• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / nutrition / 藻類油由来のDHAが授乳婦の母乳中DHA濃度に及ぼす影響

藻類油由来のDHAが授乳婦の母乳中DHA濃度に及ぼす影響

2022年8月29日 by office-k

ドコサヘキサエン酸(DHA)は、n-3系長鎖多価不飽和脂肪酸(PUFA)の一種で、妊娠中および乳児期には、胎児の脳や網膜など神経組織で急速に濃縮され、幼少期の脳の発達を促したり、認知機能、視覚の発達、免疫機能を促進するなど重要な役割を果たしている。

乳児のDHA源は母乳。

母乳中のDHA含有量は、地理的な場所や食習慣に影響されることが研究により明らかにされている。
沿岸部や淡水湖地域に住む女性の母乳中DHA含有量は高い。
これはDHAを多く含む海産物/水産物摂取量が多いことと関係している。
一方で、内陸部の女性のDHA摂取量は比較的少なく、母乳中のDHA濃度に影響を及ぼしているという。したがって、内陸部に住む、か、または海産物や水産物を摂取しない母親の母乳中DHAは乳児の必要量を満たすには不十分な可能性がある。

過去に、授乳中の母親にDHAを補給する介入研究が米国とドイツで報告されているがその数は少ない。
中国では、DHA補給に関する研究はほとんど行われていない。
授乳中の女性におけるドコサヘキサエン酸(DHA)補給の介入に関する集団研究は世界的にまだ初期段階といえるだろう。

リンクの研究は、授乳中女性の母乳中DHA濃度に対するDHA補給の効果、および介入効果について調査したもの。
南京市の健康な授乳婦160名(産後30~50日)を募集し、無作為に対照群(1日1カプセルの外観が同様のプラセボ)と補給群(1日1カプセルのDHAが200mgの藻類油)に分け、8週間摂取。
介入の前後に、すべての被験者に基本情報、母親の身体測定、母乳サンプル採取、食物摂取頻度調査票を用いた食事調査を実施。

登録時の母乳中のDHA濃度と比較すると、対照群では試験終了時に絶対濃度の有意な減少が見られた。
介入後、サプリメント群のDHA絶対濃度および相対濃度は対照群より高く統計学的に有意であった。

サプリメント群の母親の食事は4つの食事パターンに分けられた。
パターン1は主に果物や畜肉が含まれていた。
パターン2は牛乳とその製品、卵、魚、エビ・貝類、大豆とその製品が主体。
パターン3は大豆以外の穀類・豆類、芋類、ナッツ類が主体。
パターン4は鶏肉が多く食用油は少なかった。
パターン3のDHAの絶対濃度の変化は、他のパターンに比べて小さかった。

授乳中の母親へのDHA補給は、母乳のDHA濃度を増加させると結論。

Impact of DHA from Algal Oil on the Breast Milk DHA Levels of Lactating Women: A Randomized Controlled Trial in China

・藻類DHAオイル(200mg/日)を8週間継続摂取した後、対照群に比べ母乳中のDHA含量が増加することが示された。
4つの食事パターンのうち、穀類と大豆以外の豆類、イモ類、ナッツ類が多いパターンは、DHAへの介入効果が低かった。

・2013年、中国栄養学会は授乳婦の適切なDHA摂取量を200mg/日と推奨。
米国農務省は、多くの授乳婦の魚介類摂取量が推奨量を満たしておらず、DHAの摂取量が約30〜70mg/日と不十分であることを報告している。
授乳期の母乳には多量のn-3系PUFAが必要である。

・DHAと同様の理由により、両群の母乳中のアラキドン酸(ARA)濃度が有意に減少していることが確認された。ARAは神経系の重要な成分で、乳児の知能、神経発達、視力と密接な関係がある。しかし、DHAとARAは合成経路において同じデサチュラーゼと炭素鎖長延長酵素を持つことからある種の競合関係にある。DHAの補給に注意を払いつつ、ARAの重要性も無視してはならない。

・統計解析の結果、大豆以外の穀類・豆類、芋類、ナッツ類が多いパターン3では、DHA介入による母乳中のDHA濃度への影響はあまり明らかでなかった。
パターン1、パターン2、パターン4は動物性食品が主体で、母体の食事からのn-3PUFA摂取量は豊富で、3パターンのDHA量の変化は比較的近いと言える。
パターン2の特徴は魚、エビ、カニ、貝類だが、内陸部では淡水魚やエビが主食で、n-3PUFAが豊富ではないことから、パターン2ではDHA濃度の高い変化は見られなかった。

・パターン3の授乳婦の食事は、大豆以外の穀類・豆類、イモ類、ナッツ類などの植物性食品が主体だった。授乳婦が摂取したナッツ類は、クルミ、カシューナッツ、クリが主だったが、これらのナッツに含まれるPUFAは主にLAでALAとDHAの含有量は非常に少なく、1日の摂取量も比較的少なかった。

Filed Under: nutrition, Woman's Health Tagged With: 妊娠中栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

ベンチプレス時の偏倚負荷と筋活性

2025年5月17日 By office-k

様々な局面において語られる筋肉量・筋活性・筋力の左右差やアンバランス。アスリートパフォーマンス向上のために、もしくは様々な健康状態を良好に保つためにその解決策を模索中の方も少なくないだろう。 一例としてレジスタンストレの […]

PM2.5曝露後の母ラットにおける腎臓微小血管構造の長期的変化:ビタミンDの影響

2025年5月12日 By office-k

直径2.5 μm未満の微小粒子状物質(PM2.5)が、慢性腎臓病(CKD)の発症と進行における重要リスク因子として注目されている。 腎臓は複雑な毛細血管網と広範な内分泌機能のために、PM2.5曝露に対して脆弱と考えられて […]

抗腫瘍剤としてのプロバイオティクス

2025年5月8日 By office-k

乳癌はホルモン受容体陽性(エストロゲンまたはプロゲステロン受容体)、ヒト上皮成長因子受容体2陽性(HER2+)、およびこれらの受容体を欠くトリプルネガティブ乳癌(TNBC)の3タイプに分類できる。卵巣癌は癌関連死亡原因の […]

交通事故による頸椎損傷:握力低下としびれ

2025年5月6日 By office-k

数年前に交通事故で頸椎損傷を受傷し、握力低下と手掌の痺れから日常生活のQOLが低下していた方がご相談に訪れた。他院ではムチウチによる頸椎の水平面での傾きが原因と説明され、オーソドックスなアジャスメント(いわゆるポキポキ系 […]

子宮内膜症関連の胸部痛

2025年5月4日 By office-k

子宮内膜症は患者の9–15%で骨盤外に認められ、なかでも胸部子宮内膜症(TES)は骨盤外に発生する子宮内膜症の中で最も一般的な形態と考えられており、患者の0.7–4.7%に存在する。TESの症状には、月経随伴性気胸、血胸 […]

©2018 Office-k All rights reserved