• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / nutrition / 妊娠中の食事と胎児の疾患

妊娠中の食事と胎児の疾患

2021年8月21日 by office-k

Developmental Origin of Health and Disease(DOHaD:将来の健康や質病リスクは胎児期や生後早期の環境の影響を強く受けて決定されるという概念)
では、子宮内での発育状態が子孫の長期にわたる身体機能と生理機能を修飾するとされている。したがって、妊娠中及び出産後の母親の栄養摂取状態は子供の生涯にわたる健康に影響を与えると考えられる。

下の研究は、日本の妊婦を対象に食事指標であるNutrient-Rich Food Index 9.3(NRF9.3)とEnergy-adjusted dietary inflammatory index(E-DII)の両方を用いて、母親の食事の質と炎症の可能性を評価したもの。

結果、食物繊維やビタミン、ミネラルが食事の質に影響を与える主要な栄養素であることが判明。野菜や果物の摂取量が多いほど食事の質が高くなり、炎症の可能性が低くなることがわかった。
これらの食品群の摂取を促進することは、妊娠中の女性にとって有益であり健康的な食生活の実現につながる結論。

Application of the Nutrient-Rich Food Index 9.3 and the Dietary Inflammation Index for Assessing Maternal Dietary Quality in Japan: A Single-Center Birth Cohort Study

・妊娠中の栄養需要増に対応できない母親の食事摂取量の不足は、低出生体重児、早産、子宮内胎児発育遅延などのリスク要因となる。

・これまでの研究では胎児の神経発達には、メチルドナー栄養素(葉酸、コリン、メチオニン)微量栄養素およびオメガ3脂肪酸の摂取が特に重要であることがわかっている。

NRF9.3は食品の栄養価をスコア化するために開発されたものだが、最近では個人が摂取する食事の栄養価を評価するためにも使用されている。
E-DIIは食事由来の炎症能力を示す指標で、食事評価のためのすべてのヒト研究に普遍的に適用できるように設計されている。

・本研究ではNRF9.3指標とE-DII指標を用いて、日本人妊婦コホートの母親の食事の質と炎症の可能性を評価した。NRF9.3スコアの平均値(SD)は602(106)、E-DIIスコアは1.00(1.55)であり、NRF9.3スコアとE-DIIスコアは有意な逆相関を示した。

・各指標のスコアに大きな影響を与える栄養素を特定した。NRF9.3スコアでは、食物繊維、鉄分、カリウム、マグネシウム、ビタミンCが3分位ごとのスコアの変化に寄与していた。一方E-DIIスコアでは、食物繊維、ビタミンA、ナイアシン、ビタミンE、β-カロテン、マグネシウム、ビタミンB1、ビタミンC、亜鉛、ビタミンB6、葉酸が上位層でのスコアの変動に寄与している。

・NRF9.3またはE-DIIで評価した食事の質と摂取量が正の相関を示した食品群は野菜と果物であった。また、小麦粉および小麦製品の摂取量は、E-DIIで評価した炎症性疾患の可能性と正の相関があった。

・適性栄養素のうち、鉄、ビタミンA、ビタミンDの摂取が不十分であることが示唆された。

・最終的なE-DIIスコアの上昇の主な原因は、食物繊維、ビタミン、ミネラルの摂取量が少ないことであることが示唆された。興味深いことに、今回のコホートでは、飽和脂肪酸、総脂肪、炭水化物の摂取量はE-DIIスコア上昇の主要な要因ではなかった。

・NRF9.3およびE-DIIにおいて、摂取量が食事の質の向上と正の相関を示した食品群は豆類、野菜、果物、魚、貝類であった。

・以前の研究では、妊娠中にパンや菓子、清涼飲料水が多く、魚や野菜が少ない食事をしていると、低出生体重児になる可能性があるとされていた。別の研究では、野菜の食事パターンを守ることが子癇前症のリスク低下と関連する可能性があると報告されている。最近のレビューでは、野菜や果物の消費量が多いと、早産や低体重児出産のリスクが低くなることが報告されている。

・本研究は、サプリメントではなく食品の摂取を通じて食事の質を調べた。サプリメントに含まれる栄養素は、食品に含まれる栄養素と同じようには代謝されないため、サプリメント使用者には過剰摂取の危険性がある。また健康的な食生活を維持するという観点から、今回の調査ではサプリメントからの摂取は除外した。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: 妊婦, 栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

ラットにおける高脂肪食誘発性腎損傷:タルトチェリー補給の役割

2025年9月14日 By office-k

肥満が世界的にパンデミックレベルに達している。 肥満はアディポネクチン、レプチン、レジスチン産生を介して直接的、また肥満関連糸球体症の病理との関連を通じて間接的に慢性腎臓病(CKD)になりやすい体質を個人に与え、アテロー […]

閉経時期に対する栄養と生活習慣の影響に関する包括的分析

2025年9月11日 By office-k

世界的な自然閉経の平均年齢(ANM)は通常48歳から52歳とされ、閉経移行期は女性に長期的な健康上の大きな影響を与える。45歳以前に起こる閉経、いわゆる早期閉経は骨粗しょう症、心血管疾患、2型糖尿病、うつ病、および総死亡 […]

血管老化と心血管疾患と戦うための腸内細菌叢の標的化

2025年9月7日 By office-k

ラクトバチルス、ビフィドバクテリウム、フィーカリバクテリウムといった有益な細菌株由来プロバイオティクスは、血管老化と心血管疾患(CVD)を軽減する上で有望性が示されている。これらのプロバイオティクスは免疫機能を高め、炎症 […]

Violinistの片側性筋骨格系症状複合体

2025年9月1日 By office-k

今回ご紹介するケースをメモに残す上で適切な医学用語がなかったため、”片側性筋骨格系症状複合体(Unilateral Musculoskeletal Symptom Complex:UMSC)”という言葉を新たに作った。U […]

アスリートのウォームアップにおけるマッサージガンとフォームローラーの影響

2025年8月23日 By office-k

パフォーマンスの向上と怪我のリスク低減を目的とする運動前のウォームアップは、伝統的なウォームアッププロトコル、いわゆる体温、筋弾力性、神経活動の増加のために有酸素運動、ダイナミックストレッチ、および可動性エクササイズが用 […]

©2018 Office-k All rights reserved