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メキシコオレガノ浸出液およびカルバクロールの乳がん細胞株における代謝活性と細胞毒性への影響

2025年9月29日 by office-k

乳がん(BC)は女性のがん関連死の主因であり、2022年には世界で2,296,840例を占め、全がん診断の11.5%に相当している。
00年にはエストロゲン受容体(ER)、プロゲステロン受容体(PR)、およびヒト上皮成長因子受容体2(HER2)の発現に基づいてBCの分子分類が提案され、ルミナルA(ER+およびPR+/−)、ルミナルB(ER+、PR+/−、およびHER2+)、HER2過剰発現(HER2+)、およびTN(ER−、PR−、およびHER2−)という、異なる治療反応を示す4つの分子サブタイプに定義された。
中でもTNは、従来の治療法への反応が乏しいため全生存率と無病生存率が低く、最も悪性度の高いサブタイプと認識されている。

世界保健機関が04年に補完療法を承認して以来、天然化合物による抗がん剤開発への関心が著しく高まっている。
植物由来合物、特にポリフェノールやフラボノイドなどのフェノール化合物は抗がん剤治療開発の可能性に注目が集まっている。
メキシコオレガノとして知られるLippia graveolensは、抗酸化能と抗炎症活性を持つことが報告されており、この特性は主に脂溶性および水溶性の両方の抽出物に含まれるフェノール化合物に起因する植物化学的プロファイルによる。一方でオレガノの変種からの水性抽出物の組成、抗酸化能、および抗がん作用に関する証拠は限られている。
オレガノ変種からの水性抽出物はカルバクロール(Cv)を含む潜在的な生物活性化合物の複雑な混合物で、浸出液(MoI)の抗がん作用に関する知見ははっきりしていない。Cvはアセチル-コエンザイムAからメバロン酸経路を介して合成されるモノテルペノイドフェノールで、その抗がん特性が注目を集めている。

リンクの研究は、Lippia graveolensの植物特性を評価するとともに、サンプルを用いて調製されたMoIの抗酸化能を異なる試験(ABTS、DPPH、総フェノール、総フラボノイド、およびFRAP)で評価、また、ルミナルA(MCF-7)、HER2過剰発現(HCC-1954)、およびTN(MDA-MB-231)のBC細胞株に対する細胞代謝および細胞毒性のレベルでMoIとCvの抗がん効果を比較したもの。
これらの試験は、非がん細胞への両処理の影響を評価するために、HaCaT細胞(がん原遺伝子を発現しない不死化ケラチノサイト)に対しても実施。

【結果】
MoIは強い抗酸化能と濃度依存的な抗増殖効果を示し、BC細胞株全体でIC50値が0.08から0.18mg/mLの範囲だった。これはCvのIC50値(121–211 µM)よりも有意に高く(すなわち、細胞毒性が低い)、MoIは非がん細胞に対して、Cv(IC50 110µM)と比較して著しく低い細胞毒性を示した(IC50 0.18mg/mL)。

【結論】
この研究は、MoI組成、抗酸化特性、および異なる分子サブタイプのBCにおける代謝活性と細胞毒性へのin vitro効果に関する新たな知見を提供するもので、その分子メカニズムおよび従来の治療法との相互作用に関する将来の研究の基礎を築くもの。トリプルネガティブBCの予後が不良であることを考慮すると、MoIの天然抽出物は、がん治療法の開発のための有望な道筋を表している。

Evaluation of Antioxidant-Rich Mexican Oregano (Lippia graveolens) Infusion and Carvacrol: Impact on Metabolic Activity and Cytotoxicity in Breast Cancer Cell Lines

・L. graveolensの抗酸化能に関して、植物マトリックスとその抽出物の両方が抗酸化化合物に富んでおり、これがフリーラジカルを中和する高い能力を与えることが実証されている。MoIがABTSおよびDPPHラジカル中和アッセイ、ならびに総フェノール、総フラボノイド、およびFRAPの定量において強力な総抗酸化活性を示したことがその主張を裏付けている。

•Origanum onites(ギリシャオレガノ)の水性抽出物およびメタノール抽出物の抗酸化能を評価した2019年の研究では、水性抽出物がメタノール抽出物と比較してより高い抗酸化能を示し、これはフェノール化合物のより高濃度に起因するとされている。
2020年の研究では、Origanum vulgare(地中海原産のオレガノ種)の脂質抽出物が分析され、水性抽出物とは対照的にフェノール化合物の量が少なく、結果としてABTSおよびDPPHラジカルに対する抗酸化能が低いことが観察されている。
2013年には、オレガノの種を含むギリシャ原産の植物の6つのハーブ浸出液の抗酸化能を比較し、この浸出液が、チョークマジョラム、ピンクサボリー、マウンテンティー、ペニーロイヤル、カモミールなど、認識されている抗酸化能を持つ他の植物と比較して、使用したすべての技術(総フェノール、総フラボノイド、DPPH、およびFRAP)で最高の抗酸化能を持つことが観察されている。この知見はオレガノの変種からの抽出物、特に浸出液の形で、高い抗酸化能を持つという証拠を強化している。

・フェノール化合物の量と種類とその細胞毒性との間に相関関係があることから、MoIの抗酸化能はその抗がん活性に関連している可能性がある。カルボニルや遊離ヒドロキシルなどの特定の官能基がオルトジフェノールラジカルの形成を促進し、これがレドックスプロセスに関与する遷移金属をキレート化することでがん細胞の生存能力に影響を与える可能性がある。

