おはようございます。
涼しくて過ごしやすい日が続きますね。街角にはいろんな花が咲いて、一番好きな季節です。
さて、症状別の来院数をカウントしてみると、圧倒的に多いのは腰痛。
次いで首、肩と続くのですが、このところ手掌のしびれが下位群から抜き出てきました。
原因のほとんどはパソコンのマウスを操作する際の横手根靭帯の圧迫。
反復的に圧迫されることで親指と人差し指に痺れや違和感などの神経症状が現れます。
突発的に大きな症状が出るわけではないので、長期間放置されている方もいますが、放置期間が長いほど回復に時間がかかる場合もあるので早めの治療がおすすめ。
原因構造は局所的ですが、治療では回内筋、正中神経そのもの、頸椎、腕神経叢の収束部位なども診ます。
前腕の遠位部が原因構造でも、前腕近位や上腕に関連痛が出るケースもあるので正中神経へのアプローチは必ず考慮します。
治療後はセルフケアの方法もお伝えして、その後は段階的に症状が治まるケースが多いですね。
症状が治まるまでは安静に・・・と他所で指導されるケースもあるそうですが、うちではなるべく動かすように伝えます。
運動によって血流を確保したほうが回復が早いと思います。
他の筋骨格系の障害(関節、筋肉、靭帯、腱、半月板)においても、正しいやり方の範囲で積極的に動かすほうがいいと思います。
運動によってホルモン動態、タンパク合成、血流(酸素、栄養)の確保が向上するのは明らかですので、受傷後の治癒過程ではなるべく早期に運動療法を取り入れるべきでしょう。
安静が一番の悪手ではないでしょうか。
神経症状の場合、血流の確保は治癒過程において大きなポイントになると思います。