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学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルoffice-k

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妊娠中の化学物質への曝露と胎児の死亡リスクの関連性

2021年11月12日 by office-k

妊娠中の流産リスク

患者さんから自然流産や死産の報告を受けると胸が痛む・・・しかしカイロプラクイターとして胎児死亡に対してできることは何もない。

せめて妊活中の方々に情報だけでもお伝えできればと思う。

今回は、妊婦さんが化学物質に曝露することによる胎児死亡への影響を調査した日本発の最新データをまとめてみたい。


我が国の自然流産の発生率は毎年12~15%で、死産は認識されている全妊娠の年間1.8%で発生している。
過去の研究では年齢、肥満、高血圧、糖尿病などの母体の合併症や、喫煙などの母体の生活習慣が自然流産や死産の原因となっていることが明らかになっている。
また、化学物質への曝露も胎児死亡の原因となる。
石油製品や農薬製剤に含まれるN-メチル-2-ピロリドンには、急性毒性や胎児毒性があることが報告されている。
また、染毛剤に含まれるアニリン誘導体や塩素系漂白剤に含まれる殺菌剤の副産物も死産のリスクを高めるとされる。

妊娠中の母親の化学物質曝露と胎児死亡との関連を調べたアメリカとカナダの研究では農薬と死産の関連が示唆されており、中国の研究では石油化学製品と自然流産の関連が示唆された。
また、Reproductive disorder(生殖障害という訳で正しい?)を有する美容師を対象としたメタアナリシスでは、この職業が妊娠期間中の胎児死亡の発生と有意に関連していることが示唆されている。
しかしこれらの研究はサンプル数が少なく、交絡因子を適切に調整できなかったため、強固な関連性を示すには限界があった。

近年、女性の社会活動への参加が増加し、ガソリンスタンド、農場、美容院、工業用ランドリーなどの販売・サービス系の職業に就く女性が増えています。そのため、妊娠中に多くの女性がガソリン、殺虫剤、染毛剤、塩素系漂白剤など有害な化学物質にさらされる可能性がある。

妊娠中の母親の化学物質曝露と胎児死亡との関係については、ほとんど知見がない。
研究グループは、全国規模の前向き出生コホート研究である「子どもの健康と環境に関する全国調査(JECS)」のデータを用いて自然流産や死産と、妊婦が日常的に使用する化学物質への職業上または日常的な曝露との関連を調べた(リンクのデータ)。
研究の参加者に妊娠第1期および第2期から第3期にかけてのガソリン、農薬、染毛剤、塩素系漂白剤の使用頻度を質問。
化学物質の使用頻度と胎児死亡との関係を調査した。

104,065人の胎児のうち、923人(0.91%)が自然流産、379人(0.37%)が死産だった。
妊娠初期のあらゆる種類の曝露は、自然流産とは有意に関連していなかった。
しかし、第1期から第2期/第3期にかけて、週1回以上の染毛剤の職業的使用が死産と有意に関連していた。

妊娠中に1週間以上にわたって母親が職業的に染毛剤に曝露することと死産との間に関連性があることが示された。
妊婦が経皮吸収または吸入により染毛剤に頻繁に曝露することは、胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性がある。これらの結果を立証するためにはさらなる研究と、胎児への毒性に関する証拠が必要であると結論。

Association between Maternal Exposure to Chemicals during Pregnancy and the Risk of Foetal Death: The Japan Environment and Children’s Study

・ガソリン、殺虫剤や除草剤、塩素系漂白剤への曝露と胎児死亡との間に有意な関連はなかった。しかし、第1期から第2期/第3期までの母親の職業上の染毛剤への曝露は死産の発生と有意に関連し、有意な用量反応関係を示した。
これらの関連は、危険因子の調整後も有意であった。

・2016年に英国の研究グループが行なった研究では、母体の年齢、妊娠前の糖尿病、妊娠中の喫煙が死産のリスクを高めることが明らかになった。
別の英国のコホート研究では、既婚者、母親の高BMI、および胎児死亡の既往歴が死産のリスクを高めることが示された。これらは我々研究の結果とも一致している。さらに、我々の研究では、妊娠による高血圧が死産の発生と関連していることも示唆された。

・Reproductive disorderを有する美容師を対象としたメタアナリシスでは、この職業は妊娠期間を通じて胎児死亡の発生と有意に関連することが判明したが、28週以前の胎児死亡については結果が一致しなかった。
これに対し本研究は、社会的要因などの十分な調整を行った全国規模の前向きコホート研究のデータを用いて、美容師という職業と22週以降の死産との関連を示し、さらに、職業的に染毛剤にさらされていることは死産と有意に関連することを示した。

・染毛剤の主成分はアニリン誘導体(酸化染料)で、副成分としてアルカリ剤や過酸化水素が含まれる。これらの成分のうち、パラフェニレンジアミンなどのアニリン誘導体は、人の健康に深刻な悪影響を及ぼす。
日本の美容院ではパラフェニレンジアミンを含む染毛剤を使用しているところが多く、ヘナのような天然の染毛剤を使用しているところはほとんどなかった。
したがって、本研究における染毛剤への曝露はパラフェニレンジアミンを含むアニリン誘導体への曝露とみなすことができる。
アニリン誘導体は経口摂取、経皮吸収、吸入によりメトヘモグロビン血症を引き起こす。

・新生児のアニリン誘導体吸入によるメトヘモグロビン血症の症例報告や、最近では美容師が染毛剤を吸入したことで重篤なメトヘモグロビン血症になったという報告もある。
胎児にはメトヘモグロビンに変換されやすい胎児ヘモグロビンが多く存在するためメトヘモグロビン血症になりやすいと言われる。
妊娠中の美容師が染毛剤を経皮吸収または吸入することによりアニリン誘導体の胎盤通過が誘発され、胎児のヘモグロビンがメトヘモグロビンに変換されることで胎児に重篤な慢性酸素欠乏状態を引き起こし、呼吸不全または臓器不全を伴う死産に至る可能性がある。

・妊婦による化学物質の経皮吸収や吸入などの曝露媒体は不明確なまま。
染毛剤への曝露について、日本ではほとんどの美容師が染毛時に保護手袋を着用していることや、染毛剤吸入後のメトヘモグロビン血症に関する研究があることから、吸入後の影響がより大きい可能性があるとされる。
これらの不明瞭な点を明らかにするためには、胎盤移行性や胎児毒性に関する動物実験に加えて、染毛剤への曝露と母体の血中アニリン誘導体濃度との関係を明らかにする必要がある。

・現時点で、妊娠中の美容師に染毛剤の継続的な使用を控えることを推奨すべきかどうかは不明です。しかし本研究の結果は、染毛剤を頻繁に使用すると胎児に深刻な悪影響を及ぼす可能性があることを示唆している。






Filed Under: health Tagged With: 化学物質, 妊娠

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