• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • BLOG
    • 臨床家向け情報
  • カイロプラクティック
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 膝関節・足関節
    • 坐骨神経痛
    • スポーツ障害
    • 滑液胞炎・腱炎
  • Beauty
    • フェイスリリース
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • 肥満・感染症予防
    • アスリートパフォーマンス
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / 妊娠初期の血糖値およびトリグリセリド値が妊娠転帰に及ぼす影響

妊娠初期の血糖値およびトリグリセリド値が妊娠転帰に及ぼす影響

2022年8月12日 by office-k

現代社会では、ライフスタイルの変化に伴い妊娠前および妊娠中に糖代謝異常をきたす女性が増加している。パンデミック下の生活様式では、そのリスクや罹患者数はさらに増加するだろう。

妊娠中の糖代謝異常は、妊娠糖尿病(GDM)、妊娠高血圧症、産後出血、胎児の過成長、出生時障害などの妊娠合併症や周産期有害事象の危険因子(修正可能な)として認識されている。

また、胎児の成長と発育には、代謝の特徴である脂質プロファイルの漸増が必要だが、不顕性脂質代謝異常を有する妊娠適齢期の女性が増加していることが報告されている。
母体の脂肪酸の胎児への移行を処理する母体トリグリセリド(mTG)は、胎児の成長や妊娠合併症と関連し、高トリグリセリド血症などの脂質代謝異常がインスリン抵抗性を誘発して妊娠中の母体の血糖異常に重要な役割を果たすことがわかっている。

リンクの研究は、妊娠初期の母体の血糖値が診断基準値以下であることと妊娠合併症および周産期有害事象のリスクとの関連性を評価することを目的としたもの。
また、妊娠初期の母体のグルコースとトリグリセリドの複合的な影響が、妊娠転帰リスクに及ぼす影響についても評価している。

妊娠初期の空腹時血糖値(FPG)が診断基準値未満で、脂質スクリーニングを受けた女性48,973人を対象としたレトロスペクティブ・コホート研究を実施。
妊娠糖尿病(GDM)、妊娠高血圧症候群(HDP)、新生児転帰を含む妊娠転帰のデータを取得し解析。
FPGが高いほどGDMリスクが有意に上昇し、FPGが低い女性に比べて妊娠年齢(LGA)が大きく、巨大児出産、新生児集中治療室(NICU)リスクがわずかに増加した。
母体トリグリセリド(mTG)値が高い場合、すべての母体FPG層でGDMとHDPのリスクが高くなった。
さらに、グルコースの上位4分の1とトリグリセリドの上位10%の女性は、調整後の下位層の女性と比較してGDMとHDPリスクが高いことが示された。
妊娠合併症の発生を減らすために、妊娠初期のFPGとmTGを低リスク集団を含む全人口でスクリーニングする必要があると結論。

Effect of Maternal Glucose and Triglyceride Levels during Early Pregnancy on Pregnancy Outcomes: A Retrospective Cohort Study

・妊娠初期のFPGが診断基準値より高い場合、GDMおよびHDPリスクが高かった。
高FPG(FPG≧75、4.68mM)の女性におけるGDMの発生率は22.4%で、FPGの下位4分の1の女性(8.2%)のほぼ3倍だった。
HDP発生率もFPGの上昇に伴い6.6%から13.3%に上昇した。
母体FPGの四分位で層別したところ、妊娠初期のTG≧90の女性ではTG<90の女性に比べ、すべての層でGDMとHDPのリスクが増加した。
FPGの上位4分の1の高mTG群女性のGDMリスクは下位層の女性の約6倍であり、HDPリスクも2倍以上だった。

・GDMと診断された女性とその子孫は長期的には2型糖尿病や早発性心血管疾患リスクが高いことが確認されている。

・生活習慣の改善や薬物療法などの医療介入がGDMリスクやそれに伴う妊娠転帰に及ぼす影響について研究されているが結果に一貫性はない。
メタアナリシスでは、妊娠15週以前に開始したライフスタイルの修正(食事、身体活動、またはその両方)はGDMリスクを減少させることができるが、それ以降ではできないことが示されており、介入は初期に行うべきとする研究が複数ある。

