• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Sports & Athletes / バレエダンサーの足関節損傷

バレエダンサーの足関節損傷

2022年4月20日 by office-k

バレエダンサーの足関節損傷を治療する学芸大学整体院の勝俣院長

下肢のバイオメカニクスはスポーツ医学における研究課題の一つであり続けている。

今回のブログは、バレエダンサーにおける足部及び足関節傷害のバイオメカニクスとリスクファクターをデータを元に考察していきたい。
プロのバレエダンサーはアーティストであるため高強度トレーニングを必要とし、ダンスパフォーマンスに必要な技術と難易度のために、バレエダンサーでは「ダンス傷害」が観察される。
バレエダンサーは、全ジャンルのダンサーの中でもダンス傷害の発生率が高いとされる。

ダンサーが足や足首を痛める危険因子をまとめることで、バレエダンサーの方の受傷予防に役立てば幸いだ。

バレエの形式には非常に難易度の高い動きが含まれており、ダンサーの生涯におけるケガの発生率は最大で95%に上ると言われる。
バレエダンサーは足首の完全な底屈を維持し、中足部からつま先まで伸展することが要求される。
これは、足部と足関節の不安定性が高まり、異常負荷を受けている状態。
足関節と靭帯は過度の負荷を受け入れられない構造設計であるため、バレエダンスのモーションは足関節の軟部組織構造の圧迫を招き、その結果、関節損傷リスクが高くなる。

これまで膝関節や上肢の傷害に焦点を当てた研究がなされてきたが、ダンサーの外反母趾や中足骨損傷、足関節傷害など、高い受傷リスクにさらされるダンスの身体的要求に関する研究は不足している。

リンクの系統的レビューは、バレエダンサーの傷害予防に関する研究の最新のバイオメカニクス的評価を提供することを目的としたもの。

4つの電子データベースで査読付き論文を検索。
含まれる論文は、バイオメカニカルファクターとバレエシューズと足のパフォーマンスとの関係を調べたもの。

このレビューに含まれる論文は9件で、ポアントシューズの状態が足の怪我を引き起こす最も重要な要因であること、高強度トレーニングに関連して足首と足の両方に影響を与えるオーバーユース傷害、足関節機能と構造に関連する中足趾節関節の傷害が含まれた。


Biomechanical Risks Associated with Foot and Ankle Injuries in Ballet Dancers: A Systematic Review

・このレビューでわかったこと

1)ポアントシューズの状態は足の怪我に寄与する重要な要因。
2)オーバーユース損傷は高強度トレーニングに関連し、足関節と足部に影響を与える。
3)中足趾節関節損傷は足の機能と構造に関連し、足部への要求が増加すると腫脹が生じる。
4) 履物はプロバレエダンサーのオーバーユース傷害に関連している。

・2つの論文が「新品の」ポアントシューズと「摩耗した」ポアントシューズの違いを明らかにした。
ダンスで磨耗したポアントシューズは、特に前足部と中足部の振れ幅が著しく増加するというコンセンサスが得られた。

・これまでの研究で、バレエダンサーの怪我は足と足関節の安定化が不十分であることが原因であることが分かっている。

・ポアントシューズは中足部で剛性を発揮するが、中足部に大きな揺れがあると剛性が低下し、足のサポート不足が増大することで下肢の傷害リスクが高まる可能性がある。

・ある特定のダンス動作の際に足ぶと足関節にかかる衝撃が反復されることで、ダンサーに特有の傷害が発生する可能性が示唆されている。

・バレエダンスの激しい身体的要求により、ダンサーの足は、外反母趾、中足骨損傷、足首の痛みなどのケガのリスクが高くなる。これらのケガは急性と慢性の2つに分類され、個々のダンサーの構造的な違いにより、下肢の運動連鎖が変化することがある。

・バレエダンサーにとって足関節外旋が非常に重要。足関節の可動域が制限されると、足のプロネーション(回内)が起こり、足底内側アーチのサポートが失われる可能性がある。

・中足部による安定性の消失または低下は、ダンスパフォーマンスにおける重心維持のために補正されることになつながり、急性損傷リスクも増加する。

・バレエダンサーでは長母指屈筋腱症がよく観察される。多くの割合の傷害がオーバーユース損傷に分類されることを示唆した研究もある。
上級者グループの高齢ダンサーが負傷する可能性が高いことを指摘する研究もある。

・足関節外側靭帯複合体は、ダンサーの身体の中で最も頻繁に負傷する構造。足関節捻挫は長期的な障害に発展しないが、多くの患者はうまく問題を解決できず後遺症が何年も続くことになる。

・レビューしたすべての論文で、ポアントシューズを履いて足を酷使することで、筋疲労や足関節捻挫の割合が加速される可能性があると述べられている。

・前足部の筋力低下によって脚が外旋し、踵を上げても股関節筋群によるサポートが安定しなくなる。
その結果、すべての関節のカップリングモーションに影響が及び、足関節の再負傷につながる。

・ダンス中の急停止はプロダンサーにとって基本的な技術であるため、筋量・筋機能に富む下肢は日々のレッスンで重要であり、傷害のリスクを軽減する。筋骨格系に対する長期的かつ極端な要求は、バレエダンサーの足底圧分布と相対的なものである。

・長趾屈筋の強化は、腱鞘炎の確率を減少させることができる。




Filed Under: health, Sports & Athletes Tagged With: スポーツ障害

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

ベンチプレス時の偏倚負荷と筋活性

2025年5月17日 By office-k

様々な局面において語られる筋肉量・筋活性・筋力の左右差やアンバランス。アスリートパフォーマンス向上のために、もしくは様々な健康状態を良好に保つためにその解決策を模索中の方も少なくないだろう。 一例としてレジスタンストレの […]

PM2.5曝露後の母ラットにおける腎臓微小血管構造の長期的変化:ビタミンDの影響

2025年5月12日 By office-k

直径2.5 μm未満の微小粒子状物質(PM2.5)が、慢性腎臓病(CKD)の発症と進行における重要リスク因子として注目されている。 腎臓は複雑な毛細血管網と広範な内分泌機能のために、PM2.5曝露に対して脆弱と考えられて […]

抗腫瘍剤としてのプロバイオティクス

2025年5月8日 By office-k

乳癌はホルモン受容体陽性(エストロゲンまたはプロゲステロン受容体)、ヒト上皮成長因子受容体2陽性(HER2+)、およびこれらの受容体を欠くトリプルネガティブ乳癌(TNBC)の3タイプに分類できる。卵巣癌は癌関連死亡原因の […]

交通事故による頸椎損傷:握力低下としびれ

2025年5月6日 By office-k

数年前に交通事故で頸椎損傷を受傷し、握力低下と手掌の痺れから日常生活のQOLが低下していた方がご相談に訪れた。他院ではムチウチによる頸椎の水平面での傾きが原因と説明され、オーソドックスなアジャスメント(いわゆるポキポキ系 […]

子宮内膜症関連の胸部痛

2025年5月4日 By office-k

子宮内膜症は患者の9–15%で骨盤外に認められ、なかでも胸部子宮内膜症(TES)は骨盤外に発生する子宮内膜症の中で最も一般的な形態と考えられており、患者の0.7–4.7%に存在する。TESの症状には、月経随伴性気胸、血胸 […]

©2018 Office-k All rights reserved