・フラボノイド画分では、ガランギン(126.0 µg/mL)が主要化合物として同定された一方、ピノセンブリンは有意に低いレベル(1.001 µg/mL)で存在した。この方法の感度もこれらのフラボノイドをカバーしており、ガランギンでLODが0.05µg/mL、LOQが0.15µg/mL、ピノセンブリンでLODが0.10µg/mL、LOQが0.30 µg/mLだった。これらのフラボノイドは、ABTS、DPPH、およびFRAPアッセイによって確認されたMoIの強力な抗酸化能に寄与し、BC細胞株における代謝生存率の低下を含む、観察された生物学的効果の化学的基盤を提供している。

・先行研究では、抽出物中にも存在するチモールがMDA-MB-231およびMCF-7BC細胞に対して選択的細胞毒性を示すことを実証している。チモールは、サイクリンD1のダウンレギュレーションに関連するG0/G1期細胞周期停止を誘導する。各先行研究とも、チモールの抗アポトーシス誘発能力を確認している。p53発現の増加、Bcl-xLの抑制、およびカスパーゼ-9と-3の活性化、ならびに活性酸素種(ROS)の増加も報告されており、これらが細胞周期停止とアポトーシスの両方を駆動する中心的メカニズムとして提唱されている。PCNA発現減少を観察した研究もあり、チモールの抗アポトーシス促進効果をさらに裏付けている。

・ガランギンは内在性ミトコンドリア経路を介してアポトーシスを誘導し、がん細胞の生存、増殖、および転移の主要なドライバーであるPI3K/Aktシグナル伝達カスケードを阻害し、特にTNBC細胞に対して有効である。
ピノセンブリンも同様にBC細胞(MCF-7およびMDA-MB-231)を標的とし、カスパーゼ-3/9活性化、BAXアップレギュレーション、およびBcl-2ダウンレギュレーションを介してG2/M期細胞周期停止とアポトーシスを誘発する。ガランギンと同様に、PI3K/Akt経路を抑制し、それによってがん細胞の遊走と浸潤を減少させる。重要なのは、ピノセンブリンは悪性細胞に対して選択的毒性を示し、非悪性乳腺上皮細胞への影響は有意に低いこと。

・Cvによる処理は細胞株間で代謝活性に異なる影響を与えた。TNBC細胞株MDA-MB-231が最も感受性が高く、次いでHER2+ HCC-1954、ルミナルA MCF-7は感受性が低かった。

•2017年には、CvがOriganum vulgareからの最も強力な細胞毒性化合物であり、HepG2肝がん細胞に対して、非がん性HEK293腎細胞(生存率38%)と比較して、代謝活性を有意に減少させることを見出している。これはCvの強力な抗がん作用を確認するもので、他のオレガノ化合物をも上回っている。先行研究と現在の知見の両方が、Cvが肝細胞癌や悪性BCサブタイプを含む様々な種類のがんにおいて癌細胞生存率を有意に低下させることを確認している。

・2020年には、Cvがチモールと共に卵巣がん細胞(SKOV-3)において用量依存的細胞毒性を発揮し、24時間後にCvでIC50値が322.50 µM、チモールで316.08µMであることが実証された。このモデルではチモールがわずかに高い効力を示したものの、両化合物とも強力な抗がん活性を示している。Cvは有意に高い細胞毒性を示し、BCを含む異なるがん細胞株の代謝活性を減少させる有効性を証明している。

・MoIに関して、細胞株分子サブタイプの悪性度が増加するにつれて、IC-50に達するために必要な用量も増加することがわかった。
3つのBC細胞株(MCF-7、MDA-MB-468、およびMDA-MB-231)をOriganum acutidens(トルコオレガノ)の水性抽出物を使用して処理し、MTTアッセイを使用して代謝活性への影響を評価した研究でも治療効果は用量依存的だった。これらの結果は、オレガノ抽出物が最も悪性度の高いサブタイプを含むBC細胞株に対する良好な代替治療を提案ていることを裏付けている。

・2018年には、モロッコ種のオレガノの浸出液のHT-29結腸がん細胞およびMDA-MB-231BC細胞への影響が調査され、WST1アッセイによって代謝活性への影響を評価し、治療が両細胞株で用量依存的に代謝活性を減少させることが観察された。この研究では、トリプルネガティブBC細胞が治療に対してより感受性が高く、IC50が30.90から87.09 µg/mLの範囲であったのに対し、HT-29細胞ではこの範囲が50.11から158.48µg/mLだった。これら知見に基づいて、MoIを含むオレガノ抽出物は、TNサブタイプにおいてもBC細胞株の代謝活性を有意に減少させ、この効果が用量依存的に発生すると結論付けることができる。

・この研究で得られた結果は、CvがMoIと比較してより大きな細胞毒性を示すこと(それぞれ約50%および約15%)を示しており、これは浸出液が細胞代謝を減少させる可能性がある一方で、単離されたCv化合物がより大きな細胞毒性を示すことを示唆している。
これらの結果は、MoIが植物化学物質の複雑な混合物であること(例えば、Cv、チモール、ガランギン、およびピノセンブリン)に起因する可能性がある。

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Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 乳がん, 栄養学

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