・早期のグルコーススクリーニングをすべての女性に推奨すべきか、特定の危険因子を持つ女性に限定すべきか、依然として一貫し他結論はでていない。
米国糖尿病学会は、GDMの既往、糖尿病の家族歴、多嚢胞性卵巣症候群、心血管疾患、高血圧などの危険因子を一つ以上持ち、中性脂肪値が250mg/dL以上の過体重または肥満女性(BMI 25またはアジア集団では23kg/m2 以上)には検査を検討すべきであると勧告している。

・最近の研究では、妊娠初期のFPG値が高い女性はLGAおよびマクロソミアの出産リスクが高く、診断基準値以下のFPGとSGAは逆の関係が見られることが報告されている。
FPG値が徐々に上昇する(診断基準値以下)女性では、GDMおよびHDPの割合が高いことが確認された。

・母体のTG上昇はインスリン抵抗性の重要な調節因子であり、しばしば血糖異常を伴うと考えられている。
今回、すべてのFPG層で高mTGはGDMおよびHDP(PIHおよび子癇前症)リスクの有意な上昇に寄与していることが示された。
妊娠中期から後期にかけてのmTG上昇は、GDM における胎児発育と相関があることを報告した研究もある。
妊娠初期のmTG値とPEリスク上昇の関連は以前の研究でも観察されている。

この研究では、妊娠初期の空腹時血糖値の上昇は、診断基準値以下の範囲でGDMとHDPのリスクを有意に上昇させ、早産、LGA、NICUのリスクをわずかに上昇させることが示された。
妊娠前からいかにして糖代謝能を上げるのか、生活習慣全体における予防的介入について当院ではトレーニング及び栄養学的アプローチの側面からご提案いたします。
妊活中の方は一度ご相談ください。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 妊娠中栄養学, 栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

ピラティス時の肩の痛み

2023年6月10日 By office-k

↑のような姿勢、ピラティスの際のサイドプランクの姿勢で肩全体に痛みが出てお困りの方がご来院された。日常生活では問題ないものの、ピラティスやヨガで荷重されると痛みが増悪。 触診で最も圧痛が認められたのは棘下筋。繊維化してい […]

栄養欠乏とうつ病

2023年6月7日 By office-k

うつ病の有病率は近年ますます増加傾向にある。 うつ病の有病率は、年齢(20歳から40歳の間に発症することが多い)、性別(女性は男性の2倍)、婚姻状況(別居、離婚、寡婦、特に男性)に関係し、幼少期の辛いトラウマ体験もしばし […]

炎症性腸疾患の妊婦さんで不足が懸念される栄養素

2023年6月5日 By office-k

妊娠中は母親と新生児の命が食事によって影響を受ける脆弱な期間であり、特に炎症性腸疾患(IBD)の妊婦はIBDではない妊婦と比較して、早産、低出生体重児またはSGA児、流産、死産などの有害な妊娠転帰リスクが高く、帝王切開分 […]

乳がんリスクと4大栄養素

2023年6月4日 By office-k

女性にとって乳がんは一般的な悪性腫瘍であり、世界中の女性に深刻な健康リスクと重い社会的負担を与えている。女性の乳がんは肺がんを抜いて世界で最も多く診断されているがんとなり、予測ツールによると乳がん発症率は2040年までに […]

注意喚起:骨盤ベルトによる股関節障害

2023年6月3日 By office-k

骨盤ベルトを数時間着用した後に、歩行困難になるほどの股関節痛に見舞われた患者さんが来院された。症状は股関節屈曲制限や触診時の鋭い痛み、自身の足の重みに股関節が耐えられないなど。股関節滑液包炎と上臀神経障害など複数の部位で […]

©2018 Office-k All rights reserved