• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • BLOG
  • カイロプラクティック
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 膝関節・足関節
    • 坐骨神経痛
    • スポーツ障害
    • 滑液胞炎・腱炎
  • Beauty
    • フェイスリリース
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • 肥満・感染症予防
    • アスリートパフォーマンス
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 予約・お問い合わせ
You are here: Home / health / 食事性タンパク質制限によるメタボリックシンドローム患者の代謝異常の改善

食事性タンパク質制限によるメタボリックシンドローム患者の代謝異常の改善

2022年6月28日 by office-k

現代社会では、動物性食品のコスト削減や食の欧米化によってタンパク質がの摂取が頻繁に行われるようになった。
しかし、タンパク質豊富な食事は心血管疾患に関連する死亡リスクを高めることが示されている。
タンパク質過剰摂取の有害な影響は、循環分岐鎖アミノ酸(BCAA)レベルの上昇と代謝性疾患との関連性が仮説として唱えられている。

食事制限(DR)は、メタボリックシンドローム患者における脂肪率を減少させ、代謝を改善する。にもかかわらず、ヒトにおけるDRの有益性がカロリー制限(CR)または栄養制限によって媒介されるのかどうかについては依然として不明のまま。
また、メタボリックシンドローム患者におけるCRの効果を模倣するために、食事性タンパク質摂取量の等カロリー制限(PR)が十分であるかどうかも明らかではない。

肥満や様々な代謝異常は、腸内細菌叢の組成の変化および多様性の減少、豊富な遺伝子の低下と関連する。しかし、これらパターンが食事性タンパク質制限によって変化するかどうかは、十分に解明されていない。

リンクの研究は、メタボリックシンドローム患者において、等カロリーの食事性タンパク質制限(PR)が、代謝機能不全を逆転させることによってCRの有益な効果を付与するのに十分である・・という仮説を検証したもの。
脂肪組織に対する食事制限の分子効果および腸内細菌叢の構成に対するPRの影響についても検討している。

メタボリックシンドロームと診断された21名を、カロリー制限または等カロリー食事性タンパク質制限に無作為に割り付け27日間追跡。

結果、PRはCRと同様、脂肪率の低下による体重減少を促進し、血糖値、脂質値および血圧の低下と関連した。
CRとPRの両方が、インスリン感受性をそれぞれ62.3%と93.2%改善した。
PRは摂取カロリーを減らす必要なく、カロリー制限とほぼ同じ臨床結果をもたらすのに十分であった。

等カロリー性というPR介入の特徴は、メタボリックシンドロームの人々患者に対する補助療法としての可能性をより大きくするものである。
PRがメタボリックシンドロームの改善に関してCRを模倣し、タンパク質が食事制限の有益な効果の根底にある主要なドライバーであることを示した。

PRがメタボリックシンドローム患者の血糖値、脂質レベル、体重および血圧のコントロールを助ける比較的簡単な食事介入である可能性を示唆していると結論。

Dietary Protein Restriction Improves Metabolic Dysfunction in Patients with Metabolic Syndrome in a Randomized, Controlled Trial

・メタボリックシンドローム患者が短期間(27日間)のPRまたはCR介入で、脂肪率の低下、血圧の正常化、インスリン感受性の改善、グルコースおよび脂質レベルの低下、全身性炎症の軽減を含む幅広い臨床的改善が得られることを示した。

・PRとCRの影響は、退院後少なくとも1ヵ月間は持続するようだ。

・いくつかの代謝パラメーターを改善するために、カロリー制限は必要ないことを見出した。むしろPRは、摂取カロリーを減らす必要なしに、CRとほぼ同じ臨床結果を与えるのに十分であった。

・過去にCRを受けた参加者の安静時の基礎エネルギー消費量と心拍数が減少していることが観察され、代謝量の減少が示唆された。
しかしPRを受けた被験者は体重と脂肪率の変化にもかかわらず基礎エネルギー消費に変化は見られなかった。

