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頸椎可動域と慢性偏頭痛

2021年9月8日 by office-k

先日アップした「偏頭痛と悪夢の関係」というブログに反響があった。

偏頭痛でお悩みの当時、不安や抑うつとは関係なく、悪夢を見る回数が多かった患者さんが何人かいらっしゃった。
トレーニングによる無意識化でのストレスの軽減によるものなのか、治療による筋骨格神経系のメンテナンスによるものなのか、偏頭痛が治った最近では、悪夢を見る機会はすっかり減ったという。

日々患者さんと接してきて、カイロプラクティックは偏頭痛改善に一定の効果があることを実感している。

一方で、数少ない研究ではカイロの偏頭痛改善効果には疑問が呈されている。しかし、研究に参加したカイロプラクターの熟練度や用いたテクニックなど、研究デザインのクオリティに疑問が残るものが多い。
明らかに治療現場での結果と研究内容に乖離があるように感じる。

こんな研究がある。

こちらの研究は、エピソード性偏頭痛(EM)または慢性片頭痛(CM)を持つ女性と無症候性の対照者(CG)との間で、頸椎を能動的に動かす際の動作パラメータと筋活動を比較することを目的としたもの。
発作性片頭痛または慢性片頭痛の女性と頭痛のない対照者が、頸部の能動的な運動を行い、頸部の可動域、角速度、筋肉の活性化の割合を算出した。CGと比較して、EM群とCM群では総可動域(ROM)が減少した。頸部の能動的な運動における頸部屈筋と伸筋の両方の活性化の割合には差が見られなかった。エピソード性および慢性の片頭痛は、筋活動内での差はなく、首の動きの可動性および速度の低下と関連していた。

Neck Active Movements Assessment in Women with Episodic and Chronic Migraine

・片頭痛は頸部の痛みや上部頸椎の手技検査での痛みと関連し、片頭痛の影響、治療、予後に悪影響を及ぼしていると考えられる。

・頚椎の可動域(ROM)の減少は、最新の片頭痛患者におけるメタアナリシスで確認されている。ROMの減少と片頭痛発作の頻度との関係については議論が続いている。

・これまでの研究では、頸部痛のある人は無症状の人に比べて頸部の動きの速度が低下していることが明らかになっている。

・この研究では、片頭痛を持つ女性は対照群と比較して、頸部の能動的な動きの際に頸部のROMと角速度が低下することが明らかになった。角速度の違いは、慢性片頭痛患者でより頻繁に観察された。片頭痛患者では対照群に比べて総可動域が減少しているが、エピソード性片頭痛患者と慢性片頭痛患者の間には差がないという先行研究の結果と一致した。

・頸部運動の障害に頸部機械受容器の機能障害が寄与する可能性もある。他の研究者らは、慢性的な片頭痛の患者で頸部の固有知覚(プロプリオセプション)が変化し、頸部痛の有無では変化しないことを観察している。
能動的ROMの減少と角速度低下は、痛みを回避したり頸部の安定性を維持したりするために頸部の筋肉の共働を増加させることによる運動制御の変化を示唆している可能性がある。

・片頭痛の特徴の1つが、頭頚部の運動制御や運動性に影響を与える伝達系の変化。頚部機能障害やその兆候の一部は片頭痛そのものに関連しており、首の痛みの有無には依存していないのがその理由。

ROMの改善とそれによる筋活性の正常化はカイロプラクティック技術の特化した領域といっても過言ではない。
ROMが偏頭痛の一因であるならば、それを改善できる選択肢のひとつになるだろう。
中毒性のある痛み止めによる一時的な症状緩和よりも、頸椎の可動域を正常化するほうがより本質的な治療に近いと考えられるのではないでしょうか?



Filed Under: health Tagged With: カイロプラクティック, 偏頭痛

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