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学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルoffice-k

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メタボリックシンドロームと関節リウマチ

2023年11月13日 by office-k

関節リウマチ(RA)は慢性の自己免疫疾患で、内臓病変、代謝障害、早期動脈硬化を伴うことがあり、心血管疾患(CVD)の独立した危険因子と考えられている。
RA患者におけるCVDリスクは一般人口と比較して約50%増加し、CVDは死亡の主因と考えられている。

RA患者ではCVD危険因子(中心性肥満、高血圧、脂質異常症、インスリン抵抗性)の発現率が高く、メタボリックシンドローム(MetS)として現れる可能性がある。MetSはCVD、動脈硬化、2型糖尿病リスクを増大させ、相関する代謝因子群とされている。MetS患者ではCVD発症頻度が高く、合併症リスクも高い。

RA患者におけるMetS高発生率およびMetSとRAとの有意な関係はいくつかの研究で報告されている。大規模メタ解析によると、RA患者におけるMetS全有病率は30.7%、使用する基準によって14.3%から37.8%と幅が認められている。
ヨーロッパでは国際糖尿病連合(IDF)の基準に基づき、MetS有病率は35.2%と推定されている。MetSの個々の構成要素(高血圧、脂質異常症、腹部肥満)は対照群よりもRA患者で多く観察されている。
中心性(腹部)肥満とインスリン抵抗性がMetS発症の重要因子であると思わ、中心性肥満とMetSの各構成要素との間には有意な相関があることが報告されている。

RA患者におけるMetSの存在は、赤血球沈降速度(ESR)、疾患活動性スコア、健康評価スコア、大関節の腫脹、メトトレキサート(MTX)投与量の低下と関連することが報告されているが、MetSとRAの活動性の関連性を報告した文献は少ない。

リンクの研究は、メタボリックシンドロームとRAの活動性パラメータとの関連性、およびメタボリックパラメータとRAの活動性指標との関連を明らかにすることを目的としたもの。MetSとRAの活動性を示すUSパラメータとの関連を示した初の研究。

結果
RA MetS(-)患者と比較してRA MetS(+)患者は、疾患活動性スコア(DAS28)、簡易疾患活動性指標(SDAI)、臨床疾患活動性指標(CDAI)において疾患活動性が高いことが特徴的だった。
RA MetS(+)患者は、圧痛関節数、腫脹関節数、赤血球沈降速度、C反応性蛋白、USパラメータ(グレイスケール(GSUS)、パワードップラー(PDUS))が有意に高かった。
代謝パラメータ(ウエスト周囲径、コレステロール、グルコース濃度)とRAの活動性の指標との間に有意な相関がみられた。

RA患者におけるMetSの存在はより高い疾患活動性と関連することが示され、MetSとRA活動性の間に有意な相関があることが確認された。

MetSのないRA患者と比較して、MetS患者は、いくつかのパラメータ(臨床検査値、検査値、US値)で評価したところ、疾患活動性が高かった。
代謝パラメータ(ウエスト周囲径、コレステロールおよびグルコース濃度)とRA活動性の指標との間に有意な相関が認められた。

Metabolic Syndrome and Rheumatoid Arthritis Activity: An Analysis of Clinical, Laboratory, and Ultrasound Parameters

・RA患者におけるMetSの存在は有意に高い疾患活動性と関連していた。MetS患者ではTJC、SJC、朝のこわばりの持続時間が高く、3つの指標の値も高かった。検査パラメータ(CRP、ESR)は非MetS患者と比較してMetS患者で高い値が認められた。

・MetS患者では滑膜肥大(GSUS)と滑膜血管新生(PDUS)レベルが高いことが確認され、罹患関節の滑膜組織内の炎症過程の活性が高いことが示された。

・RA患者におけるMetSと朝のこわばりの持続時間が有意に長いこととの関係が示されたことは
これまでなかった。朝のこわばりが患者のQOLに与える影響を考慮すると、この観察は重要である。

・MetSを有するRA患者はMetSを有さない患者に比べてDAS28スコアが有意に高いという報告と一致した。

・RA MetS(+)患者は、年齢、罹病期間、治療法が同等であるにもかかわらず、MetS(-)患者と比較して炎症パラメータ(ESR、CRP)が有意に高いことが確認された。

・MetS患者におけるRA高活動性は、GSUSにおける滑膜肥大とPDUSにおける滑膜血管新生の有意に高い累積度と、US検査によって確認された。

・代謝パラメータとRA活動性パラメータの間に有意な相関が認められた。ウエスト周囲径、血清グルコース、TC、HDL-C値はRA活動性パラメータと有意な相関を示した。ウエスト周囲径とグルコース濃度はM-HAQスコアと正の相関を示し、日常生活活動障害とQOLの低下を示唆した。
これらのパラメータ(TC値を除く)がMetSの基準に含まれていることは強調されるべきだろう。。

・これらの知見は、RA患者はMetSの診断を受けるべきであることを示しており、MetSと診断されれば治療的管理が可能となり、代謝障害が軽減されることでRA活動性が低下し、寛解の可能性が高まり、患者のQOLが改善する。

Filed Under: Chiropractic, health, nutrition Tagged With: メタボリックシンドローム, 関節リウマチ

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