• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

学芸大学整体院 | 腰痛治療、パーソナルジムはoffice-k

学芸大学駅徒歩一分。パーソナルジム併設カイロプラクティック整体院。慢性痛治療や産後ダイエット、骨盤矯正などお体のお悩みは当院にご相談ください。TEL/03-6317-2965

  • Clinic
    • 初診の方へ
    • About Us
    • お支払い
    • 院長紹介
    • English
    • Kのメモ
  • カイロプラクティック
    • NMFリリース
    • フェイスリリース
    • スポーツ障害
    • 頭痛
    • 顎関節
    • 首の痛み
    • 肩・腕・手のひら
    • 腰痛
    • 股関節
    • 坐骨神経痛
    • 膝関節・足関節
    • 滑液胞炎・腱炎
  • パーソナルトレーニング
    • 産後ダイエット
    • アスリートパフォーマンス
    • 肥満・感染症予防
    • Functional Training
    • 栄養指導
  • 買う・学ぶ
    • 栄養マニュアル販売
  • ご予約・お問い合わせ
You are here: Home / nutrition / ヨーグルトと大腸癌リスク

ヨーグルトと大腸癌リスク

2022年1月5日 by office-k

ヨーグルトは大腸癌リスクを減少させる

患者さんと大腸がん(CRC)検診の話をしたタイミングでちょうどよくCRCに関する最新のデータが見つかったので簡単にまとめてみたい。


CRCの危険因子としては、遺伝的素因、エピジェネティック因子、喫煙、肥満、運動不足が挙げられる。
アルコール摂取、果物・野菜不足、食物繊維不足、高脂肪食、加工肉を多く含む食事など食事要因も挙げられる。

また近年の研究で、食事要因に大きく影響される消化管内での腸内細菌叢の組成変化がCRCリスクと大きく関係していることを示唆する報告が増えている。
腸内細菌叢は何兆もの細菌からなる複合体で、身体機能の多くの側面に影響を与えることは過去のいくつかのブログでご紹介したとおり。

ヨーグルトは世界的に代表的で人気のある発酵食品の一つで、腸内を善玉菌で豊かにするプロバイオティクスとして利用できる代表的な食物。
ヨーグルトがヒトの健康に寄与するメカニズムは複雑だが、短鎖脂肪酸などの免疫調整代謝物の産生、病原体の腸管上皮への侵入防御、抗菌化合物の生成、タンパク質分解酵素の生成、大腸における発癌物質生成を促進するアゾレダクターゼ、ニトロレダクターゼ、β-グルコロニダーゼの活性を低下させるなどが現在確認されている。

ヨーグルト消費とCRCリスクとの関連を評価した研究は増えているが、結論に一貫性がなく矛盾したものも多い。

リンクの研究は、ヨーグルトの摂取量が多いほどCRCのリスクが低いという仮説のもと、ヨーグルト摂取とCRCのリスクとの関連をさらに明らかにすることを目的として観察研究のメタ解析を実施したもの。

PubMed、Web of Science、Embaseで2021年7月からヨーグルト摂取とCRCリスクとの関連について、関連するすべての研究を検索。
最終的に16件の研究を分析。
ヨーグルトの摂取は、全体比較、コホート研究およびケースコントロール研究でCRCリスクの低さと有意であった。
研究地域、がんの種類、発表年、性別によるサブグループ解析に関して、ヨーグルトの摂取は、全体のCRC、結腸がん、遠位結腸がんのリスクを有意に減少させた。
ヨーロッパとアフリカ、2010年以降に発表された研究、および全人口でCRCリスクが有意に減少することが確認された。
感度分析の結果、結果は安定しておりメタ分析にバイアスはないことが示された。

全体として、ヨーグルトの摂取がCRCのリスク低下と関連していると結論。

Higher Yogurt Consumption Is Associated With Lower Risk of Colorectal Cancer: A Systematic Review and Meta-Analysis of Observational Studies

