが判明した。

・ビーツ新芽の主要な化合物はシナピン酸で、根ではカテキンだった。

・過去の研究では、ポリフェノールがT47D、MCF-7、MDA-MB-231乳がん細胞株に対して、時間および用量依存的に抗増殖作用を示すことが確認されている。
これらの化合物は、発癌に関連する細胞メカニズムや分子に影響を与える。
ポリフェノール化合物は、NF-κBやAP-1などの転写因子の活性を抑制する能力がある。
NF-κBやAP-1などのタンパク質複合体は増殖やアポトーシスを制御する多くの遺伝子を制御しており、その経路の乱れは発がんを引き起こす可能性がある。

・ポリフェノールの抗増殖・アポトーシス作用は、細胞膜から細胞質、核へのシグナル伝達経路や細胞周期の制御に関わる重要なタンパク質の阻害、さらにカスパーゼ3の開始、p53タンパク質の活性化、細胞増殖と分化に影響を及ぼす因子の阻害によって説明できる。
ポリフェノールはがん細胞に対してより強い効果を発揮することが注目されている。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 乳がん, 栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

妊娠中の地中海食介入が活性酸素種レベルと総抗酸化能に及ぼす影響

2025年11月6日 By office-k

妊娠は炎症応答によって誘発される酸化ストレス(OS)に対する高い脆弱性と関連している。妊娠期間中は着床、増殖、分化、および胎盤細胞浸潤といった胎盤機能において、活性酸素種(ROS)が生成される。妊娠中のOSはミトコンドリ […]

祝

2025年11月4日 By office-k

M選手、パワーリフティング全日本大会にて自己ベスト更新して2位でした。おめでとうございます!!Bravo!!!

慢性炎症性疾患における腸内微生物叢と免疫系のクロストーク

2025年11月2日 By office-k

腸内微生物叢は消化管に生息する数兆もの微生物からなる共同体で、宿主の健康を維持し、広範囲の生理学的機能を調節する上で極めて重要な役割を果たしている。”ディスバイオーシス”と呼ばれるこの微生物共同体の破綻は上皮バリアの完全 […]

全身性疾患としてのFrozen Shoulder(四十肩)

2025年10月27日 By office-k

四十肩(Frozen Shoulder; FS)は関節包炎(adhesive capsulitis)とも呼ばれ、肩甲上腕関節における進行性の痛み、こわばり、可動域の制限を特徴とし、主に肩関節関節包の肥厚、線維化、慢性滑膜 […]

乳がん手術後の化学療法中の体組成分析と身体活動およびQOLの関連

2025年10月25日 By office-k

乳がんは世界的に女性において最も頻繁に診断される悪性腫瘍だが、予防および治療の進歩により生存率は著しく改善しており、先進国では早期発見が増加している。局所限局期乳がんにおける5年相対生存率はおよそ99%に達し、治療を完了 […]

©2018 Office-k All rights reserved