• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • YouTube
  • カイロプラクティック
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 膝関節・足関節
    • 坐骨神経痛
    • スポーツ障害
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • 肥満・感染症予防
    • アスリートパフォーマンス
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 予約・お問い合わせ
  • BLOG
You are here: Home / health / 更年期障害による肥満と糖尿病リスク

更年期障害による肥満と糖尿病リスク

2021年11月8日 by office-k

糖尿病インスリン注射

糖尿病(DM)は世界的に公衆衛生上の大きな問題であり、2030年には10.2%(5億7800万人)に達すると予想されている。
しかし、パンデミック下の生活様式で実際は試算よりも加速するだろう。

DMの最も顕著な危険因子であり、インスリン抵抗性の発現につながる肥満は、人種に関係なく男性よりも女性に多く見られる。
また、閉経はDM発症の潜在的な危険因子であり、これは循環エストロゲンの減少が原因であると考えられている。
The Study of Women’s Health Across the Nation(SWAN)では、エストラジオール(E2)濃度が低いと、更年期移行期に2型糖尿病のリスクが47%高くなることが示唆された。
European Prospective Investigation into Cancer(EPIC)-InterAct研究では、40歳以前の閉経は、2型糖尿病のリスクが32%高くなることが示唆されている。

過去のメタアナリシスでは、閉経後に空腹時血糖値および空腹時インスリン値がともに上昇することが報告された。
肥満女性は非肥満女性に比べて、自然な月経周期の2〜5日目に採取される閉経前のエストラジオールレベルは低いが、閉経後のエストラジオールレベルは高いと報告した研究もある。

しかし、更年期の状態に応じた肥満とDMの関連性については、まだ明らかになっていない。

リンクのデータは、閉経前および閉経後の女性を対象に肥満と糖尿病(DM)の発症率との関係を調べた研究。

2009年から2014年に健康診断を受けた閉経前の女性926,196人と閉経後の女性1,193,881人の合計を、韓国国民健康保険サービスのデータベースを用いて解析した。
2つの女性グループにおいて、肥満度(BMI)とウエスト周囲径(WC)に応じて、DMの発症率とリスクを比較。
肥満の有無と閉経状態によるDMのリスクとの関連を評価するために、Cox比例ハザード分析を行った。
7.8年の追跡期間中、閉経前の女性37,736人(4.1%)と閉経後の女性121,102人(10.1%)がDMと診断され、基準群(BMI 18.5~23)と比較して、閉経前および閉経後の女性で肥満とDMのリスクとの間に強い関連性が認められた。WCについても同様の傾向が見られた。
また、45歳から55歳の女性のサブグループ解析では、閉経前の女性の方が閉経後の女性よりもDMとの関連性が強かった。

以上のことから、肥満とDMの関連性は、閉経後の女性よりも閉経前の女性の方が強いことがわかった。

Obesity and Risk of Diabetes Mellitus by Menopausal Status: A Nationwide Cohort Study

・閉経前および閉経後の女性を対象に、指標(BMIおよびWC)で定義される肥満とDMのリスクとの関連を調べた結果、肥満はどちらのグループでもDMのリスク上昇と関連したが、閉経前の女性の方が閉経後の女性よりも強い関連性があることがわかった。
DM発症に対する加齢の影響を考慮して、移行期の女性(45~54歳)を対象とした感度分析を行ったところ、閉経後の女性よりも閉経前の女性の方が一貫して強い関連性が認められた。

・閉経後にDMの発症リスクが高まるのは、エストロゲンの減少による。
体重増加はライフサイクルにおける加齢に伴う傾向があり、エストロゲンは脂肪組織の機能と沈着を促進するため、閉経後のエストロゲンレベルの低下が原因であることが示唆される。