・このメタ解析では、計1,129,035人の参加者を含む16件の研究を分析。
ヨーグルト摂取量が最も少ないカテゴリーと比較すると、最も多いカテゴリーはCRCのリスク低下と関連が確認された。
ケースコントロール研究およびコホート研究のいずれにおいても、ヨーグルト摂取はCRCリスク低下と関連していた。

・近年、ヨーグルトの摂取がCRCのリスクを下げるという有益な効果が多くのヒトを対象とした研究によって支持されてきたが、今回の結論はヨーグルト摂取と他の疾患のリスクとの逆相関を示唆した以前のメタアナリシスによる証拠と概ね一致する。

・いくつかの臨床研究および疫学研究で、体重管理におけるヨーグルト摂取の重要な役割が示されている。肥満はCRCのよく知られた危険因子であるため、CRCのリスクを減少させるヨーグルトの摂取の有益な役割を間接的に支持する。

・ヨーグルトはニトロ還元酵素などの腸内酵素活性を低下させ、大腸癌に関係する可溶性糞便中胆汁酸のレベルを低下させることにより抗腫瘍効果を発揮する。
ラクトバチルス・ブルガリクス(L. bulgaricus)は、マウスモデルにおいて1,2-ジメチルヒドラジンによる腫瘍誘発を防ぎ、ストレプトコッカス・サーモフィルスとラクトバチルス・デルブルエッキーは、ともに抗原毒性代謝物を生成して発癌阻害剤として作用する。

・過去の系統的メタ解析と比較すると、この解析はさらに層別解析を行った最初のメタ解析で、対象となったすべての研究は中程度から高クオリティと評価されており、今回のメタ分析から得られたエビデンスは信頼できる。

成人のCRCのリスクを減少させる健康的なライフスタイルの一つとして定期的なヨーグルトの摂取を推奨したい。

Filed Under: health, nutrition Tagged With: ヨーグルト, 大腸癌

Primary Sidebar

カテゴリー

Previous posts

パワーリフターの上腕二頭筋腱亜脱臼

2025年7月9日 By office-k

肩の前部の鋭い痛みでお悩みのパワーリフターが来院された。症状は肩関節内旋動作時における肩前部に鋭い痛みを伴う衝突感と上腕への放散痛。 一般に鑑別診断ではSLAP損傷、ローテータカフ断裂、インピンジメント症候群、神経血管症 […]

妊娠中の地中海食遵守は幼児期のアトピー性皮膚炎の発症に対して予防的

2025年7月8日 By office-k

アトピー性疾患は世界的に増加している健康問題で、特にアトピー性皮膚炎(AD)は世界の小児の約20%、成人の約10%に影響を及ぼしている。 ADは乳児期に発症することが多く、特に早期に症状が持続するタイプの場合は他のアレル […]

葉酸受容体アルファ自己抗体を持つ女性における妊娠中のフォリン酸補給:自閉スペクトラム症の潜在的予防

2025年7月3日 By office-k

自閉スペクトラム症(ASD)有病率が近年著しく上昇している。最近の推定では約36人に1人の子どもが罹患しているとされている。 遺伝的要因だけでなく、胎児の発育期における免疫介在性のメカニズムがASDの病因に関与していると […]

腫瘍学におけるモジュレーターとしてのカフェイン

2025年6月30日 By office-k

世界中で最も広く消費されている生物活性化合物の一つであるカフェイン(CAF)。近年では、一般に知られている神経学的および代謝的効果に加えて、潜在的な抗がん作用が認識されてきている。 カフェインの持つ抗がん作用のメカニズム […]

灼熱環境下のアスリートにおけるサプリ摂取が持久力パフォーマンスと主観的知覚に与える影響

2025年6月28日 By office-k

屋外の持久系アスリートが対象だが、炎天下の屋外での仕事に従事している方にも参考になりそうな興味深いデータをまとめてみたい。 高温環境(27℃以上)はアスリートの生理機能、特に持久力パフォーマンスと主観的知覚に大きな課題を […]

©2018 Office-k All rights reserved