• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / health / インフルエンザまたはCOVID-19ワクチン接種後の運動

インフルエンザまたはCOVID-19ワクチン接種後の運動

2022年2月8日 by office-k

学芸大学パーソナルジム整体院でトレーニングする女性


コロナワクチン接種後は1週間は運動は控えるというのが現在のコンセンサスになっている。
検索して出てくる情報のほとんどが運動は控えるということになっている。

しかし今回ご紹介するデータは、運動は副作用を増加させることなくCOVID-19およびインフルエンザワクチンに対する抗体反応を増加させ、予防接種に対する抗体反応を高める可能性があるという研究。

あまり日の目を見ない研究内容にもかかわらず、しっかりと検証している方がいるのは頼もしい限り。


過去2006年から2014年にかけてのいくつかの研究では、運動によって抗体反応が改善されることが示されている。
メカニズムの説明として、運動が急性ストレッサーとして作用し、急性ストレスが抗体反応を増加させる可能性があることが複数の論文で取り上げられている。

また、トレーニングにおけるネガティブ動作は局所的な炎症反応を誘発し、抗原提示細胞をより活性化させる可能性があることも示唆されている。
別のメカニズムの可能性として、運動によって血清IL-6の増加が伴うことがわかっており、これが抗体反応を高める別のメカニズムとする指摘もある。

現在、いくつかの研究で運動とワクチン接種に関する有望な結果が得られているが研究間の結果に一貫性がなく、運動効果は抗原投与量が少ないか、参加者の抗体反応が低下する傾向にある条件下でのみ観察される可能性が示唆されている。

リンクの研究は、ワクチン接種後に実施した標準的な有酸素運動の効果を評価したもの。
接種後にストレス要因を与えるとワクチン接種に対する抗体反応が高まることが示されていることから、接種前ではなく接種後に運動した場合の抗体反応への影響を評価している。

3種類のワクチン(2009年インフルエンザH1N1、季節性インフルエンザ、COVID-19)に対する血清抗体反応に対する、90分間の軽度から中強度のサイクルエルゴメーターまたは屋外でのウォーク/ジョグの有酸素運動の効果測定をインフルエンザワクチン接種後、またはPfizer-BioNTech COVID-19ワクチンの初回投与後に別々に1回実施。

A型インフルエンザのマウスモデルを用いて、抗IFNα抗体をマウスに投与することにより抗体反応に対する運動の影響と潜在的なメカニズムとしてのIFNαの役割を検討。
その結果、90分間の運動は接種後4週間で各ワクチンに対する血清抗体を一貫して増加させ、IFNαが運動効果に部分的に寄与している可能性が示された。

運動はCOVID-19ワクチン接種後の副作用を増加させなかった。

定期的に運動している成人が接種後に軽度から中等度の強さの運動を1回行うことで、インフルエンザまたはCOVID-19ワクチンに対する抗体反応を増加させる可能性が示唆された。


Exercise after influenza or COVID-19 vaccination increases serum antibody without an increase in side effects


・今回の知見は、いくつかの免疫モデルにおいて予防接種後90分の運動が数週間後の抗体反応を高めることを実証している。これらの知見はCOVID-19ワクチン接種を含むいくつかのワクチン製剤において、軽度から中強度の長時間運動が抗体反応を高めることを示した最初のもの。
運動パラダイムがシンプルかつ特別な道具を必要としないことから、すぐに公衆衛生に応用できる可能性がある。

・今回の結果は初期報告なので、より長期の抗体反応を評価する必要がある。
また、抗体の変化がどのように感染からの保護につながるかを定義することも必要。
しかし、それらを解決するための適切な研究デザインには数千人の参加者を必要とし、実現不可能な場合もあるため、その場合は、抗体レベルおよび防御研究からの推測が必要。

・血清抗体はELISAによって測定されたIgGを含む、インフルエンザに対する防御の免疫相関として認識されており、したがって、我々が報告する抗体の増加は、何らかの利益を与えるだろうと予想される。

