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アトピー性皮膚炎および小児肥満患者の腸内細菌叢

2024年5月5日 by office-k

長時間の立ち仕事で股関節痛発症を繰り返すため来院された女性患者さん、二回めの治療でかなり改善したとのご報告をいただいた。初診ではなかなか突っ込めない深層構造にアプローチできたのが功を奏した形。
股関節痛でお悩みの方は一度当院にご相談ください。
細部まで触診し治療します。

さて、今回のブログはアトピー性皮膚炎および小児肥満と腸内細菌叢の関連性についてデータをまとめてみたい。
ちょっとマニアックですが、最後までお付き合いいただければと思う。
ヒトの腸内には、細菌、ウイルス、古細菌、真菌を含む膨大な数の微生物が存在し、それらの多様な生態系は、代謝、免疫系機能、腸と脳のコミュニケーションなど様々な身体機能の調節に重要な役割を果たしている。
これまでに、腸内細菌叢は非感染性疾患(NCDs)、アトピー性皮膚炎(AD)、冠動脈疾患、炎症性腸疾患、2型糖尿病、消化管がん、肥満との関連が指摘されている。
腸内細菌叢は個人間でも大きなばらつきがあることから、腸内細菌叢組成と機能を理解することはヒトの健康におけるその役割をさらに解明し、微生物に関連した疾患に対する潜在的治療法を開発する上で極めて重要と考えられている。

成人における腸内細菌叢の変化は炎症性腸疾患、肥満、自閉症、いくつかのがんなどのNCDsに関連することが判明しているが、他方で小児のNCDsと腸内細菌叢の関連については数少ない研究しか行われていない。
幼少期の腸内細菌叢とADや過体重のの関係は包括的に調査されていないが、特定の細菌群は小児ADリスクの増加と関連することが疑われている。

リンクの研究は、出生から3歳時点まで追跡調査した前向きコホートにおいて、腸内細菌叢と小児アトピー性皮膚炎および過体重との関連を調査したもの。
出生時、出生6ヵ月後、出生18ヵ月後に採取した194の糞便サンプルを用いて、腸内細菌叢組成を調査し、アトピー性皮膚炎(AD)および生後18ヵ月または36ヵ月時点の過体重診断との関連を調べている。

【結果】
腸内細菌叢は異なるパターンを示し、Truncatella属が過体重群と非過体重群の両糞便サンプルで優勢だった。
6ヵ月と18ヵ月の過体重症例ではSaccharomycesが優勢だったが、6ヵ月の非過体重症例では Malasseziaが優勢だった。
Saccharomycesは、皮膚炎がある過体重のグループで一貫して存在量が多かった。
腸内細菌叢と出生時のADおよび18ヵ月時の過体重との関連は、機械学習解析では弱いと判断された。
機械学習解析では、未同定真菌であるAlternaria、Rhodotorula、SaccharomycesがADにとって重要で、Saccharomyces、Thelebolus、Dothideomycetesが過体重にとって重要と判定された。

【結論】
腸内細菌叢は、小児ADおよび過体重発症に関連している可能性があり、これらの疾患における腸内細菌の役割は、細菌と真菌の相互作用の複雑なネットワークの一部である可能性が高い。

Gut Mycobiome in Atopic Dermatitis and in Overweight Young Children: A Prospective Cohort Study in Finland


・幼児期の腸内細菌叢とその後のADや過体重との間に統計学的に有意な相関は認められなかったが、機械学習モデルは出生時の腸内細菌叢でその後のADを、生後18ヵ月時の腸内細菌叢で過体重を予測することに一定の能力を示した。

・生後9ヵ月から12ヵ月の乳児34人を対象とした研究では、健康な乳児とADを克服した乳児の両方と比較した結果、腸内細菌叢のα多様性が上昇していることが報告された。この研究では現在進行形のAD乳児の腸内マイコバイオームではRhodotorulaが有意に濃縮されていることが強調された。この研究でも、ADを予測する際にRhodotorulaが重要な特徴であることがわかっている。

・97人の小児を対象とした研究では、糞便細菌叢の代謝産物の違いがその後のアトピー性喘息と関連していることが確認された。

・腸内細菌叢に加えて、皮膚細菌および真菌の代謝産物異常もADと関連している。AD患者の皮膚ではMalassezia globosaの相対量が減少している一方、Malassezia dermatitisとMalassezia symbodialisが相対的に増加している。Malassezia、candida、Cryptococcusの中にはAD患者の皮膚からのみ検出される種もある。

・マラセチア属とカンジダ属が、出生時の腸内細菌叢で後のADを予測する際に重要な属であることがわかった。

・腸内細菌は短鎖脂肪酸、トリプトファン代謝産物およびリポ多糖を産生し、これらは免疫、炎症、代謝、および食欲を調節する役割を持っている。また、細菌は胆汁酸の活性と利用能を変化させることが示されている。胆汁酸は、腸管内腔における食餌性脂肪および脂溶性ビタミンの吸収を促進する。

・腸内細菌叢異常が肥満と関連している可能性を示唆する研究がいくつかある。肥満の病因は、宿主、細菌、真菌の相互作用の複雑なネットワークであると考えられる。
カンジダ属とアスペルギルス属の菌量は成人肥満群で多く、ムコール属の真菌は非肥満群で減少していることが報告されている。
またある研究では、Alternaria属、Saccharomyces属、Tilletiopsis属、Septoriella属の真菌の存在量が肥満マウスで減少していたことが判明。
別の研究では、成人肥満群ではカンジダ属とロドトルラ属の真菌が豊富だったと報告されている。さらに、腸内細菌叢多様性の低下は、成人肥満と関連していた。

・機械学習による過体重予測では、Saccharomycesに分類される真菌が重要だった。

・3.25歳から19歳の小児93人を対象とした研究では、クローン病患者の消化管内には潰瘍性大腸炎患者および健常者と比較して、サッカロマイセス・セレビシエが豊富であることが明らかになっている。

・クローン病と診断された2~18歳の小児患者124人を対象とした別の研究では、患者では健常者と比較してカンジダ・トロピカリスの有病率が高いことが明らかになった。

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Filed Under: health, nutrition Tagged With: アトピー性皮膚炎, 腸内細菌叢

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