・今回のデータは、メタボリックシンドローム患者がPRまたはCRを27日間受けると、血圧が正常化し、循環脂質レベルが低下することを示しており、CVDリスクを軽減することを示唆している。1日の塩化ナトリウム摂取量の固定値は全患者で4gであり、血圧値の低下は脂肪率の低下と関連していることが重要。

・PR介入ではタンパク質を減らすことで食事のエネルギー量を変えないために、患者は炭水化物の摂取量を増やさなければならなかった。食事で増加させた炭水化物は1日のうち数回の食事に分配。炭水化物が増加したにもかかわらず、PRは血糖値とHbA1c値の減少につながり、インスリン感受性とβ細胞機能を改善した。

・データは食事性タンパク質がメタボリックシンドローム患者のグルコースホメオスタシスに重要な役割を果たす可能性を示唆している。必須アミノ酸がインスリン作用とグルコース産生を制御する栄養感知経路を誘発することが知られていることを考えると驚くべきことではない。

・メタボリックシンドロームの人を対象にPRの効果をCRの効果と比較すると、CRの方がBMIとHbA1c、トリグリセリド、グリセロールのレベルを下げる効果が高いことがわかった。PRはタンパク質摂取量の減少に伴い、予想通りCPKと尿中尿素値の低下に効果的だった。

・タンパク質は体格と心代謝機能に重要な食事成分として作用する。ヒトはグルコースと脂肪酸を内因的に生産できるが、特定のアミノ酸を生産できないため、タンパク質の摂取は食物摂取シグナルとして機能する可能性がある。
必須アミノ酸またはその代謝産物が食物摂取量のレベルをシグナリングしてそのレベルに比例した反応を引き起こすことを考えると、タンパク質摂取量が少ないとカロリー制限に似た代謝反応が起こることが予想される。
自然界では、タンパク質摂取量の減少は、ほとんど常に食物摂取量の減少を伴っており、種の進化により、タンパク質の利用可能性と食餌の代謝反応を識別するようになったと思われる。

・メタボリックシンドローム患者がPRを行うと多くの重要な代謝パラメータが改善されるにもかかわらず、腸内細菌叢の組成に大きな変化が見られなかった。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: メタボリックシンドローム

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

肺癌治療における栄養学

2023年3月20日 By office-k

今回のブログは、肺がん治療における栄養学的アプローチに関する研究をまとめてみたい。肺がんだけでなく他の多くのがん治療においても参考になると思う。 栄養マネジメントは、がん治療(手術、化学療法、放射線療法)から治療終了後の […]

緑茶と婦人科系疾患

2023年3月19日 By office-k

近年、緑茶成分のエピガロカテキンガレート(EGCG)の様々な疾患における治療薬としての可能性が研究されている。がん治療薬としての研究では、乳がん、大腸がん、前立腺がん、肝臓がん、卵巣がん、子宮がん、腎臓がんなど多くのがん […]

instgram

2023年3月18日 By office-k

長時間の授乳姿勢や抱っこ紐の負荷による背部痛と首〜肩の痛みでお困りだった患者さん、関節へのアプローチでずいぶん症状が改善しました。 猫背や抱っこ紐の負荷による姿勢異常が原因の症状の方には背骨だけでなく、当院独自の肋骨ポジ […]

食事性脂質と認知機能

2023年3月16日 By office-k

認知症の患者数は5,500万人以上と推定され、2050年には世界で1億5,000万人が発症すると予測されている。一方で、認知機能低下を予防したり遅延する方法は今のところ開発されていない。 認知症は原因は多因子にわたる。遺 […]

不妊症とメラトニン

2023年3月14日 By office-k

加齢は卵巣機能に多大な悪影響を及ぼす。卵巣機能の変化は他の組織の加齢による劣化に先行し、中高年女性では不妊につながるため晩婚化した現代社会では大きな問題となっている。 抗酸化物質として有名なメラトニンは、抗酸化作用と抗炎 […]

©2018 Office-k All rights reserved