・閉経後は脂肪組織が内臓脂肪に再配分され、それがインスリン抵抗性と関連する一方で、臀部-大腿部の皮下脂肪が多いとメタボリックシンドロームからの保護に関連する。

・肥満女性における体重がDMリスクに与える影響は、更年期の状態によって異なる。閉経前の女性では、肥満は卵巣からのエストラジオール産生を直接阻害する効果がある一方、エストロゲンは閉経後にアンドロゲンの芳香族化によって脂肪組織で合成される 。
実際にエストラジオールレベルは、閉経前の肥満女性では非肥満女性よりも低いが、閉経後の肥満女性では高くなる。

・今回の研究では、肥満とDMの関連性は閉経後の女性よりも閉経前の女性の方が顕著であった。閉経前の肥満は、肥満自体によるインスリン抵抗性の増加に加えて、体内のエストロゲンレベルを低下させることで、DMのリスクを高めている。
逆に閉経後の肥満は、体内のエストロゲンレベルを上昇させ、DMに対する保護効果をもたらす。

・更年期の状態によって肥満と糖尿病の関連傾向が異なるのは、更年期の移行期における身体組成の変化によって説明できる。閉経前は脂肪量が増加し、除脂肪体重の割合が減少する傾向があるが、アジア人女性では特に更年期移行後に脂肪量が減少し、除脂肪量の割合が増加することがわかった。従って、閉経後の女性よりもむしろ閉経前の女性において、高いBMIは過剰な脂肪量を反映している可能性があり、それが肥満とDMの関連性に寄与していると考えられる。

・まず、閉経前の女性の肥満を減らすことが重要。BMIとDM罹患率の年齢差を調べた先行研究では、若年層の方が相対的にリスクが高いことが示されている。また、Asia Pacific Cohort Studies Collaborationは、BMIと糖尿病のリスクとの関係が若い女性ほど強いことを示唆している。
糖尿病の女性は、糖尿病の男性に比べて心血管死亡率が高いことが明らかになっているため、女性の糖尿病を予防することが重要。
第二に、エストロゲンに予防効果があることを考えると、HRTは特に痩せた女性の糖尿病の予防に役立つかもしない。大規模なNurses’ Health Studyでは、ホルモン療法の現在の使用者は、年齢とBMIを調整した後、非使用者に比べて糖尿病の発生率が減少した。。
WHI試験やHERS試験でも同様の結果が得られている。

Filed Under: health Tagged With: 糖尿病, 閉経

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

食事のタイミングと糖尿病

2023年2月2日 By office-k

本日のブログは食行動(時間帯)と糖尿病の関連性についてまとめてみたい。カロリー摂取を短時間に集約する時間制限食がメタボリックヘルスを改善することは過去の研究で実証されていることから、食事タイミングも注目も集めている。 概 […]

日本人におけるビタミンD摂取量と全死因死亡率

2023年2月1日 By office-k

ビタミンDの健康効果は賛否両論議論が分かれているが、過去の研究では、がん、心血管疾患(CVD)、自己免疫疾患、感染症および糖尿病に対するビタミンDの保護的役割が示されている。 73コホート研究のメタアナリシスでは、血中ビ […]

レスベラトロール酪酸モノエステル摂取と高血圧および腎機能障害の改善:ラット研究

2023年1月31日 By office-k

植物由来成分が腎臓病とその合併症治療に有益であることを示す証拠が増えつつある。 中でも野菜や果物に含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールは、腎臓病治療(CKD)において有効な特性を有している可能性がある。レス […]

マインドフルネスとアスリートパフォーマンス

2023年1月29日 By office-k

シカゴブルズの黄金期を牽引した名将・Phil Jackson監督はマインドフルネス瞑想をコーチングに取り入れ、マイケルジョーダンにも実践させていたという。 マインドフルネスがアスリートパフォーマンスの関連性のデータは過去 […]

安静時および疲労困憊時の選手のマグネシウム補給とテストステロンレベル

2023年1月28日 By office-k

本日は久しぶりにスポーツ栄養学に関するデータをまとめてみたい。テーマはマグネシウム摂取とテストステロンの関連性。特に筋肥大系男性アスリートにとって興味深いテーマだろう。 運動とホルモンの関係を調べた多くの研究から、脂肪組 […]

©2018 Office-k All rights reserved