• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / Woman's Health / 閉経後乳癌女性におけるメチオニン摂取量と生存率

閉経後乳癌女性におけるメチオニン摂取量と生存率

2022年11月12日 by office-k

がん細胞が正常細胞に比べて増殖が速いことはよく知られている。
その理由は、癌細胞は自身の増殖を維持するために大量のグルコースやアミノ酸を常に必要としているため、がん組織における代謝調節は健康な組織とは異なることが挙げられる。

いくつかの先行研究が、食事組成が癌細胞増殖を進行を維持させる環境に身体を変化させる可能性を報告している。

メチオニンは、肉類、ナッツ類、卵、穀物から摂取され、人体では生産できない必須アミノ酸。
メチオニンはタンパク質の構成成分で、正常な成長と発達に不可欠であり、DNAメチル化反応における主要なメチル供与体であるS-アデノシルメチオニンの前駆体でもある。
乳がんの発生や進行などの悪性化に伴ってアミノ酸需要が増加すると細胞はメチオニン欠乏を経験し、エピジェネティックプロセスに影響を与える可能性がある。
実際に多くの動物研究で、食事や細胞培養液中のメチオニンを制限することで、乳がん細胞の増殖や転移が抑制されることが示されている。

一方で、ヒトにおけるメチオニン摂取量の変化と乳癌の生存率との関連について検討した先行研究はない。

リンクの研究は、乳がん診断前から診断後までのメチオニン、葉酸/葉酸、ビタミンB12の食事摂取量の変化と、乳がん生存者における死亡率との関連を検討することを目的としたもの。

対象は、浸潤性乳がんと診断され、乳がん診断前と診断後の両方で食事頻度アンケートに回答した閉経後女性1553名。

結果
診断前と比較して28%の女性がメチオニン摂取量を20%以上減らし、30%の女性がメチオニン摂取量を20%以上増やし、42%の女性は乳癌診断後のメチオニン摂取量が比較的安定していた。
平均16年の追跡期間中に、乳がんによる死亡195人を含む、合計772人が亡くなった。
メチオニン摂取量が比較的安定している女性と比較して、メチオニン摂取量が減少している女性は、完全調整モデルにおいて全死因死亡率および乳癌死亡率のリスクが低かった。
一方、メチオニン摂取量の増加、葉酸/葉酸またはビタミンB12摂取量の変化は、全死因死亡率および乳癌死亡率との関連は認められなかった。

閉経後の浸潤性乳がん生存者において、乳がん診断後の食事性メチオニン摂取量の減少は、全死因および乳がん死亡のリスク低下と関連していたと結論。

Changes in Dietary Intake of Methionine, Folate/Folic Acid and Vitamin B12 and Survival in Postmenopausal Women with Breast Cancer: A Prospective Cohort Study

・浸潤性乳癌の診断後の食事性メチオニン摂取量の減少は、全死因および乳癌による死亡リスクの低下と関連することが示された。
一方、食事性メチオニン摂取量の増加は、乳がん生存者における生存率とは関連しなかった。
葉酸/葉酸またはビタミンB12の食事摂取も乳癌の生存と関連しなかった。

・乳がん細胞の培養では、培地中のメチオニンを制限することで細胞増殖が制限される。
動物モデルでは、メチオニン不足の食事は乳腺腫瘍の転移を抑制する。
メカニズムとして、メチオニン合成の欠陥による癌の外因性メチオニンへの広範な依存性が考えられている。

・7件の前向き研究および6件の症例対照研究のメタアナリシスでは、閉経後の女性において病前のメチオニン摂取量が多い場合と少ない場合とが乳がんリスクと有意に関連していたが、閉経前の女性では有意差は認められなかった。

当院のブログを読んできた方はメチオニンの文字を見て「あの食材」とピンときた方も多いと思う。
栄養学の論文に頻出するメチオニンを多く含んだ癌のリスク要因食材といえば、

YES、赤身肉。

メチオニンを含む食材を全てカットしていたら食生活がなりたたなくなるので、まずは多くのデータが関連性を指摘する赤身肉からのメチオニン摂取を減らしてみてはどうだろう。

Filed Under: health, nutrition, Woman's Health Tagged With: 乳がん, 栄養学

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

ケルセチン:頭頸部癌細胞における抗癌作用を持つ苦味受容体アゴニスト

2025年10月15日 By office-k

頭頸部癌(HNC)は年々罹患者数が増加傾向にあり、22年の85万件から45年には137万件に増加すると予測されている。 近年通常の癌治療に加えて、植物性フラボノイドが潜在的抗癌剤として研究されており、前臨床モデルで有望性 […]

活動的な男性の朝のメラトニン補給が高強度インターバル運動に及ぼす効果

2025年10月12日 By office-k

概日リズム調節における役割が広く認識されている神経ホルモンのメラトニン(N-acetyl-5-methoxytryptamine)。不眠症などの睡眠障害への処方に加えて、メラトニンは強力な抗酸化作用と抗炎症作用を示し、サ […]

ラクトフェリンの炎症調節と早産予防における役割

2025年10月8日 By office-k

早産は妊娠37週を前、または女性の最終月経開始日から259日未満のの出産と世界保健機関(WHO)に定義されており、2020年の世界の早産推定有病率は9.9%、これは約1,340万件の早産児の出産に相当する。多くの社会人口 […]

依存症メモ2

2025年10月4日 By office-k

”私たちのドーパミン受容体が減少し弱まり続けるにつれて、私たちは同じ効果を得るためにより多くのドーパミンを必要とする。このすべてが、私たちをより高リスクな性的活動を常に求めるように仕向ける可能性がある。例えば、より極端な […]

依存症メモ

2025年10月2日 By office-k

“性依存症の主な起源は、発達過程でのトラウマによる自律神経系(ANS)の損傷にある。同調の欠如や感情的ネグレクトといった初期の傷となる出来事は、個人の神経システムに損傷を負わせることでその人を依存症になりやす […]

©2018 Office-k All rights reserved