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ガラクタゴーグと母乳育児

2021年12月30日 by office-k

母乳育児の確率を上げる

2021年最後のブログ記事になります。
今年もいろんなトピックで記事を書きましたが、時代を反映してコロナに関する栄養学、コロナと肥満の関係、肥満とうつの関係に関する記事が多かった気がします。

もう一つ多かったのは、出産・産後に関する記事でした。

出生率の低下により我が国の未来が明るくないことはずっとわかっていたことですが、今回のパンデミックにより出生率の低下によって再起不能なところ、行き着くところに到着してしまいました。

しかし、腐っていても仕方ありません。
パンデミックという特殊な条件下で出産・子育てという一大事をこなしている女性の方々の健康に少しでも貢献できることをということで、出産に関する記事を書き始めました。
来年以降も出産・産後の記事は書き続けるつもりです。

もう一点、

今年一年、当院にお越しいただいた皆様に心からお礼申し上げます。
全く宣伝をしない当院を探し当ててお越しになる方とは、相当のご縁があるのだろうと感じています。
来年以降も腕と情報に磨きをかけて、皆様とのスペシャルなご縁とご期待にお応えしたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

さて、記事にいきましょう。

今回は、肝臓保護の文脈で語られることが多いシリマリンに母乳育児率を改善する効果が期待できるとするデータをまとめました。。

ミルクシスル(Silybum marianum)の成分であるシリマリンは、天然のガラクタゴーグとして紀元前4世紀から使用されていることが報告されている。
ガラクタゴーグと授乳を促進する物質で、生薬と医薬品に分類される。
一般に使用される医薬品のガラクトゴーグは、ドンペリドンおよびメトクロプラミドで、ドーパミンに拮抗することでプロラクチン分泌を増加させる。
重篤な副作用(不整脈、心停止、不安、抑うつ、鎮静)があるため、通常はハーブのサプリメントが好まれる。
最も一般的に使用されるハーブは、フェヌグリーク、ゴートロー、ミルクシスル(Silybum marianum)、オーツ、タンポポ、キビ、海藻、アニス、バジル、アザミ、フェンネルの種子、マシュマロ。

シリマリンは、シリビン(65%)、シリクリスチン(20%)、シリジアニン(10%)、イソシリビン(5%)の4つのフラボノリグナンを含んでいるが経口投与では生物学的利用能が低いため、アザミのシリマリンは吸収を高めるためにリン脂質と結合されている。

しかし、シリマリンのヒト泌乳への影響に関するデータは乏しく、乳生産に影響があるかどうかはまだ結論が出ていない。

リンクの研究はシリチジル(リン脂質を組み込んだアザミ由来のシリマリン)の投与が、母乳育児を達成できないリスクが高い特定の母親集団の母乳生産を開始/維持、増加させ、母乳育児の期間に影響を与えることができるかどうかを評価することを目的としたもの。

2018年11月から2021年1月までの母親161名を対象にガラクタゴーグを処方。
母親は13項目の質問票からなる電話インタビューで調査された。
73.91%が初産婦、78.26%が帝王切開で出産し、72.05%が退院後もガラクタゴーグを継続して服用。

限界はあるものの、入院中に母乳分泌が低下した母親に対するシリチジルを含むガラクタゴーグの投与により、生後1~12ヶ月の母乳分泌率が向上することが実証された。
サンプルは国の割合と比較して高い母乳育児率および母乳育児期間を達成。
さらに、調査した新生児の特定の時点における体重増加の割合はWHOの成長曲線に従った。
これらの知見は、ガラクタゴーグの有効性と安全性を評価し、母乳育児の成果を改善するための、エビデンスに基づく戦略を支援するためにより大きな患者集団におけるさらなる研究、特にランダム化比較試験の必要性を強調している、と結論。


Mothers in Need of Lactation Support May Benefit from Early Postnatal Galactagogue Administration: Experience from a Single Center


・世界保健機関(WHO)の推奨として、乳児は生後6カ月までは母乳のみで育てられ、2歳までは母乳育児が食継続されることが重要とされている。
ヒト乳(HM)はタンパク質および脂質だけでなく、炭水化物、特にヒト乳オリゴ糖(HMO)が豊富で、有益な細菌叢の構成に貢献し、粘膜および全身の免疫機能を調節する。
HMにはラクトフェリン、白血球、分泌型免疫グロブリン(IgA)、上皮成長因子、ホルモン(インスリン、レプチン、グレリン)およびマイクロRNAなどの生理活性成分が含まれており、これらの成分は有益なマイクロバイオームの形成とエピジェネティックなメカニズムを通じて、生涯を通じてヒトの免疫反応と代謝プロファイルを調節する。

・母乳育児はいくつかの感染症、アトピー、心血管疾患、ならびに壊死性腸炎、白血病、セリアック病、炎症性腸疾患、発達障害、行動障害に対する保護効果を提供する。

・母乳育児を開始し継続するかどうかは、多くの要因が関係する。
帝王切開は母乳育児の開始と期間の短縮と関連する。この傾向は、出産後のスキンシップ率が低いことだけでなく、乳幼児にかかるストレスによるオキシトシン分泌の減少やコルチゾール分泌の増加、または帝王切開に至った母親の病的状態により、乳汁分泌の開始が遅れることによっても説明できるかもしれない。

・今回のコホートは、泌乳に関して困難があり入院中に搾乳している間に母乳の生産が不十分であった母親から構成されている。母乳育児の継続には、74%の母親が初産であったため授乳サポートとガラクタゴーグの投与が必要であった。
そのような制限要因にもかかわらず、高い母乳育児率を達成することができた。

・ガラクトアゴーグの泌乳に対する作用機序についてはまだ明らかにされていない。
マウスを用いた実験でプロラクチンの産生と分泌が増加したことや、フラボノリグナンが実験的な腫瘍マウスモデルにおいてエストロゲンレベルを減少させことなどで説明できるかもしれない。
。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: ガラクタゴーグ, 母乳, 育児

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