先日のビタミンDとオメガ3の記事に引き続き、日常的なビタミンD摂取の重要性を示唆する記事。
Vitamin D deficiency might affect recovery from knee surgery
2017年から2019年にかけて226人の女性を対象とした研究。
手術を受ける前のビタミンDレベルに基づき、一方のグループはビタミンDレベルが正常(30ng/mL以上)で、もう一方のグループはビタミンD不足(30ng/mL未満)の2つのグループに分けて手術後の経過を観察した。
その結果、手術による膝の機能改善効果には両グループ間で差はなかったが、回復時の痛みの程度には差が見られた。
ビタミンDの血中濃度が低い女性は、ビタミンDの血中濃度が正常な女性に比べて、回復時に中程度から重度の痛みを感じる可能性が高かった。
この結果は、ビタミンDを追加で摂取すれば膝の手術後の痛みが軽減されるということを意味するものではない。