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次世代型生体ロボット

2021年4月30日 by office-k

Scientists Create the Next Generation of Living Robots

以前ブログで金属製の医療用ナノロボットについて書いた記憶があるが、それkら数年で科学技術と医療研究は高速回転し、カエルの細胞から信じられないほど高機能な生体ロボットを造ることに成功しているとのこと。

時代の変化の速さに驚かされるが、これは近い将来、再生医療やがん治療、アンチエイジングの取り組みが大きく変わることになりそう。
少子高齢化で国力が削がれることが確定的な日本にとっては朗報で、働ける現役盛大のQOLを長期間良好に維持できるかもしれない。

日本政府はこういうところにお金分配しないと・・・


内容

タフツ大学とバーモント大学の生物学者とコンピュータ科学者のチームがカエルの細胞から「ゼノボット」と呼ばれる生体ロボットを造ることに成功した。

初期ゼノボットは手動で組織を配置したり、カエルの皮膚や心臓の細胞を外科的に整形して動きを出すなど、「トップダウン」のアプローチで作られていたのに対し、最新型では幹細胞を採取して自己組織化させ、スフェロイドに成長させるというボトムアップ方式で造ることに成功した。

特徴
・動き回ったり他のゼノボット群と集団行動をとることができる。
・単一の幹細胞から体を自己組織化、さらに記録可能な記憶能力を持つ。
・初代生体ロボに比べてより速く移動し、より長い寿命を持つ。
・異なる環境に適応し生体集団内で協力しあう。
・損傷を受けても自己修復する能力がある
・カエルや人間の繊毛は肺のような粘膜の表面にあり、病原体や異物を押し出すのに役立っていが、最新型ではこの繊毛を再利用して高速移動を実現した。
・初期型よりもはるかに高速で移動し、ゴミ収集などの作業に優れている。広い平面を覆ったり、狭い毛細管内を移動したりすることもできる。
・分子メモリーの原理で、将来的に放射性物質や化学汚染物質、薬物、病気の有無なども検出・記録できるようになる。記憶機能をさらに改良すれば、複数の刺激(より多くの情報)を記録したり、刺激を感知して化合物を放出したり、行動を変えたりすることが可能になる。
・最新型生体ロボの細胞が成長・成熟していく過程で自身のボディプランを構築し、損傷を受けた場合には自身を修復・復元できる(重度の全身裂傷の大部分を、負傷後5分以内に塞ぐことができた)。
・金属やプラスチック製のロボットとは異なり、最新型は化学物質を吸収・分解し、化学物質やタンパク質を合成・排泄する小さな工場のように働くことができる。





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