・90分の有酸素運動の免疫調節効果を調査した研究は他にない。他の研究では45分間の運動は、(若年または高齢の成人の)いずれかのインフルエンザA抗原またはインフルエンザAワクチン接種のマウスモデルに対する抗体反応を高めるには不十分であることが確認された。
今回の結果は、45分以下の有酸素運動介入はA型インフルエンザワクチン接種後の抗体反応を増強しないとする現在の文献と一致する。

・反応原性の高いCOVID-19ワクチンにおいて、運動を行わない被験者と比較して、副作用の総数や副作用の持続時間に差がなく、また副作用プロファイルに変化がなく、運動効果が期待できることが示されたことは注目に値する。

・いずれのインフルエンザワクチンにおいても副作用は報告されていない。他の二つの研究では、非運動者に対し運動者の副作用が減少していることが示されている。

・運動がワクチンに対する抗体反応を増加させるメカニズムはまだ解明されていないが、今回の結果は、IFNαの役割の可能性を最初に裏付けている。IFNαはアジュバント特性を有し、インフルエンザワクチンに応答してIgG2cまたはIgA抗体を特異的に刺激し、ブタのインフルエンザワクチン接種における粘膜アジュバントとして機能できる。インフルエンザワクチンとともに皮内投与されたIFNαの誘導剤(イミキモド)は、若年者または高齢者の抗体反応を改善している。
過去の研究では、90分の運動でヒト形質細胞様樹状細胞によるIFNαの有意な増加が観察された。

・運動時間と運動強度は代謝および神経内分泌反応に影響を与える。今回の結果は、IFNαが部分的に役割を担っている可能性を示唆している。
運動の利点は異なるワクチン製剤に及び、45分ではなく90分の軽度から中強度の運動が必要であることを示している。


結論
今回の結果は、副作用の増加なしに、運動によるCOVID-19免疫に対する抗体反応の増強を証明した。また、より長時間の軽度から中強度の運動は様々なワクチン製剤において抗体反応を増加させ、運動によるIFNαの変化がこの効果に部分的に寄与している可能性があることを明らかにした。

Filed Under: health Tagged With: エクササイズ, ワクチン接種

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

ベンチプレス時の偏倚負荷と筋活性

2025年5月17日 By office-k

様々な局面において語られる筋肉量・筋活性・筋力の左右差やアンバランス。アスリートパフォーマンス向上のために、もしくは様々な健康状態を良好に保つためにその解決策を模索中の方も少なくないだろう。 一例としてレジスタンストレの […]

PM2.5曝露後の母ラットにおける腎臓微小血管構造の長期的変化:ビタミンDの影響

2025年5月12日 By office-k

直径2.5 μm未満の微小粒子状物質(PM2.5)が、慢性腎臓病(CKD)の発症と進行における重要リスク因子として注目されている。 腎臓は複雑な毛細血管網と広範な内分泌機能のために、PM2.5曝露に対して脆弱と考えられて […]

抗腫瘍剤としてのプロバイオティクス

2025年5月8日 By office-k

乳癌はホルモン受容体陽性(エストロゲンまたはプロゲステロン受容体)、ヒト上皮成長因子受容体2陽性(HER2+)、およびこれらの受容体を欠くトリプルネガティブ乳癌(TNBC)の3タイプに分類できる。卵巣癌は癌関連死亡原因の […]

交通事故による頸椎損傷:握力低下としびれ

2025年5月6日 By office-k

数年前に交通事故で頸椎損傷を受傷し、握力低下と手掌の痺れから日常生活のQOLが低下していた方がご相談に訪れた。他院ではムチウチによる頸椎の水平面での傾きが原因と説明され、オーソドックスなアジャスメント(いわゆるポキポキ系 […]

子宮内膜症関連の胸部痛

2025年5月4日 By office-k

子宮内膜症は患者の9–15%で骨盤外に認められ、なかでも胸部子宮内膜症(TES)は骨盤外に発生する子宮内膜症の中で最も一般的な形態と考えられており、患者の0.7–4.7%に存在する。TESの症状には、月経随伴性気胸、血胸 […]

©2018 Office-k All rights reserved